2011年

人間関係の素地


人からも言われますが、私自身もそうだなと思うことは、
“人間関係に恵まれている” ということです。
その素地となるのは、やはり家族だと思います。
会社という組織よりも小さくて、最初に、所属し、体験する組織。
それが、“家族” です。
独立(成人)するまで所属する組織です。
その中で、家族間の規律や秩序、濃い関係だからこその感情や関係を経験します。
そして、愛される体験をします。
でも、私は愛されて育ったなんていう感覚もなく、そのときは気づきませんでした。
歳を重ねるにつれて、
人との関わりの中で過ごすうちに、
人に恵まれているな、と思うような体験を重ねていくうちに
私は愛情をもって育てられたのだと、頭でなく、心で感じるようになりました。
家族関係は、人間関係の土台となります。


おばあちゃんわんこ


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先週、和歌山の実家で過ごしました。
出かけるにも暑すぎるため、
日中は縁側で本を読んだり、
ボーっと海を眺めたり、
吹く風の心地よさを感じたり。
そんな私の様子を、
すっかりおばあちゃんわんこになった
愛犬ルルがたまに見に来てくれます。
毎日何かを達成しなくてもよい。
自分に何かを課さなくてもよい。
私を見に来てくれるルルを見ながら、
こんなことを思いました。
毎日何かを達成し、自らに何かを課している、
そんな犬がいるとしたら、かなり気持ち悪いです。
もしかすると、人間だけが気持ち悪いことをしているのかも??
人間だと、気持ち悪くはないんだけれど。


子どもの「人生ってどういう意味?」


小学2年生ぐらいの男の子が、ふいに尋ねました。
「ねえ、おとうさん。 人生、ってどういう意味?」
たぶん、人生の意味ではなく、
人生という言葉の意味を訊いているのだと思います。
子どもは、大人がドキッとする質問や、
普段あまり考えたこともないような事柄について、直球で投げてきます。
それが、子どもの好奇心や素直さなのでしょう。
「人生、ってどういう意味?」
私が訊かれたのではないけれど、私も考え込んでしまいました。
この男の子は、おとうさんの答えに、
「ふーん」
と言っていました。
子どものハイトーンの声はよく通りますが、おとうさんの落ち着いた声は聞き取れず。
いったい、何と答えたのでしょうね。
どちらにしても、答えはひとつではない。
いろんな答えがあってOK。 
そのほうが、「人生」おもしろいかも。


驚くこと


知人のYさんは、“人見知りしない”人です。
自他共に認めるところです。
誰とでも打ち解けて話す人です。
そのYさんのひと言に、私は驚きました。
「この人、ちょっと苦手なんです」
とても新鮮な驚きでした。
人見知りしないYさんには、苦手な人もいない。
何の疑いもなく、信じ込んでいました。
勝手に思い込んでいました。
ちょっと考えてみたら、わかることです。
「人見知りしない」ことと「苦手な人がいる」ことは、
同じ土俵のものじゃないと。
Yさんのひと言に驚いて、
その次に、自分の思い込みに驚いて、
今日は、驚くことの楽しさに出会いました。
誰かが言っていた(書いていた?)のを思い出しました。
「最近、驚きが少なくなった。もっと驚きたい!!」
驚くことは、発見であり、好奇心であり、
いまの自分を実感できる感覚でもあります。


小さな充足感


毎日、幸せに過ごすコツがあるとしたら?
いつもどおりの日常の中に、
当たり前だと思っている日常の中に、
何気ないことの中に、喜びを見出すこと。
そうすると、自分の内側から充足感が溢れてきます。
小さな、小さな、そんな充足感を毎日ちょっぴりでも感じられると、
いつも幸せでいられます。
シンガーソングライターの槇原敬之は、犬を8匹飼っているそうです。
「旅行にはあまり行かなくなったけれど、
犬と散歩しながら、犬の目線での発見が楽しい」
テレビ番組で話していました。
小さな楽しい、毎日の楽しいが、人生の充足感を深める要素のひとつ。
どうせ生きるなら、楽しく、幸せに。


