吉野源三郎 『君たちはどう生きるか』


君たちはどう生きるか (岩波文庫)』を読んでみようと思ったのは、
国連難民支援 日本UNHCRのホームページのウガンダUNHCRリラ事務所・
所長の高嶋由美子さんのインタビューを拝見したのがきっかけです。
http://www.japanforunhcr.org/act/a_africa_uganda_03.html
インタビューの中で高嶋由美子さんは、
“吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』も私の人生のバイブル書です。
落ち込みそうなときに、この本を読み返すたびに、またがんばろうと思わせてくれるのです”
ウガンダという国で難民支援をしている人が励まされる本とは一体どんな内容なのだろう?
そんな好奇心がきっかけでした。
一気に読み終えました!
初版は第二次世界大戦前の1937年です。
今読んでも古さを感じない内容です。
個人の人生と社会がいかにつながっているかを再認識しました。
コーチングと重なる内容もあり、おおいに共感しました。
その部分を要約すると、
『コペルニクスが地動説を唱えるまでは、地球のまわりを回っているのは太陽や星だと、
目で見たままに信じていた。
人間というものは、いつでも自分を中心として、ものを見たり考えたりするという性質を
持っているためだ

ものの見方ひとつで、世界が広がります。
見方をちょっと変えるだけで、宇宙の真実が姿を現します。
今まで説明のつかなかったいろんなことが法則で説明されるようになり、
人類の進歩につながり、今の社会があるのです。
また、子どもの頃の苦い体験も思い出されます。
そして、苦い体験はそれぞれ違うけれども、どの人も持っているのだということを知ります。
その体験が今の生き方にも影響しているのだということも・・・
次に読み返す時も、一気に読み終えるだろうと思える一冊です。

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