2010年

プチ同窓会 in 和歌山


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ゴールデン・ウィーク中の
ある日の午後。
高校時代の友人2人と私との3人で
久しぶりの再会。
和歌山では貴重な存在だと思われる
本格的な英国風ティールーム
『バーフォード』のテラス席で
http://www.tearoom-burford.com/
アフタヌーンティーを頂きました。
店名の『バーフォード』は、
イギリスの地名だそうです。
ゆったりと過ごせる雰囲気の良いお店で、
オーナーもお店の雰囲気とぴったり合った素敵な方です。
久しぶりに会う友人たちと、
思いついたことを好き勝手にしゃべりまくりました。
なかでも面白かったのは、
映画の話で盛り上がっても、タイトルや俳優の名前がなかなか出てこない。
3人とも「う~ん、う~ん、・・・」唸るだけ。
唸ったところで、出ないものは出ない・・・。
唸りながらも、心から楽しんだプチ同窓会でした。 ほんと楽しかった~。


バーリンホウ


先日のクローズアップ現代で、“バーリンホウ”という人たちの存在を知りました。
バーリンホウ=中国の80年代生まれの若者たち
国の一人っ子政策のもとに育った『新人類』をバーリンホウと呼ぶそうです。
ベストセラー作家・レーサーの韓 寒 さんというバーリンホウのインタビューが
印象的でした。

国民は経済最優先を望んでいるわけではありません。
それよりも経済成長を少し犠牲にしてでもみんなが穏やかに暮らせる上からの圧力が小さい公平で公正な社会となることを望んでいるのだと思います。

社会的公平・公正さを本来の社会のあり方として据えている発言に共感しました。
中国だけでなく、世界中それぞれの場所で、
若者たちのこのような流れが生まれていることを望みます。 
韓 寒 さんのインタビューの内容も興味深かったのですが、
それ以上に、彼の態度というか、醸し出す雰囲気に見入ってしまいました。
柔和な表情は、ある意味、達観しているように感じました。
直接インタビューした国谷裕子キャスターは、
彼をどのように感じたのか、聞けるなら聞いてみたいものです。


価値観は象徴として表れる


3月末に開催した『聴き方セミナー』では、
思いもよらない副産物がもたらされました。
テーマの『聴き方(傾聴)』にそって行ったあるワークで、
各々の価値観が象徴として表れるという副産物を得ることになりました。
もちろん、最初の意図どおりの傾聴に関してのワークとしても成り立っています。
それに加えて、価値観にまで発展する結果に!
たまたま集まったコーチ仲間と話していると、
コーチMさんが、価値観を扱うセミナーをする予定があるらしく、
それだったらと、私の聴き方セミナーでの副産物のことを話しました。
早速、Mさんは、家族に私の話したワークを試してみたそうです。
物の見事に、家族全員がそれぞれの価値観を表した~!
とメールが届きました。
Mさんのセミナーでも時間があれば、ワークをしてみると言っていたので、
その結果が楽しみです。
「価値観は、象徴として表れる」
今回はセミナーの意外な副産物としてもたらされましたが、
「価値観は、象徴として表れる」は、日常でも頻繁に起きているような気がします。
日常で表現される「象徴としての価値観」を発見する、
新しい楽しみがひとつ生まれました。
今回のように、気づいたことを人と分かち合うと、
何倍にも広がったり、さらに深まったり、進化することを実感しました。


桜の饗宴


桜の季節が過ぎようとしています。
寒かったり暑かったりの気候に左右され、
今年の桜は、いつ咲いたらいいの? さぞ迷ったことでしょう。
今年の桜でよく見かけた現象がひとつあります。
散った桜の花びらが、風に乗り、「渦」をつくって舞う様子です。
毎年、風が吹くと、「桜吹雪」の光景はよく見かけます。
今年は、まるで鳴門の渦潮のように、
桜の花びらが渦を巻いて、ひらひらと舞う様子を何回も見かけました。
花びらが輪になって、まるでダンスしているかのような光景に、
私の心もウキウキ、ニコニコ笑顔になっていました。
桜の花びらと風の饗宴。
私をもてなしてくれているかのように華麗な舞いを披露してくれました。
桜の花びらと風と私の心は、まさに Dance in the moment だったのです!


