2006年

プールでも海でも


お盆は、和歌山に帰省しました。
地元の友人達、そして彼女達の子供達と、2,3年ぶりの再会。
友達の家でお昼を食べながら、地元ニュースや同級生の近況を聞いたりと、
楽しい時間を過ごしました。
海に泳ぎに行くことになりました。
5歳の男の子が、
「絶対プールに行く!昨日海に行ったから、今日はプール!」
大粒の汗とともに、大粒の涙を流しています。
すったもんだしながら、海へ。
男の子は、おおはしゃぎ。
さっきまであんなに泣いていたのに、今はこぼれんばかりの笑顔。
海と同じように、キラキラ輝いています。
私が大切にしていることを、子供達はごくごく普通に体現します。
子供は、プールのことなんかすっかり忘れて、海で遊ぶことを楽しんでいる。
子供は、今を楽んでいる。
その瞬間、そのこと以外、頭にない。
その時、その瞬間を生きている。
私達おとなは、楽しいことをしていても、別のことが頭にあったり、
この瞬間を楽しんでいいのだろうか?と心底楽しんでいなかったり。
それに、明日の悩みまで、今日悩むことないじゃない。
子供から教えられること、たくさんありますよね。


沖縄へのイントロダクション


今月末に沖縄旅行を計画しています。
「ここは美味しいから、ぜひ行ってみて」
知人おすすめの琉球料理のお店に予約の電話を入れました。
飲食店の予約って、日時と人数、名前、電話番号を伝えるくらいで、あっという間に終了。
いつもこんな感じです。
このお店の女主人は、「頂戴した電話ですみませんが」と断りを入れてから
お店のこと、料理のことなど、丁寧に話してくれました。
その後、私のことも聞かれたのですが、抵抗感なく話すことができました。
ほんの6,7分の会話。
心地よい、あったかい会話。
沖縄へのイントロダクション。
すでに沖縄への旅がはじまっているようです。


世界遺産 興福寺



仕事の関係で奈良へ。
せっかくなので、帰りに奈良公園を散策。
興福寺は世界遺産に指定されているのですね。
はじめて知りました。遅いですか・・・。
台風の影響で曇り空をバックにした興福寺も
なかなか風情があります。
やはりお寺は落ち着きます。
当時の日本人も、私と同じように眺めたのでしょうね。
デジカメは持っていなかったけれど。


ティッシュペーパーの枚数


スーパーで買い物。ティッシュペーパーがいつもの特売よりも安かったので購入。
家に帰って、買い置き分のティッシュケースを見ると、あれっ?枚数が違う。
買い置き分は1箱320枚(160組)。今日の特売分は1箱300枚(150組)。
以前、友人がティッシュペーパーの枚数が違うと言っていました。
その時は、そんなケチくさいことを・・・と思ったけれど、自分が枚数のことを知らずに買ってしまうと、
ちょっと騙された気分です。勝手なもんです。
何枚入り○○円と表示しているのを見たことないような。。。
値段で買うと損をするかも。これからは枚数も要チェックです。
これを読んだ人、何をケチくさいことを・・・って思うだろうな。


アサーティブなコミュニケーション


「アサーティブ」とは、自分らしく自己主張すること、自己表現することです。
アサーティブなコミュニケーションについて、もう少し学びを深めておきたいと思い、
アサーティブ・ジャパンhttp://www.assertive.org/の基礎講座を受講しました。
アサーティブネスが必要とされる職場や環境が増えているようで、アサーティブなコミュニケーションを
扱う研修の依頼も入ってきたりと、それも受講のきっかけのひとつです。
今回のアサーティブ・トレーニングで、いちばんよかったのは、ロールプレイでした。
私はコーチなので、日常でもけっこう率直に相手に伝えることができていると思っていました。
しかし、実はそうではない、ということがロールプレイで実証されてしまいました!
少しばかりショックでした。
ロールプレイの相手役は本人ではないのに、気をつかって、なかなか率直に伝えられないのです。
フィードバックをもらうことで、1回目より2回目、2回目より3回目、と上達していきます。
今まで体験した数々のロールプレイの中でも、実践しやすくできていると感じました。
「誠実に、率直に、対等に、そして自己責任のもとに」・・・このことを心の中で思っているだけでは、
相手に自分が伝えたいことはうまく伝わりません。
この4つを行動レベルに表すことではじめて、相手に自分の思いが伝わります。
その人の真剣さが伝わります。
その人の持っている芯みたいなものが伝わります。
いい加減にコミュニケーションしていると、いい加減な人間になってしまい、
いい加減な人しか周りにいない、なんてことになりかねないなと思ったりもしました。
コミュニケーションの大切さをさらに実感。
と同時に、コミュニケーションにおけるコーチングの役割の重要性も実感しました。


