内側も大掃除
年末に大掃除をするように、私たちの内側も大掃除して
新しい年を迎えたいものです。
そこでふと思い出したのが、
スリランカ上座仏教長老 アルボムッレ・スマナサーラ著
『こころを清らかにする言葉』のなかの言葉です。
…………………
自分のことを不完全だと心から思っている人には
精神的な悩みがありません。
…………………
私たちはどうしても
「きちんとやらなければ」
「仕事も家事もちゃんとしなければ」
「間違ってはいけない」
「人からよく思われたい」
「完璧にしたい」
など「完全」でありたい気持ちを大なり小なり持っています。
しかし、ちょっと考えてみると分かることですが
完璧な人って存在しますか? どこにいます?
そんな人はどこを探してもいません。
どんな偉業を成し遂げた人でも、完璧な人ではありません。
誰もがデコボコしています。
アルボムッレ・スマナサーラ長老はこうも言っています。
…………………
呼吸ひとつ、食事ひとつとっても、人は死ぬまで地球に依存しています。
…………………
地球という大きなところから見ても、人は不完全です。相互依存の関係です。
人の営みから見ても、誰かがしてくれている仕事のおかげで
快適に生活できています。
また自分がする仕事によって、誰かの何かがよくなっています。
互いに補い合う相互依存の関係です。
互いに不完全でよいという目で世界を見ることができる。
弱い自分や不完全な自分を認めて肯定できる。
このように、いま心から思えなくても、このように思うことも選べるんだと
いうことを心に留め置く…それだけでも少し心が軽くなりますよ。
自分のことを不完全だと思うのは、自分をダメだと思うことではありません。
ありのままの自分でいいんだと思えるということです。
すると、これは悩んでも、これは悩むほどのことでもないと思えてきます。
そして、悩みが悩みでなくなるというところに行き着きます。
大掃除、まずは玄関を掃き清めたくらいでしょうか?笑
コメントを残す