快適になればなるほど・・・


私たちの生活は、便利に快適に過ごせるよう変化し続けています。
快・不快の「快」を探求し続けます。
人間の本来もっている能力を発揮する場のひとつ、
それが「快」の探求なのでしょう。
しかし、快適になればなるほど、心が狭くなっていくような気がしてなりません。
2,3分間隔で正確に到着する電車も、事故で大幅に遅れると、
イライラした空気が流れます。
イライラするということは、心の柔軟性が鈍っている、硬い、ということです。
いつもとのギャップに、心が対応しきれないでいます。
物質面での快適さは、心理的にも快適にしてくれますが、
それと同時に、我慢する、耐える、という精神の強さが失われていくように
感じます。
物理的に便利で快適な社会をつくる能力をもっているからこそ、
精神面の向上も探求し続けていくことが大切だと思います。
それも、人間が本来もっている能力なのですから。


使命とは


「使命」という言葉。
私にとって、重たくて、窮屈に感じる言葉でした。
田坂広志著『未来を拓く君たちへ (PHP文庫)』の中では、
「使命」についてこう書かれています。

「使命」と書いて、「命を使う」と読む。

命を使う。
「使命」という言葉の意味が、やっと腑に落ちました。
こうして生きているだけで、私たちは、命を使っていることになります。
だったら、この命を使い切り、この人生を生き切る。
この一度きりの命をどう使うか?
「使命」こそ、濃くて充実した人生を創るのでは?

※さいだねブログでも関連記事をアップしています。
http://d.hatena.ne.jp/saidane/20100416

※田坂氏のソフィアバンク・Radio Station
映画監督・龍村仁氏との対談も聞き応えありです。
http://www.sophiabank.co.jp/audio/japanese/2008/03/post_170/


イタリアの香り NINE


少し前、無性に映画館で映画を観たくなり、これにしよう!直感で 『NINE』 を観ました。
映画『NINE』→ http://nine-9.jp/
豪華キャストという以外は何の知識もなかったのですが、
映画が始まって少し経った頃、
「あっ!フェデリコ・フェリーニの『8 1/2』だ!」と気づきました。
(映画『8 1/2』をもとに作られたのが、ブルードウェイ・ミュージカルのNINE。
そのミュージカルを映画化したのが、この映画だそうです)
旧友とバッタリ道で出会ったかのような懐かしさと嬉しさに包まれました。
十代から二十代前半にかけて、イタリア映画やフランス映画、ポーランド映画など
ヨーロッパ映画にハマッていた時期があります。
主役のダニエル・デイ=ルイスで思い出す映画は、
イギリス映画の『眺めのいい部屋 HDニューマスター版 [DVD]』です。
(この映画の主役ではなかったけれど)
『眺めのいい部屋』はお気に入り映画のひとつです。
ちょっと偉そうな言い方をすると、
ダニエル・デイ=ルイスも歳を重ねていい俳優になったよね~、
感慨深いものがありました。
マルチェロ・マストロヤンニほどのアクの強さはないですが、
ダニエル・デイ=ルイスもいい味を醸し出していました。
それに、
ソフィア・ローレンの圧倒的な存在感はお見事でした。さすがぁ~。
久しぶりに、イタリアの香り漂う映画を観た気分です。
フィギュア・スケートの高橋大輔選手もフェリーニの『道』の
音楽に乗せて情感たっぷりに滑っていたように、
今、フェデリコ・フェリーニ再燃なのでしょうか?
フェリーニ作品をまた観たくなってきました。
新しい発見がありそうです。


根来寺でお花見


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和歌山の根来寺にお花見参拝。
昨日は絶好のお花見日和でした♪
境内の桜の木の下で、
母の特製お花見弁当をいただきました。
美味しかった~。

