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2007年09月21日

ふとした拍子に、ホテルで働いていた頃のエピソードを思い出します。

今日は、フロントで働いていた時の忘れ物のエピソードのひとつを。
(“忘れ物”というキーワードだけでも、いくつか思い出されます。
ここには書けない内容も多くて・・・おもしろエピソードいっぱいなんですけれど)


ある日の朝、チェックアウトの時間帯のことでした。

ちりめんの巾着が、ロビーでの忘れ物としてフロントに届けられました。

手作り風のちりめんの巾着です。

巾着の中に、持ち主の手がかりになるものはないか確認しました。
持ち主の連絡先が判るものがありました。
お財布など貴重品も入っていたと記憶しています。


持ち主の方に電話しました。


とても嬉しそうな声で、

「ありがとうございます。
中身はどうでもいいんです。
その巾着はとても大事なもので・・・友達が作ってくれた大切なものなんです。
その巾着を失くして、ショックで、ショックで・・・どうしようかと思ってました。
本当にありがとう!」


そのちりめんの巾着は、大切に長く使っているのが見てわかりました。
作った人の温かさと上品さを感じる巾着でした。

その巾着を手にした瞬間、
早く連絡をとろうした私が、あの時、確かにいました。

手作りの巾着をプレゼントした人の思い。
手作りの巾着をもらった人の思い。

立場の違う人たちの思いが、手作りの巾着を拾得した私に何かわからないけれど、
伝わってきた瞬間だったのでしょう。


ちりめんの巾着を媒介して生まれるコミュニケーション。


想像できます。
「その巾着、ステキね」
このひと言から始まるコミュニケーションを。


コミュニケーションを創り出すのは、人だけではなく、
視点を変えると、すべてのものがコミュニケーションを創り出すことに、気づきます。


巾着に込められた思いの内容は知らなくても、
巾着に込められた思いの大きさや深さを感じ取る力を、人は持っています。


written by hamabata

2007年09月15日

コーチングをはじめて知った時、よく耳にする言葉があります。


「私は、今まで、コミュニケーションできていると思っていました。
 今日、できていないことに気づきました。
 コミュニケーションは難しいですね」


コミュニケーションは難しい。

この“難しい”というのは、その人にとって、いろんな意味が内包されていて、
また、漠然としています。


その人にとって、何が難しいと感じたのか?

コーチングを通じて、コミュニケーションのどんなところに、難しさを感じたのか?

反対に、何が面白いと思ったのか? どんなところに興味を持ったのか?


“難しい”という視点からだけでも、
思考が広がり、コミュニケーションが広がります!


“難しい”で止めてしまうと、コミュニケーションが面白くなくなります。

もったいないことです。


“難しい”と思う気持ちを否定する必要はありませんが、
コミュニケーションの広がりを、自分でつくっていきましょう。

広げることで、明確になり、深みや幅が増し、面白くなります。

written by hamabata

2007年09月03日

昨日に引き続き、公共の交通機関でのこと。

A駅からC駅まで行く予定です。
A駅からB駅までの回数券を持っています。
A駅からB駅までと、A駅からC駅までは同じ乗車料金の170円です。


この回数券が使えたらいいけれど、無理だろうと思いながら、
一応、聞くだけ聞いてみよう。駅員さんに確認しました。

私  「C駅まで行きたいんです。同じ料金のB駅までの回数券持ってるんですが、
    この回数券でC駅まで行けますか?」

駅員 「B駅からC駅までの料金120円が別途必要です」


はい、駅員さん、あなたは正しいです。
何も間違ったことは言っていないです。

駅員さんの言うとおりにすると、
回数券170円+乗り越し120円=290円。

しかし、A駅からC駅まで、普通に乗車券を買えば、170円です。
多少計算が弱くても、それぐらい判ります。


「回数券を使わないで、別に乗車券をお買い求めいただいたほうがいいですよ」

ひと言添える。
別の選択肢を提案。
どうして出てこないのか不思議でたまりません。


いまどき、ロボットでもこれぐらいしゃべりそうです。
インターネットのほうが親切に教えてくれます。


目の前にいる相手の立場になって、ちょっと考えればいいだけです。


たまたま駅でのやり取りを具体例として書きましたが、
同じような会話は、いつでもどこでも起こり得ます。


いくら正しくても、聞かれたことにだた反応して答えるのではなく、
相手が何を求めているのかを考えて、相手が納得できるように答えてほしいものです。


それに、一行で会話を終わらせる、片付ける必要もないと思います。
せめて、二行ぐらい話せば、ちょっとはマシな会話になるのでは?


今日は辛口。
おっと、タイトルも辛口。

written by hamabata

2007年09月02日

夜遅い時間帯の電車でのこと。

かなりお酒を飲んだとひと目でわかる20歳代の男性が隣の席に。

座ったとたんに睡魔に襲われたようで、居眠り開始。

男性の頭が、私のほうに、カクン、カクン、ガックン。

20歳代男性ということで、ほんとは喜ぶべきところなんでしょうが、
だんだん腹が立ってきました~。

男性の頭だけでなく、体全体が激しく大揺れ。

膝枕寸前までに!

見知らぬ酔っ払いに、膝を貸す仏心は持ち合わせていないぞ。


それでなくても、狭い電車の中。
その狭い車中で、ここまでパーソナル・スペースを侵害されると平常心で居れなくなります。
電車の中でよく、ちょっとしたことで揉め事になるのは、自分だけの領域がほとんどないから
かもしれません。


今度、もたれかけてきたら言ってやろう!


そして、私の口から出てきた言葉が、

「大丈夫?」

何なんだ、これは??

それも笑顔で。


思考と行動が正反対。
怒っているのに、笑顔で声をかける。
無意識に、です。

こういうのは、はじめての経験ではありません。

私の思考パターンと行動パターンの組み合わせが、状況によって違ってくる、ということです。

泥酔している人に注意してもなぁ、と潜在意識では理解しているのです。

しかし、顕在意識は、腹立たしさを感じているので、何か言いたくなる。


コーチングでは、行動だけでなく、感情も大事に扱っていきます。

そうすると、日常での自分自身の行動と感情のパターンが浮き彫りになってきます。


「何なんだ、これは??」と一瞬驚いても、
腹立たしさの奥には、こんな感情がわき起こっていたんだ、と自己理解が深まります。
理解すると、自分に対する安心感が増します。

おもしろいですね。


「大丈夫?」と声をかけることで、この酔っ払った男性も、もたれかかるのを懸命に阻止しながら
居眠りしていました。

私にも平常心が戻りました。


ほんとおもしろいですね。

written by hamabata