「感情」と「考え方」を切り離す


認知療法について、ドクターのお話を伺う機会がありました。

特に、興味を持ったのは、「感情」と「考え方」を切り離す、というアプローチです。

例えば、電車に乗っていて、急に気分が悪くなってしゃがみこんでしまい、意識が遠のいた経験があったとします。
そのことを思い出すと、今も不安になります。
電車に乗ると、また同じことが起こるかもしれないと不安になります。
しかし、電車での経験と、今感じている不安は、別のことなのです。
「不安」であると苦しむのは、電車での経験それ自体(現実そのもの)でなく、
その経験をどのように受け止めているか、その人自身の判断なのだそうです。

「感情」を決めるのは、それをどのように受け止めるか「考え方」で決まるということです。

コーチングでも、「事実」と「解釈」の違いについて話してもらうことがあります。
今回、「感情」と「考え方」を切り離す、というアプローチを知り、
「事実」と「解釈」をさらに立体的に捉えなおすことができました。

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