学びコラム

コーチング研修レポートを読んで


ある病院でのコーチング研修受講者からの研修レポートが届きました。
2008年の8ヶ月間、ともに学んだ仲間の生の声です。
私にとっての大いなる遺産。
レポートを何回も何回も読み返しました。
全員分読むのに1時間かかります。
時間がかかっても何度読んでも、新しい発見のあるレポートです。
コーチとして意図したいた以上の何かを、
深いレベルでそれぞれに受け取ってくださっています。
職場や家庭、それぞれの大切な場所で、
学んだことを実践し、そこでまた新たな発見を体感しています。
レポートにも、受講者それぞれの個性が出ていて、
その人の強みやその人らしさが、いきいきと表れています。
コーチング研修を受講することで、
今まで以上に見える世界、聴こえる世界の広がりを実感してくれていて、
本当に嬉しく、有難い気持ちでいっぱいです。
コーチング研修を行うことで、
私自身の見える世界、聴こえる世界も広がっています。
受講者の皆さんと一緒に、少しずつ確実に成長・進化しています。
食べ物は生きるために必要な栄養分。
コーチングも人生をよりよく生きるために必要な栄養分だと私は思っています。
関わる人の人生が、関わる人の心が、喜ぶこと。
そのためのひとつの方法が、コーチングだと思っています。
今年度はまた新しいメンバーと8ヶ月間を過ごします。
どんな仲間と一緒に学ぶのだろう?
もうすぐ始まるコーチング研修がとても楽しみです。
心が喜ぶことをたくさんしましょうね♪


駅のエレベーター


駅のホームに降りると、
ショッピングカー(買い物用手押し車)を押したおばあさんがいました。
階段を下りようとする様子を見た女性が、
「向こうにエレベーターありますよ。あれで下りたほうがラクですよ」
と声を掛けていました。
大抵のホームにはエレベーターが1台。
エレベーターの位置を知っていて、一番近い車両に乗って降りれば、
そんなに問題ありません。
階段とエレベーターは離れています。
おばあさんにとっては、エレベーターは遥か彼方。
思うように動かない足では、階段を下りるよりマシでも、距離的にキツイでしょう。
この駅は改札を出で、さらに階段を下りて、やっと地上です。
改札を出て、またまたエレベーターに乗らないと地上にはたどり着けない。
そのエレベーターまで、さらに20メートルぐらいあります。
おそらく、エレベーターは後で設置されたのでしょう。
建物の構造上、端のほうにしか設置できなかったのかもしれません。
(あくまでも推測です)
1年前に新しくできた駅では、改札を入って、すぐにエレベーターがあります。
その奥にエスカレーター。
そのまた奥に階段、という並びです。
障害者や高齢者が使いやすいように設置されています。
ショッピングカーを押したおばあさん目線で見ると、
私が今まで見ていた駅とは違う駅の構造が目の前に現れました。
そして、古い駅と新しい駅の構造の違いも知ることができました。
いろいろ問題はあっても、
社会はよい方向に進んでいると信じています。
優しい気持ちになれる社会。
すべての人の心の中にすでにあるのだと信じています。


いきいきスマイル2009年春号 “コミュニケーション力を高めよう”


総合生活情報誌 『いきいきスマイル』(編集・企画/毎日新聞大阪センター 取材協力/川村義肢株式会社)にて、コーチングに関するインタビュー取材いただき、ただいま連載中です。
第3回目インタビューのテーマは、“コミュニケーション力を高めよう”です。

Scan1-20090420.jpg

Scan2-20090420.jpg

↑画像をクリックして拡大します。

記事は川村義肢さんのホームページからもご覧いただけます。
『いきいきスマイル』は、全国の病院や公的施設を中心に配布されています。
病院などで目に留まりましたら、ぜひ手に取ってご覧ください。
いきいきと元気になる記事が満載です!


