2022年

ストレスの感じ方は「視点」で変わる


コロナ感染が再度急拡大しています。
何度も来る波を経験し、薄暗い程度なので前に進んではいるけれど
出口の見えない長いトンネルの中にいるようなイメージです。
気づけば、あれっ? いまトンネルの中?? みたいな感じです。

トンネルの中では閉塞感から
誰もが少なからず疲れやストレスが溜まります。

疲れやストレスに対処して、心身ともに健康でいることは大事です。

対処法を見出して対処するのと同じくらい大切にしてほしいのは、
「視点を少し変えて世の中を見る」ということです。

見方をほんの少しずらすだけで、受けとめ方や認識が変わります。
そうすると、ストレスの感じ方が変わります。

視点を少し変えて
ストレスを軽くしましょう。笑顔で元気に暮らしましょう。

コロナは自分では変えられないけれど
視点は自分で変えられるのですから。

変えられないものは受け入れて
自分で変えられるものは変えていく。

何事も乗り越えていくときに大事な視点です。


夏の思い出


夏になると聴きたくなるのは、
久石譲さんの楽曲『Summer』です。

自動車のテレビCMでも流れていたので、
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

『Summer』を聴くと、子どもの頃の夏を思い出します。

キラキラした海、潮の香り、日焼けした顔、はしゃぐ声、
スイカの冷たさ、涼しい夜風に乗る聞こえる虫の声、
昼寝から覚めた妹の畳の跡の付いた寝ぼけ顔・・・
懐かしい光景がとめどなく浮かんできます。

どこか懐かしさ漂う音楽からは
夏の懐かしい思い出がぽろぽろとこぼれ落ち溢れてきます。

これらは
「思い出は過去を思い出す」という見方からのものです。

それと同時に
「思い出は新しくつくる」という見方もできます。

この夏は、どんな思い出を新しくつくろうかな?

こう考えると、ワクワクします!


オンライン・セミナー【相互理解を深めるコミュニケーション】


9月に主催セミナーをオンラインにて開催します。

よりよい人間関係を築くための
相互理解を深めるコミュニケーション・セミナー

コロナ禍では日常が様々に変化し続けています。

変化の根本にある“人と人の距離”が
コミュニケーションにも広く影響しています。

雑談などちょっとした会話の機会が減少し、
マスク越しの表情のわかりずらさが、認識や解釈の違いなどの
コミュニケーション・エラーを引き起こします。

人との距離感が変わったこの状況を“コミュニケーションを見直す好機”と捉え、
他者理解を深め、心理的な距離のバランスのとれた人間関係を築いて、
コロナ禍をともに乗り越えましょう!

こんな方におすすめです
・人と適切な距離を保ちたい
・相手を理解する力を高めたい
・伝えたいことが意図通りに伝わらない・ 受け取ってもらえないことがある
・対人関係やコミュニケーションにストレスを感じている
・チームワークをよくしたい
・人とのつながりを感じて仕事や生活をしたい
・いつもと違う人たちと学びあいたい
・気分転換したい♪

気楽にご参加ください。思いきってのご参加も大歓迎です!

<セミナー内容>
✦距離感と人間関係
✦「理解」には「順番」が重要
✦相互理解を深めるための視点
✦何に焦点を当てると関係がよくなるのか?

<日 時>
9月10日(土)14:00~15:50
9月17日(土)14:00~15:50
※両日とも同じ内容です。参加日をお選びください

<会 場> オンライン開催(Zoom使用)
パソコンやスマホから簡単にご参加いただけます

※Zoomは、パソコンやスマホを使用して、オンラインで会議やセミナーができるアプリです。
主催者からの招待リンクをクリックするだけで、どこにいても参加することができます。
※つながるかどうかや操作がご不安な方は、当日または数日前に試行もできます。試行のご希望日時もお気軽にお申し付けください。

<定員> 制限はありません

<参加費> 各日 3,500円(税込)

<お申込み> セミナー予約フォームからお申込みください

※お申し込み後、メールにて参加費のお振込先をご案内いたします
※各開催日の2日前までにお申し込みください

☆セミナーのチラシPDFはコチラをご覧ください


みんな丸(マル)!


