2007年

浅き川も深く渡れ  ~星野道夫


『 浅き川も深く渡れ 』
写真家・星野道夫のNHK特集番組『アラスカ 星のような物語』の冒頭部分で紹介された、
小学校の卒業アルバムの寄せ書きにある星野道夫の言葉です。
小学生、12歳の少年です。
この言葉にどんな気持ちを込めて書いたのかはわかりません。
スーッと胸に広がり、深いところに落ちていく言葉です。
12歳の少年が書き記した言葉だと思えません。
12歳の頃の私には、絶対書けなかった言葉であることは確かです。
当時覚えたての言葉でいいなあと思った「誠実」という言葉を寄せ書きに書いた記憶が・・・。
同じ12歳でもレベルが違いすぎます。
この言葉は、コーチングや人生にも通ずるものがあると思います。
人は、深く潜ると苦しい思いをするだけで、向こう岸にたどり着けないかもしれない、
と考えがちです。
深みから抜け出せなくなるのではないかと不安になります。
しかし、コーチングをしているとそうでないことがわかってきます。
人は、必ず自分の力でその深みから抜け出せる、ということを。
深く潜ってみたら、もっと自分のことがわかる、ということを。
深く渡ることで、よりはやく自分の力で渡りきることができる、ということを経験します。
浅き川を船に乗って渡った時と、浅き川を自らの意志で深く渡った時とでは、まったく違います。
向こう岸にたどり着いた時の感覚、目にするもの、得るものは人それぞれ違います。
“浅く”と“深く”では、一人の人の中でも、まったく違った経験となるでしょう。
浅いところで生きるもの悪くないかもしれません。
しかし、コーチングもあなたの人生も深いものなのです。
浅い川でも深く学ぶことができるのです。
コーチングは人生を深く渡る力をつけることができる、力強い行動力、原動力の源になります。
『 浅き川も深く渡れ 』
私の今年を表す言葉にしたいと思います。
星野道夫公式サイト http://www.michio-hoshino.com/info.html


愛犬ルルと甥っ子とDJ OZMA


お正月は実家の和歌山で過ごしました。
ここ3年、お正月を実家で過ごせるって幸せだなぁとじみじみ感じています。
食べてばかりで確実に太りますけれど。
ホテルに勤めていた頃は、お盆もお正月も祝日も土日も関係なかったですからね。
今までは実家の愛犬ルルが主役でしたが、去年から甥っ子が主役です。
ルルは甥っ子に主役の座を奪われただけでなく、ものすごい勢いで追っかけまわされています。
12歳のルルには堪えるようです。
去年の夏、甥っ子が帰った後、3日ほど食欲がなかったそうです。
今回は、甥っ子が近づくと歯をむいて唸っていました。
そんなことお構いなしの甥っ子は、DJ OZMAの『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』にあわせて踊ります。
“まわして~まわして~”の部分と“NA–NA–NA-NA-NA”の部分は特に楽しそうです。
http://www.dj-ozma.com/ 注)音が出ます。
そんな甥っ子は私のことを『ばば』と呼びます。
複雑です・・・。


2007年、日々是好日の始まり


2004年9月17日、『日々これ好日』というタイトルで、このホームページの日記がスタートしました。
2007年1月6日の今日、ある本の中に、偶然にも『日々是好日』という言葉が出てきました。
その本には、
「人生にはたまたま運がいいとか悪いということはない。
たゆまぬ努力で日々をよき日にしなさい」
「~~~~さいころの場合には、この目の出方は均等ですが、
運の場合は日々の思い、行動がさいころの目を変えます。
ですから、さいころの次の目が何かを知りたいと考えずに、
苦しくても悪いことをせずに、誠心誠意生きてゆくことが大事なのです」
と書かれていました。
“さいころの次の目が何かを知りたいと考えずに”
という一節にとても惹きつけられました。
自分に起きることは、自分がつくりだしている。
この日記を書き続けているうちに、その意味がじわじわとわかってきたような気がします。
さいころの次の目は自分自身がつくりだします。
次の目を先に知りたいと焦るよりも、今ここにある現実の目を大事にする。
新たな年の始まり、この日記のタイトルを再度考える時間を与えられました。
2007年、日々是好日が始まりました。
2007年、みなさんの日々是好日もスタートです!


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