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国宝大塔からの眺望。
桜の季節ならではの
眺めです。

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見事に咲き誇っています。

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やさしい桜色が
青空に映えます。


コーチング入門☆聴き方セミナー 参加者の声


2010年3月27日(土)に『コーチング入門☆聴き方セミナー』を開催しました。
意識のモードを認識し、意識がどこを向いているか?意識しながら傾聴する、
意識の3つのモードをテーマに、たっぷり『聴く』を味わっていただきました。
参加者のおひとりお一人が、積極的に、主体的に、関わってくださったおかげで、
和やかな居心地のよい空間の中、楽しく充実した一日になりました。
後半は、誰が講師か分からない!?
お互いに学びあえる理想的な形になりました。
「教える人」と「学ぶ人」と立場を分離するのではなく、
「学びあう人」同士という同じ立場で融合する場を創ることができました。
以下、参加者の声を一部ご紹介します。
●意識のモードを意識することによって、相手の話をより理解できたり、共感を得られたり、もっと知りたくて質問したりすることを知りました。
これから仕事で関わっていく方々に目を向け、まずは話を聴いて、相手のことを知り、それを意識しながら良い関係を築いていきたいと思います。また、家族や友人などまわりの人に対しても使っていければ、私もHappyな気持ちになれると思います。

(N.Fさん 女性)

●今まで無意識にやってきたことを意識することで、自分の中で確信めいたものが湧いてきました。
日常の色々な場面をゲーム感覚で楽しみながら傾聴力・直感力を磨いていきたいと思います。

(C.Tさん 女性)

●“聴く”ということの対象は、“その事”ではなく、“人”を聴くということや、自分の会話(日常・仕事)のパターンに気づけました。自分の会話は今までどちらかというと聴くのではなく、意見を押し付ける傾向にあったと思います。その他、色々気づきもたくさんありました。文章にし難いですが、参加してよかったです。コーチや参加メンバーから刺激を受けました。
聴くことを意識し、その人のエネルギーを感じ、会話をすすめていければと思います。

(M.Kさん 女性)

●今まで意識したことがなかったのですが、モード1では自己受容が大切だと思いました。モード3は今まであまり自分で使わなかったので、接客にも取り入れたら売上アップにつながると思います。

(Y.Iさん 女性)

英国ロイヤル・オペラが来日!


英国ロイヤル・オペラが今年9月に来日すると知りました。
http://www.nikkei-events.jp/opera/royal.html
18年ぶりの来日です。
“タイ米”いいえ“大枚”を叩いて、
18年前、この英国ロイヤル・オペラを観に行きました。
20代前半だった私はコツコツと貯めたお金で、
気合を入れてチケットを購入したのを思い出します。
あの頃の私には、かなり高額の出費でしたが、
本物のオペラを観たい!という熱い思いが圧倒的勝利。
作品は『ドン・ジョヴァンニ』。
本物のオペラ歌手の声量やオーケストラの臨場感にも驚きましたが、
何よりも、舞台美術の美しさには息を呑みました。
すっかり魅了されました。
比較するのは、どちらにも失礼な話ですが、
子どもの頃からテレビで、吉本新喜劇を見慣れて育った私にとって、
吉本新喜劇の舞台セットが基準となっていたので、
英国ロイヤル・オペラの舞台芸術を目の当たりにした
あの時の衝撃と感動は筆舌に尽くし難い、と言うしかありません。
その時の私の顔には、「カ・ル・チ・ャ・ー・シ・ョ・ッ・ク」という文字が
クッキリハッキリと浮かんでいたことでしょう。アハハ。
終演後、「ブラボー!」と前列中央の辺りに立つ人の後姿に見覚えがあると
思ったら、私の勤める会社(当時)の社長でした。
社長はタキシードに蝶ネクタイの正装姿で、興奮気味にブラボー!
社長も来られていたのかと嬉しく思いました。
と同時に、社長という地位になると、あんなに良い座席を確保できるんだな~、
少しばかり虚しさを感じた記憶もなきにしもあらず・・・です。
若いときに、上質のものに触れることは大切だと、
18年の歳月を重ねた今、つくづくそう思います。
若いうちに体験した上質感やカルチャーショックは、
その後の自己形成や成長に影響があったのではないかと思っています。
18年ぶりの来日のニュースに、18年前の舞台が鮮やかに蘇ってきました。


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