コーチングと人権学習


以前にも書きましたが、
昨年、母校の中学で講演&コーチング・ワークショップをさせていただく
機会に恵まれました。
後日、生徒の感想を読んで、その内容に胸が熱くなり、
本当に良い体験をさせてもらったのは、私のほうだと思える講演とワークショップでした。
先日、担当の先生から封書が届きました。
中には、ある生徒の人権作文が同封されていました。
学年代表として、市の作文集に掲載される予定のものだとのこと。
文中に、私が講演で伝えたメッセージを引用してくれていて、
そのメッセージから、この生徒自身が受け取ったことや感じたことを
書いてくれていました。
あの講演&ワークショップで気づいたことを、人権作文に織り込んで
書いている生徒がほかにも結構いたそうで、本当にうれしく思っています。
私は、ある言葉を伝えました。
その言葉は、私が中学生の時に知っていたら、人生の在りようが変わって
いただろう、世界が違って見えただろう・・・そんな言葉です。
生徒が自分なりにしっかり受け取ってくれたのは、
私が言葉を伝えたからでなく、
その言葉の意味をワークを通じて体感したからです。
百聞は一見にしかず
体験したからです。
コーチングが、中学生の人権学習にも良い影響があるということを
今回のことで発見しました。
コーチングは特別なものも、難しいものでもなく、
私たちが生きるうえで、大切なことを基盤にしているものです。
同封いただいた生徒の人権作文は、温かさが伝わってくる内容でした。
何かを伝えた側(私)が、伝えられた側(生徒)の支えになったと、
一方向で捉えがちですが、
私も私の言葉を受け取ってくれたこの生徒に支えられています。
私たちは、支え合って生きています。双方向のかかわりです。
たとえ、この生徒の顔が分からなくても、この生徒の心を感じ取れます。
ありがとう。感謝しています。
また子供たちと一緒にコーチングしたいな。
特に、私の故郷・和歌山県でしたいな。私の夢のひとつです。

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