ハプニング


昨日は、自主上映の映画を観に行きました。
映画の途中で、いきなり映像が切れて、画面が真っ暗に。
切れた箇所からの再生が難しいようで、しばし真っ暗のまま。
急に集中力が途切れた雰囲気の中、どうなるのかな?と思っていると、
真っ暗闇の中、映画の始まりに登場した司会の女性が舞台袖から姿を現しました。
「こんにちは~」
司会者の落ち着いた、それでいて、微笑みを感じる声のトーン。
一瞬にして、ホール内に穏やかな空気が流れました。
「こういうことって、めったに起こらないですよね~」
司会の女性は、
今起きていることを受け止めて、今できることをする人でした。
映画の後で、スペシャルゲストとして話す予定だった人に登場してもらい、
映画の雰囲気や味わいを壊さないように、真っ暗の中で、
スペシャルゲストの黒い輪郭だけを頼りに、話に耳を傾けました。
また、そのお話の内容が、観劇に幕間があるように、この映画にも初めから幕間が設定されて
いたかのように、まさにぴったりの内容で、聞けてよかったと思いました。
想定外の事態は常に起きます。
慌てふためくことなく、その場の雰囲気を一変させることなく、できることをする。
そして、その場にふさわしい場を創造する。
ハプニングからの貴重な体験でした。


プチ避暑地の大阪城公園


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昨日、仕事先から次の仕事先への移動は、気分転換とウォーキングを兼ねて、大阪城公園を通り抜けました。
公園は、樹木が茂っていて、
意外と涼しく、気持ちよく
歩けました。
ビル群の街中は猛暑だけれど、
公園は避暑です。
極楽~。

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大阪城ホールの周辺には、
大勢の人が集まっていました。
集まっている人たちの見た目では、誰のライブがあるのかわからなかったのですが、ホール裏手のトラックで判りました。
スピッツでした。
スピッツのファンでもないけれど、
大勢の人が楽しみに集まってきている姿を見ると、なんだか私もうれしくなるのです。


人事部は見ている。


親しくしていただいている楠木新さんが新刊を出版されました。
『 人事部は見ている。 (日経プレミアシリーズ) 』
6月に出版され、1ヶ月足らずで4刷りだそうです。
売れ行き好調の知らせを聞いて、私もうれしい気持ちになりました。
7月29日(金)の夜、
「なぜ、『人事部は見ている。』は、増刷になったのか」
をテーマに研究会が開催されます。
興味のある方は、楠木さんのブログをご覧ください。
     ↓
http://blog.livedoor.jp/kusunoki224/archives/2011-07.html#20110712
ちなみに、
前回の研究会のコーチングセミナーでは、講師を努めました。
お気軽にご参加ください。


久しぶりに走った


仕事量が増えたのを機に、
2年間通っていたスポーツクラブを5月で退会しました。
仕事が落ち着いたら、早々に復帰したいと思っています。
あまり運動しなくなって早1ヶ月。
二の腕が緩んできたような・・・ 非常に気になります。
今晩、久しぶりに走りました。
汗をたっぷりかいて、気分もスッキリ。
全力疾走はしていないけれど、ペースをつくって走りました。
今の私には、ペース配分が大事です。
特に、仕事のペース配分が目下の課題です。 ううっ。


全力疾走


昨日の朝、Kさんからフェイスブックの友達リクエストが届いていました。
5年ぐらいご無沙汰してるKさん。
5年前、ともに学び、濃縮された時間をともに過ごした仲間です。
Kさんからのメッセージ
「全力疾走してますか?」
5年前、私が話したことを今も憶えてくれていました。
そのキーワードが「全力疾走」でした。
私は、すっかり忘れていました・・・
今まさに必要なことを思い出させてくれました。
Kさん、ありがとう!
私の大事なメッセンジャーです。
「全力疾走」は、
あの頃から少し変化と進化した「全力疾走」になっているんじゃないかと思っています。

昨日の午後は、
仕事で行ったある場所で、Yちゃんに偶然出会いました。
Yちゃんも、Kさんも、5年前、ともに学んだ仲間です。
離れていても、お互いにめったに思い出さなくても、
たまにこうやって、つながる心地よさ、そんな関係もありです。


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