「完璧」と「人間性」


あるクライアントさんの一言。
「完璧にやることが、人間性を高めることだと思っていました」
このクライアントさんは、一度、「完璧にしなければならない」という考え方を手放し、
そこで得た新しい視点を軸に動き出しました。
実に、動きやすそうです。軽やかな気持ちが伝わってきます。
仕事でも何でも、正確に行うことは大切です。完璧を目指すことも重要です。
しかし、「完璧にする」ことにこだわらない人に、私は豊かな人間性を感じます。
目に見えないけれど、紙に例えると「適度な余白がある」人に惹かれます。
多すぎず少なすぎず、人間としての余白。
心地よい存在感です。
職業や肩書きで判断するのでなく、その人自身の中に持っているものを見ようとします。
自分自身が「完璧である」ことにこだわると、相手にも「完璧である」ことを求めがちです。
関わる前から、サングラスをかけて相手を見てしまいます。
裸眼で見ると、相手の人間性をとらえることができるでしょう。
裸眼で見ると、あなた自身の人間性も高まっていくでしょう。

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