2025年1月

プラスα便り100号


月1回程度、プラスα便りをメール配信しています。

2025年最初のプラスα便りは、ちょうど100号目となります。

100号というあまり実感はないのですが
日付や号数、タイトルの一覧を見てみると、確かに今回が100号目です。

ここまで続けることができたのは
読んでくださる皆さんの存在が大きかったのは言うまでもありません。
本当にありがとうございます。

誰かの何かがほんの少しでも良くなる…
・リラックスする、穏やかな気持ちになる
・そういう見方や捉え方もありかもと思える
・これは活かせそうと前向きになる
など、少しだけ何かが変わる・動くきっかけになれば
という思いを持ってお送りしてきました。

これからも皆さんの素敵な笑顔を思い描いて
日常にプラスαの視点をお届けしたいと思っています。

プラスα便り配信ご希望の方は、コチラをご覧ください。


見えるもの・見えないもの


世の中をよく見ていると
見えるものよりも、見えないもののほうが多いと気づきます。

人の姿かたちは見えても、その人の気持ちや考え、無数の経験などは見えません。

紛争の映像を目にしても、そこで暮らす人々の本当の日常は見えません。

圧倒的に見えないもののほうが多いのです。

見えないもの。
そういうところに、大事なものがあるのだと思います。

サン=テグジュペリの『星の王子さま』にもこうあります。
‟ 大切なことはいつだって目に見えないものさ ”

長年人の話を聴き続け、人とかかわり続けてきて
分かったことがあるとすれば、それは
実際のところ「人のことは分からない」ということです。

人のことは分からないと言い切ってしまうと
投げやりに聞こえるかもしれませんが、そういうことではありません。

人のことは分からない。
だから、その人のことを何でも分かっていると思わないこと。
もっと言うと「分かったつもりになってはいけない」ということです。

分かっていると思った途端、その人のことが見えなくなります。
分かったつもりになっていると、その人の中にある大事なものから遠ざかってしまいます。

目に見える人や物、出来事から、見えないものをどう見ようとしていくか。
それが、人に与えられている能力なのだと思います。

それに、宇宙の96%は見えなくて、見えているのはわずか4%だそうです。

宇宙は分からないことばかりです。
そんな宇宙で生きているんだと認めてしまうと
よい塩梅に心身がほぐれて、世の中を見渡せるのではないでしょうか?

見えるものよりも、見えないもののほうが多い。
見えないものの中にこそ、大事なものがある。

見えているものだけにとらわれないための考え方を
ひとつ持っておく1年にしませんか?


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