2006年

宮古に沈む夕陽と太鼓



思い出したかのように、宮古島で見た夕陽。
ホテルの部屋のべランダから撮影したものです。
この後、水平線に沈む瞬間の夕陽をビーチで見ようと、
猛ダッシュ。
沈む時って、急に加速がかかるのですね。
ビーチまで1,2分なのですが、すでに沈んだ後でした。
残念。。。
この後、9月6日の日記でアップした紫色の日没へと
変化していきます。
夕闇の中、波の音に混ざって、
パーカッション(太鼓)のような音色が聞こえてきました。
真っ暗だったので、よく見えなかったのですが、
男性3人がビーチで太鼓らしきものを演奏していました。
太鼓の音色と波の音のハーモニー。とても幻想的でした。
ゆったりと落ち着くぜいたくな時間で、宮古島は私をもてなしてくれました。
また行きたいな。


読書しましょう!


すっかり過ごしやすい季節になりましたね。
そろそろ読書の秋です。(食欲の秋でもありますが)
学生の頃は、たくさん本を読みました。
社会人になって、読書量が激減しました。
仕事でそれどころじゃなかった、  というのは言い訳ですか。。。
「ホテルマンはあまり本を読まないけど、どうして?」
少しばかりショックな質問です。
もちろん、異論・反論あると思います。世のホテルマン全員がそうではないですし、
どんな業界にも、本を読まない人はいると思います。
この質問、ホテル時代の私に当てはめてみると、的を得てるかも、
確かにそうだなと深くうなずきました。
私自身がそうだったからです。
本を読まなかった期間分を取り戻すがごとく、今は、読書量が増えました。
これがまた楽しいのです。
本を読むことで、自分なりに物事を考えるようになりました。
美しい日本語に触れる。
さまざまな考え方に触れる。
豊かな表現力に触れる。
そして、語彙を増やすことが大切です。
その人の発する言葉が、その人を表すからです。
ホテルマンにとって、表現力はなくてはならない資源です。
友達に借りるといいかも。自分では手に取らない本を読めます。
好奇心が無限に広がります。


どうしよう・・・


週一回位の割合で乗る通勤ラッシュ時の満員電車。
今は、毎日乗らないから、意外と新鮮です。
ホームも人でごった返しています。
数日前のこと。
ホームで、ひとりの女性とすれ違いました。
すれ違いざま、耳元で、
「どうしよう・・・」
私に向かって言ったのではなく、彼女がふと口に出した時、たまたま私とすれ違った。
そして、たまたま耳元だった。だたそれだけのことです。
おかげさまで、この日一日、彼女の発した「どうしよう・・・」がずっと耳の奥に残っていました。
顔はまったく思い出せません。声は、今でも思い出せるのが、ちょっと怖いような。。。
あれから、彼女の「どうしよう・・・」は、どうなったのでしょう?
「えっ、そんなこと言ってた?」 な~んて、すっかり忘れてしまっていたりして。


クライアントさんから教えられること


コーチングをしていると、クライアントさんから教えられることがたくさんあります。
それは「知識」や「情報」、という意味ではなく(もちろん、知識や情報もありますが)、
クライアントさんから、今、思ったことや感じたことを伝えてもらう中にある、教えられることです。
たとえば、
「自分の発するエネルギーで感情が変わっていく」
このことを伝えてもらうことで、
「そうか、感情や感覚、それ自体、エネルギーを持っている。
だからこそ、クライアントさんに今何が起こっているか、感情や感覚(エネルギー)の流れを
みてくことが大切なのか」
そして、このこと(どんなことに気づいたか)をクライアントさんに伝えます。
もちろん、うれしい気持ちを伝える言葉を添えて・・・
「ありがとうございます」
パートナーシップがさらに深まる瞬間でもあります。


ながら自転車の人


マンガ本を読みながら、自転車に乗っている人を見かけました。
危ないよぉ~~。命を危険にさらしてまで、今、マンガ読まないといかんのかい??
本人は「命がけ」って感じじゃないですが。
私もそうですが、子供の頃から、“ながらグセ”が体に染み付いているのでしょう。
テレビを見ながら、宿題してました。
今もテレビを見ながら、ご飯食べています。
世の中、みんなそうかも。
自動車にもテレビ。
玄関のインターフォンもカメラ付き。
電車に乗れば、車内アナウンスに、広告、携帯メール。 
良し悪しではなく、
ひとつのことだけをするのを許してくれない・・・そんな風潮なのでしょうか。
ひとつのことから、いくつものことを学ぶことだってあるのになあ。