小学1年生のとき、学校の先生になりたいと思っていました。

理由は、宿題に丸をつけてもらって
「よくできました」の桜の花丸印を押してもらうのが
とても嬉しかったので、自分も丸をつけて花丸ハンコを
押したかった、という単純なものでした。

先生になりたいと思ったときがあったことすら
すっかり忘れて社会人になりました。

コーチの仕事をしていて、
先生になりたかった本当の理由に気がつきました。

私が本当にやりたかったことは、
「どの人も丸(マル)ですよ」「みんな丸(マル)!」
「そこのあなたOKですよー」
と伝えたかったのだと。

やりたかったことをやり続けて、今があります。

そして、これからもやり続けます。

なぜやりたいのか? やり続けるのか?

人が笑顔になるからです。
小学生の私が嬉しくて笑顔になったように。

これからも楽しくやり続けます!
小学1年生の私が心から望んだことを。
小学1年生の私が決めたことを。

丸‼


雑談しましょう


長引くコロナ禍を何かに例えると
どのようなものでしょうか?

私のイメージは、
常に「コロナ」という低気圧の下で
暮らしているような感じがします。

「うつらないように」と
たえずコロナのことが頭の片隅にあります。

毎日雨降りというのではないけれど、
いつも頭上は雲に覆われていて
なんとなく重苦しい状態がずっと続いているような感じです。
______

先日、ショッピングモールに行きました。
あるお店(A)で洋服を見ていると、
店員さんが気さくに話しかけてくれました。
その店員さんと、好みなど服にまつわるいろんな話をしたり
気に入った服を試着したりしました。

他のお店も覗いてから決めようと
気に入った服を取っておいてもらって
ショッピングモール内の他のお店を回りました。

他のお店では、Aの店員さんのように
気さくに雑談ぽく話かけてくれる店員さんはいませんでした。
今は必要以上に声をかけないのが主流なのかもしれません。

こんなことを思いながら、数ヶ月前にこのショッピングモールに
来たときのことをふと思い出しました。

そのときも、Aの店員さんが、気さくに声をかけてくれて
雑談をしたのを思い出しました。
そのときは何も買わなかったけれど、話の内容はよく覚えていました。

結局、Aに戻って取っておいてもらった服を買うことにしました。
数ヶ月前の雑談の内容を話すと、店員さんも覚えていてくれて
そこからまた話が盛り上がり、楽しい買い物ができました。
______

Aの店員さんとの服選びの会話や雑談は、
気圧が下がるかのように頭上を覆う雲のあいだから
差し込む一筋のほのかな太陽光のように感じました。
低気圧が、少し解消された気分でした。

コロナ前と比べると、仕事以外での会話が減っています。
雑談する機会が少なくなっています。

コロナ前から、雑談は大事だと思っていたのですが
今回のショッピングモールでの体験を通して、
雑談は、生活の潤滑油の役割を担ってくれているのを実感しました。

ギーギーギシギシおかしな音が出始める前に
もっと雑談して油を差して、元気よく動き回りたいです!