日本人のモラル


今晩のNHKクローズアップ現代は、『日本人のモラル崩壊』がテーマでした。
高速の料金所でお金を払わないでETC専用ゲートを突破する。
コンビニや道の駅のゴミ箱に家庭ゴミを捨てる。
図書館の本に、自分の教科書のように書き込む、ラインを引く。
挙句の果てには、所どころ切り取られています。
ゴミを捨てているのも、60代のいい歳をした大人が、です。
当然の権利のように逆ギレ気味に話しているのには、怒りとともに悲しい気持ちになりました。
さらに驚いたのは、小学校の給食費の滞納。
家計が苦しくて払えないわけではないのです。
新車を買うお金はあるのです。
夫婦でパチンコに興じるお金はあるのです。
あさましい、心の貧しい人間がいるのです。
こんな家庭に育つ子供は将来どうなるのでしょう?
大人になって、我が子の給食費をきちんと払うのでしょうか?とても不安です。
他人のモノは自分のモノ。注意されたら、キレる・暴行。
自分のモノは自分だけのモノ。侵害されたら権利を主張。
私たち日本人は、どこに向かっているのでしょう。


ジョニー・デップの役者魂


ジョニー・デップ主演『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマン・チェスト』。
http://www.disney.co.jp/pirates/
ジョニー・デップ演じる海賊ジャック・スパロウは最高です。
誰にもマネのできないフワフワした海賊。海賊のイメージをあっさり塗り替えられました。

前作の『呪われた海賊』を観ていなくても、存分に楽しめます。
観ていたほうが登場人物など、把握しやすさはあると思います。

島の原住民とのシーンは、私の笑いのツボを刺激してくれました。
なんともいえない動きと表情がたまりません。

役者も私たちも、根っこは同じだと思います。
どんな人でも、まわりにどう思われるか、自分がどう見られているか、
他人の目や評価が気になるものです。
そういう考え方から自分を解き放ってはじめて、自分らしい表現や役作りにつながるのではないでしょうか。
ジョニー・デップのすごさ、というか役者魂みたいなものを感じました。

ジョニー・デップに個性的な役をやらせたら、右に出る者なし。
最高に個性的な役者ですね。


藤田嗣治展



先週、京都国立近代美術館で開催中の
『藤田嗣治展』にふらっと行って来ました。
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2006/347.html
平日なので人が少ないかと思いきや、たくさんの人が詰めかけていました。
美術館前では、観光バスからぞくぞくと人が降りてきます。
京都観光のコースに入っているようです。 
ラウル・デュフィのことを書いた日記でも以前少し触れた滋賀県の美術館での
『パリ市近代美術館展』にも、藤田の作品は多数出品されていて、
けっこう満足度は高かったのですが、今回は、それとはまた違った良さがありました。
今回は、藤田の作品を時系列で鑑賞することができました。
時代時代で見事なまでに作風が違います。
藤田独特の乳白色の裸婦は有名です。
しかし、私が一番心を揺さぶられた作品は、『アッツ島玉砕』でした。
胸が苦しく締め付けられ、痛みさえ伴うような悲しみや声にならない怒り・・・
私の中に湧き上がってくる感情が溢れ出してしまうのではないかというぐらいでした。
年配の方の反応は、見るのを避ける人、じっくり見て他の作品に移ったけれど、
もう一回見ようと戻る人、さまざまでしたが、共通して言えるのは、
見る者を真剣にさせる作品だということです。
ふざけた気持ちや軽い気持ちで鑑賞できる作品ではないことは確かです。
藤田嗣治の作品の回顧というよりも、藤田嗣治という人物の人生のあり方に触れた、
なかなか巡り合えないタイプの美術展です。
藤田という人は、藤田以外の誰でもなく、自分自身のオリジナリティーを追求して生きた人、
そう感じました。
誰かを真似て描くのではなく、誰かを真似て生きるのではない。
自分の人生は、自分以外の誰のものでもない。
大きな何かを受け取った『藤田嗣治展』でした。


成分解析


いま、「成分解析」というのが話題(?)になっているそうです。
http://seibun.nosv.org/?p=
ものは試し、“日本”を成分解析してみました。
すると、
日本の67%は嘘で出来ています。
日本の28%は時間で出来ています。
日本の4%はお菓子で出来ています。
日本の1%は言葉で出来ています。
こんなわけのわからん結果になりました。
でも、一番上の「嘘」にはドキッとしました。
自分の名前とか解析してみてもおもしろいですよ。
ゲーム感覚で気分転換にいかがでしょう?


切実な願い


近くの図書館に、七夕の短冊が飾られています。
子供の筆跡の短冊には、「ウルトラマンになれますように」。 子供らしいなぁ。
大人の筆跡の短冊には、「図書館がきれいになりますように」。切実だなぁ。
図書館で働いている人が書いたのでしょう。
とても古びた建物で、この中でずっと過ごすのは、気が滅入りそうです。
私も短冊に願い事をしたためるなら・・・ やはり現実的な願いになるのでしょうか。


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