雑談しましょう
長引くコロナ禍を何かに例えると
どのようなものでしょうか?
私のイメージは、
常に「コロナ」という低気圧の下で
暮らしているような感じがします。
「うつらないように」と
たえずコロナのことが頭の片隅にあります。
毎日雨降りというのではないけれど、
いつも頭上は雲に覆われていて
なんとなく重苦しい状態がずっと続いているような感じです。
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先日、ショッピングモールに行きました。
あるお店(A)で洋服を見ていると、
店員さんが気さくに話しかけてくれました。
その店員さんと、好みなど服にまつわるいろんな話をしたり
気に入った服を試着したりしました。
他のお店も覗いてから決めようと
気に入った服を取っておいてもらって
ショッピングモール内の他のお店を回りました。
他のお店では、Aの店員さんのように
気さくに雑談ぽく話かけてくれる店員さんはいませんでした。
今は必要以上に声をかけないのが主流なのかもしれません。
こんなことを思いながら、数ヶ月前にこのショッピングモールに
来たときのことをふと思い出しました。
そのときも、Aの店員さんが、気さくに声をかけてくれて
雑談をしたのを思い出しました。
そのときは何も買わなかったけれど、話の内容はよく覚えていました。
結局、Aに戻って取っておいてもらった服を買うことにしました。
数ヶ月前の雑談の内容を話すと、店員さんも覚えていてくれて
そこからまた話が盛り上がり、楽しい買い物ができました。
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Aの店員さんとの服選びの会話や雑談は、
気圧が下がるかのように頭上を覆う雲のあいだから
差し込む一筋のほのかな太陽光のように感じました。
低気圧が、少し解消された気分でした。
コロナ前と比べると、仕事以外での会話が減っています。
雑談する機会が少なくなっています。
コロナ前から、雑談は大事だと思っていたのですが
今回のショッピングモールでの体験を通して、
雑談は、生活の潤滑油の役割を担ってくれているのを実感しました。
ギーギーギシギシおかしな音が出始める前に
もっと雑談して油を差して、元気よく動き回りたいです!
生活するうえでも、人間関係を築くうえでも、仕事を進めるうえでも、
雑談は目立たないけれど、何かと何かをつなぐとても大事なものだと思います。
垂れ込める雲の上は、いつも晴れた空が広がっています。
曇った空の雲間にも差し込む光を見つけることはできます。
「雑談」は、そんな柔らかい光のようにも感じます。
こんなことを考えながら、梅雨入りした空を見上げています。
withコロナには、wiht雑談。
話しかけるのはどうかな?と遠慮せずに
ちょっとした会話をしていきたいですね。
楽しく雑談しましょう。
もちろん、withマスクにて。
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