生活するうえでも、人間関係を築くうえでも、仕事を進めるうえでも、
雑談は目立たないけれど、何かと何かをつなぐとても大事なものだと思います。

垂れ込める雲の上は、いつも晴れた空が広がっています。
曇った空の雲間にも差し込む光を見つけることはできます。
「雑談」は、そんな柔らかい光のようにも感じます。

こんなことを考えながら、梅雨入りした空を見上げています。

withコロナには、wiht雑談。

話しかけるのはどうかな?と遠慮せずに
ちょっとした会話をしていきたいですね。
楽しく雑談しましょう。

もちろん、withマスクにて。


本とあそぶ!本の部屋 Tonton


本をこよなく愛する先輩お友だちが
今月、中津に私設図書室をオープンしました。

本の部屋Tonton(トントン)は、
人も本も、あたたかく迎え入れてくれます。

『本とあそぶ!』が合言葉の、とても居心地のよい空間です。

まず気づいたのは、
私は、今まで本と遊ぼうと思ったことがないかも!でした。

読書好きなので、本を読むのは楽しみのひとつですが
遊びと思って読んだことがありません。

本と遊んでいいんだ!
それだけで世界が広がった気がします。単純ですね。
それに、今までもったいないことをしていた…とちょっと悔しいです。

思い返せば、子どもの頃、本を読むのは遊びでした。
本に触れて本と遊んでいたのをすっかり忘れていました。
大人になっても遊んでいいんですね。
無意識に制限をかけていたのがホントもったいな~い。

何度かお部屋にお邪魔して、遅ればせながら少しずつ遊び始めています。
先日は「人に本を読む」という遊びをしました。

人に本を読むのは、
普段一人で黙読するのとはまったく違う楽しい体験でした。

登場人物や世界観を聞いてくれている人と共有すると
物語自体が空間に広がって、いきいきしてくるように感じられました。

「本と遊ぶ」は、新しい世界と発見をもたらしてくれます。
もっと本と遊びたくなります!

子どもも大人も好きなように遊べる図書室です。
貸出もされています。

梅田からも近いですので、気軽に立ち寄ってみてください。

〚本の部屋 Tonton〛
11:00~16:00
場所:UPCICLE中津荘101号
大阪市北区中津3丁目17-5

6月の開館日
1日・2日・5日・6日・11日・16日・19日・22日・25日・26日

インスタもされているそうです。

UPCICLE中津荘
https://umeda.keizai.biz/headline/3609/


自然なあり方・本来の成長


自宅で過ごす時間が増えるにつれて
室内に観葉植物が増えてきました。
植物と同じ空間にいるとリラックスします。

春先、ある鉢植えに
あれっ?そんなところにいたの?と思うくらい
小さな葉っぱが控えめに姿を現しました。
1枚。そして、もう1枚。
最初は薄い緑色の小さな葉でした。
他の葉と違って、柔らかく瑞々しい感触です。
赤ちゃんの肌のように柔らかくツルツルした感触に癒されます。
一葉が、元気な小学生のようにはつらつとした緑色になった頃、
もう一葉が、初々しい緑色の小さな葉を広げはじめました。

そして今、この2枚の葉は、どの葉よりも背が高くなり
どの葉よりも、のびのびと大きな葉を広げています。
あの赤ちゃんだった葉が、あの小学生だった葉が、
今は、この鉢の中心軸となって堂々と存在しています。

何よりもすごいなと思ったのは
この2枚の葉が出てくる前からあった古参(古い葉)たちが
自分の居た場所から少しずつ位置を変えていることです。
新参者の2枚の葉がのびのびと大きく育つように
古い葉たちがそれぞれに自分のいた場所を少しずつ譲って
全体の調和を保っています。
古い葉たちは、上に伸びていたのを横へと体勢を変えています。

それぞれの葉と、この観葉植物全体の様相から、
これが、自然な「あり方」なのだと思いました。
これが、本来の「成長」なのだと思いました。

古い葉も新しい葉も共に変化していくのが
自然なあり方であり、本来の成長だと気づきました。

植物と私たち人間も同じなのではないでしょうか。

この春、職場に新メンバーが加わった方や
家族(ペット含む)が増えた方もいらっしゃるでしょう。

新メンバーがのびのびと成長できるように、少し見方を変えたり、
接し方を変えたりと自分の立ち位置をやわらかくして
新メンバーと一緒に成長していくのが自然なように感じます。
そうすると、誰もがハッピーになれますね。

植物が教えてくれることは、職場の人や新人さんとの関係、家族の関係、
コミュニティーでの人間関係など、いつでもどこでも応用できます。

新しい葉(人)やまわりの葉(人)の存在によって
古い葉も、私たちも、変化していきます。

変化しないものはありません。
それなら、植物のように、無理なく自然に変わっていきたいです。

少しそれますが、
昔、「ど根性大根」がメディアで話題になりました。
大根のことを「ど根性」と見ているのは人間であって
大根にすれば「自然」な姿だったのだとあらためて思い返しています


距離感と客観視


自分ではどうにもならないことを
あれこれ思い煩う経験はありませんか?

