サービスは流れの中にあり、その瞬間にあり、奥深いもの


私のメンター・コーチとランチをしていた時の出来事。
パスタを食べ終わったけれど、パンがまだ残っている状態。
パンにパスタソースをつけて食べていました。
話しながら食べているので、手が止まることもあります。
その瞬間にパスタ皿を下げられてしまいました。
メンター・コーチは、
「ひと言、声かけてくれたらいいのにね」
そうなんです。
「空いたお皿を、お下げしてよろしいですか?」
このひと言がないのです。
私の好きなものに例えると、
美術館で、まさに鑑賞している絵画を、目前でさっさと外して持って行かれるようなもの。
映画館で映画の本編が終わり、エンドロールの途中で場内が明るくなり、
席の入れ替えで追い出されるようなもの。
美術館や映画館でこんなことあり得ない。
食事は、食べている時だけが食事じゃない。
サービスは、どこからどこまでと区切るものでもない。
そのテーブルに載っているものは、そのテーブルのお客さまのものです。
ひと言添えて確認する。
当たり前のことをするだけ。
当たり前でシンプルなことを大切にし、着実に積み上げていく。
そうすると、サービスとはどんなものか?
あなたの答えが見つかるのではないでしょうか。
サービスは平面的でも、直線的でもない。
サービスは流れの中にあり、その瞬間にあり、奥深いもの。

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