2008年3月
新入社員が入ってくる前に
先日、ある講演会に行ってきました。
4年ほど前、その講演者のセミナーを受講したことがあります。
この4年の間に、ご自身のスタイルをしっかり築かれていました。
以前、話されていた内容も、今回、さらに理解が深まりました。
わかりやすく伝える。
より一層、磨きがかかっていました。
4年の間に、私の受け取る力もついているのではないだろうか?
講演者と聴く側の私。
お互いに成長しているようにも感じました。
企業では、もうすぐ、新入社員を迎える時期です。
新入社員が入ってくる前に、
昨年の春、入社した社員に目を向けてみましょう。
この1年間で、ぐんと成長していませんか?
はじめはできなかったことが、できるようになっていませんか?
新入社員が入社してくる前に、
彼らの変化や成長をしっかり伝えましょう。
「成長したね」
これでは、何がなんだか言われるほうは、よくわかりません。
「○○の仕事は、△△さんに安心して任せられるよ」
信頼している、認めている、そのことを伝えましょう。
新入社員が入ってくる、その前に、この1年の成長を伝える。
あなたが、ちゃんと見ていたことを伝える。
1年間の成長を伝えるとしたら、
新入社員が入ってきてからでは遅い。
新入社員と比べての言葉だと、なお良くない。
言われる側はうれしくないし、受け取りたくない。
上司の立場なら、
伝える内容のみを考えるのではなく、
伝える時期も考慮する人であってほしい。
あらゆる視点から、人も物事も見れる人であってほしい。
コーチング研修と個人コーチング
ある総合病院での看護師さん対象のコーチング研修を終えました。
私にとって、学びの詰まった約1年間の研修となりました。
私のコーチとしての活動の主軸は、個人コーチング(パーソナル・コーチング)です。
クライアントさんとの1対1でのコーチングは、
クライアントさんの変化を見逃すことなく、定期的に継続してサポートすることができます。
そしてなによりも、クライアントさん自身が、より早く、より確実に、成果を上げることができます。
それが、個人コーチングの特徴です。
コーチングから最大限の効果を得られるのは、個人コーチングだと私は考えています。
コーチング研修は、受講者が、コーチングというコミュニケーションのスキルを
身につけるために学ぶ、というスタンスにどうしてもなりがちです。
1日や2日の研修では、コーチング・スキルの知識は得られますが、
自分のものにするところまではなかなか行かないのが現状です。
今回、病院での研修は、毎月の定期的な集合研修と個人コーチングを組み合わせ、
受講者の変化に焦点を当てながら進めてきました。
看護師さんたちの外側の変化としてのコーチングのスキルだけでなく、
看護師さんたちの内側からの変化も大切に扱ってきました。
そして、1日2日でなく、約1年という長丁場。
毎回、楽しく学び、思いきってチャレンジしてもらう場にしようと決めていました。
コーチング研修が始まった時と、研修を終えた時では、
みなさんそれぞれの変化に胸が熱くなりました。
私は、個人コーチングを通して、多くのクライアントさんの変化を見てきました。
個人コーチングで、私が見てきたクライアントさんの変化に至る要素を、
コーチング研修にもアレンジして、プログラムをつくっています。
一人ひとりを十分にサポートするいちばんの方法は、個人コーチングです。
その個人コーチングで得たクライアントさんの行動や心の変化に至る要素を、
コーチング研修に反映させ、継続的に、長期間に渡ってサポートしていくことで、
外と内からの変化をつくることは可能だ、とあらためて実感しました。
金子みすゞ記念館
山口県に出張。
せっかくなので、温泉に1泊して、秋吉台や秋芳洞を観光しました。
(この日記でも、秋吉台の山焼き前の写真をアップしました)
ちょっと遠いけれども、かまぼこで有名な仙崎も訪れました。
訪れたのは、金子みすゞ記念館。
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/index.html
写真は、記念館向かいに、かまぼこの板で作られたモザイク壁画です。
『星とたんぽぽ』の詩が書かれています。
詩はこちらをご覧ください。↓
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/cllumn_050510.html
ほんとうに大事なことが、シンプルに表現されています。
今、二十歳ぐらいまでの人なら誰でも、金子みすゞのことを知っています。
学校の教科書に載っているそうです。
私は知らない世代。
少しだけ知った今、もっともっと知りたくなりました。
金子みすゞの童謡集を読み始めたところです♪
わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集