特に、家族や職場の仲間のことで多いのではないでしょうか?

例えば
・こうしてほしいのに、その通りしてくれない
・みんなかんばっているのに、一人だけやる気のない態度の人がいる
・注意しても改善しない

「自分ではどうにもならないこと」=「自分ではコントロールできないこと」です。
「自分ではコントロールできないこと」=「相手のこと」です。

私たちは、自分以外の他者の領域のことを、思い煩い、考え悩み、心乱します。
ある意味、自分でストレスを増産しています。

結局のところ、相手との距離感に気づくことが、
思い煩い、考え悩み、心乱す…堂々巡りから抜け出る近道です。

どうするかというと
Aさんが、Bさんについて上記の例のような内容を話すのを聞きます。

自分のことではないので、Aさん、Bさんをある程度、客観的に見ることができます。
AさんのBさんに対する距離感(こころの距離)がどんな状態かを客観視します。
適切な距離感ではないのを感じたり、見て取れたりするでしょう。

大事なのは、後で、Aさんの話を振り返って
(Aさんが話しているときは、Aさんの話を聞いてあげてくださいね)
Aさんと同じような自分の思い煩いパターンに気づいて、意識的に客観視してみましょう。

何もないところから、自分を客観視するのは難しいので
Aさんの思い煩いトークを拝借して、自分と思い煩いのお相手との距離感を客観視しましょう。

これを繰り返し積み重ねていくと
だんだんと自分でコントロールできる範囲ではない
他者の領域に踏み込んでいる自分に気づきやすくなります。

そうすると、相手をどうこうしようではなく、
自分でコントロールできることに意識がいくようになります。

相手を変えることはできないのですから
相手をどう受けとめるか? 相手とどうかかわるか?
自分で変えられることを考えはじめます。

自分で変えられることがひとつ増えると
心穏やかでいられますから、幸せもひとつ増える気がしませんか?

距離感は幸福感につながる、という見方もできますね!


「好き」がひとつ増えると


色とりどりの花や初々しい緑が目にうれしい季節です。

うすうす気づいていたのですが、最近自覚したことがあります。
さて、何でしょう?
…この訊き方で分かったらすごい!エスパーです!

私は小鳥が好きだと自覚しました。

きっかけは、小川洋子の『ことり』という小説です。

私の父は鳥が好きで、いろんな種類の小鳥を飼っていました。
小さい頃から小鳥に親しんでいた記憶や思い出が
この小説を通して鮮やかに蘇りました。

小鳥が好き……「好き」がひとつ増えると
「幸せ」もひとつ増えた気がするのがいいですね。


「話す」は「放す」


いよいよ明日から新年度が始まります。

気持ちは新たに、体は元気に、スタートしましょう!

*******

「話す」は「放す」と聞いたことがあります。

話すことは、
握りこぶしを放すように、手をグーをパーするように
握りしめていたものを自由にするということ。

握りしめていたものが、空間に放たれ自由に泳ぎ回って
また戻ってくる。

その戻ってきたものは、
握りしめていたものとは何かが変わっているでしょう。

さまざまなことが変わる新年度です。

話して、放しましょう。

話して、放して、変わって、スタートしましょう‼

 

てんしばの桜とあべのハルカスです。
桜も花びらを散らして放します。
花吹雪は、桜が話しているのだと思うと、より美しくいきいきと感じます。


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