宮古の日没 大阪の日没


宮古は、自然が美しい島です。
なかでも、夕暮れ時の美しさは格別でした。
太陽が沈みきらないうちから、薄っすらと月が姿を現します。
暮れなずんでいく空に、月の輝きが増してゆきます。
こんなに空を近くに感じ、太陽と月を同時に見れるなんで、贅沢よねと思いました。
宮古から大阪に戻ってきて、
空の高さは、宮古と同じなんだと気づきました。
雲も近く、夕陽もきれいに、空を染めています。
違いは、建物で空全体が視界に入らないだけです。
ちょっと首を南の方角にやると、そこには月が・・・。
宮古も、大阪も、同じなんです。当たり前のことだけれど。
宮古から大阪に戻ってきて、
今まで見ていなかったけれど、変わらずいつもそこにあるものを、今は見るようになりました。
日常の光景が、今までと違って見えます。
いつもより目線を少し上げるだけ。 
いつもと違った風景に出会えます。


琉球料理 山本彩香


今回の沖縄旅行は、美味しい旅行でもありました。
那覇市にある「琉球料理乃 山本彩香」で食事をしました。
知人のおすすめどおり♪
ほんとに美味しい料理ばかりでした。
ひと手間も、ふた手間もかかった料理。
器も美しく、目にも美味しい。
泡盛も美味しい。
贅沢な時間を過ごせました。
美味しいものをいただく。
ほんとに幸せですね。
沖縄旅行で、3キロ太って帰ってきました。
これって、幸せ太り・・・
そういうことにしておきます。


沖縄・宮古島 前浜ビーチ


沖縄本島から飛行機で30分、宮古島の前浜ビーチです。
真っ白な砂浜が7キロ続いています。
あざやかで美しい海。
絵でも描いて、のんびり過ごそうと思い、水彩画セットを持参しました。
しかし、こんな海を目前に、これ以上の美しさを私の絵で表現することなんかできない。
ずっと眺めていたいと思いました。
話は、少しさかのぼります。
沖縄旅行の前に観に行った、写真家・星野道夫展。
1枚の写真に添えられた、星野のこんな文章がありました。
~~~~~~~~~~
いつかある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。
たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。
もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?
写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、
いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな。
その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・・・・
その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって。

「星野道夫展 Alaska 星のような物語」より引用

~~~~~~~~~~
この文章が心に残っていたのですが、あえて画材を持って宮古島に行きました。
幾重にも重なる海のブルー、真っ赤に空を染める夕陽を見て、
この言葉の意味が痛いほどわかりました。
そして、1枚も絵を描くことのない旅になりました。


ほぼ日 谷川俊太郎質問箱


私のお気に入りメガサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で、
これまた私のお気に入り詩人・谷川俊太郎の夏休み特別企画がありました。
http://www.1101.com/shitsumonbako/index.html
一般人のさまざまな質問に、谷川俊太郎が答えるというものです。
質問七の“怒られてる時”と質問十の“人間は臭い”という質問には、
現代を象徴するような乾いた人間関係を感ぜずにはいられません。
谷川俊太郎の回答は、さすがだな~と思います。
乾いた質問をする人の乾いた心に、届いてほしいものです。
質問四は“おじいちゃん、おばあちゃん”への優しさが詰まった質問。
詩人の回答には、生身の人間のあたたかさを感じます。
ゴールデンウイーク版も読んでみてください。


うれしかったこと


ちょっとした出会いから、コーチング・セミナーを先週末開催させていただきました。
セミナー終了後、サプライズでうれしいものをいただきました。
参加者のみなさんが、私あてに、一言ずつ寄せ書きしてくれたお手製の「サンクス・カード」です。
みなさんからのあたたかいメッセージ。
うれしい気持ちでいっぱいになりました。
ありがとうございました。
これからも、人とのつながりを、ひとつひとつ大切に、ていねいに、重ねていきたいと思います。


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