コーチング研修と個人コーチング
ある総合病院での看護師さん対象のコーチング研修を終えました。
私にとって、学びの詰まった約1年間の研修となりました。
私のコーチとしての活動の主軸は、個人コーチング(パーソナル・コーチング)です。
クライアントさんとの1対1でのコーチングは、
クライアントさんの変化を見逃すことなく、定期的に継続してサポートすることができます。
そしてなによりも、クライアントさん自身が、より早く、より確実に、成果を上げることができます。
それが、個人コーチングの特徴です。
コーチングから最大限の効果を得られるのは、個人コーチングだと私は考えています。
コーチング研修は、受講者が、コーチングというコミュニケーションのスキルを
身につけるために学ぶ、というスタンスにどうしてもなりがちです。
1日や2日の研修では、コーチング・スキルの知識は得られますが、
自分のものにするところまではなかなか行かないのが現状です。
今回、病院での研修は、毎月の定期的な集合研修と個人コーチングを組み合わせ、
受講者の変化に焦点を当てながら進めてきました。
看護師さんたちの外側の変化としてのコーチングのスキルだけでなく、
看護師さんたちの内側からの変化も大切に扱ってきました。
そして、1日2日でなく、約1年という長丁場。
毎回、楽しく学び、思いきってチャレンジしてもらう場にしようと決めていました。
コーチング研修が始まった時と、研修を終えた時では、
みなさんそれぞれの変化に胸が熱くなりました。
私は、個人コーチングを通して、多くのクライアントさんの変化を見てきました。
個人コーチングで、私が見てきたクライアントさんの変化に至る要素を、
コーチング研修にもアレンジして、プログラムをつくっています。
一人ひとりを十分にサポートするいちばんの方法は、個人コーチングです。
その個人コーチングで得たクライアントさんの行動や心の変化に至る要素を、
コーチング研修に反映させ、継続的に、長期間に渡ってサポートしていくことで、
外と内からの変化をつくることは可能だ、とあらためて実感しました。