怒りについて


スカイプを使った講座に参加。
今回のテーマは 『怒り』について。
それぞれ自分の怒りについて話し、怒りとは何か、怒りをどう扱うか、
などディスカッションしながら、深めていきます。
怒りを表に出せず、溜め込んでしまう人。
怒りが爆発して、後で後悔する人。
自分の怒りをしっかりキャッチして感じたい人。
怒りと自責・他責の関係。
怒りもさまざま。
以前、さいだねブログで書いた『相手を否定する気持ち』のことを話してみました。
相手を非難する・否定する気持ちには、怒りの感情もあるような。。。
私の体験談を聞いた参加者のひとりが、
「キモに入った」と言ってくれました。
私の体験が人の心にヒットして、なんだか嬉しい気持ちになりました。
“怒り”について話してながら、私の気持ちは“嬉しい”。
怒りについて、
大笑いしながら、楽しくディスカッションできた講座でした。
感情って、おもしろい。


日本でいちばん大切にしたい会社


遅ればせながら、『日本でいちばん大切にしたい会社』 を読みました。
左脳を使う仕事をしている知人が「いいよ~」と話すのを聞き、
バリバリ右脳系の私は、左脳も鍛えようと読んでみることにしました。
ビジネス書だと思っていたので、仕事先企業に向かう電車の中で読み始めました。
不覚にも涙が・・・。
電車の中だから、涙がこぼれ落ちないように必死で我慢。
目にためたまま、読み進めるという荒業を体得。(おおげさ~)
必死で我慢するくらいなら、読むのをやめればよいと思われるでしょうが、そうはいかない。
どんどん引き込まれてしまうのです。
この本には、5つの中小企業(または小売店)の経営理念に沿った
人と人を結ぶ物語が具体的に書かれています。
お涙ちょうだいモノではないのですが、
感動を大切にしているから自然と涙があふれてくるのだと思います。
企業のあり方は人のあり方。
当たり前だけれど、忘れがちな大切なことをシンプルに伝えてくれています。
左脳とか右脳とか分けて考えていた私の小さい器を広げてくれました。
感謝♪


お別れの挨拶


外での仕事を終えて、
いつもの帰り道、いつもの果物屋さんの前。
自転車に乗った男子が店の前で止まりました。
そして、店の奥にいるおばさんに、
男子   「明日、東京へ行くんです」
おばさん 「そうなん。寂しなるわ・・・。おめでとう」
男子   「ありがとうございます!」
大学を卒業して東京で就職する彼と、果物屋のおばさん。
ふたりの関係はまったく知りませんが、なんだか胸が熱くなりました。
そこには孫と祖母、いいえそれ以上、人と人、心と心が触れ合う光景がありました。
彼はきっと大丈夫。
お世話になった人に(かどうか知らないけれど)、
ちゃんと最後の挨拶ができる人です。
人間関係が希薄になっている風潮もありますが、
人間関係をしっかり築いている人もたくさんいます。
彼もおばさんもそのひとり。
この光景を胸に刻んでおこう。


自責の人 他責の人


何か問題が起きたとします。
自責の人は、「私が悪いんだ。私がこうしたからだ」
他責の人は、「あの人が悪いんだ。あの人があんなことをしたからだ」
自責と他責のどちらがよいでも、どちらが悪いでもありません。
何か予期せぬ出来事が起こった場合、
誰もが一瞬、またはもっと長く、不安になります。
この不安感をできるだけ早く取り除きたいと思うが人の心理です。
その時、自分の考え方のクセが表れます。
その考え方のクセのひとつが、自責と他責ではないでしょうか。
自責や他責にとらわれ続けると、それがすべてになってしまいます。
例えば、
自責の人は、原因を自分に向けます。
飛んできたボールをミットですべて受けとめます。
他責の人は、原因を自分以外の人やモノに向けます。
飛んできたボールをバットですべて打ち返します。
どちらも果てしない・・・、疲れそう・・・。
道具はミットだけ、バットだけじゃない。
両方使うこともできる。
自分の足で走ることもできる。
他も道具を引っ張り出してくることもできる。
みんなであれこれ使うこともできる。
ほかにもいろいろある。
いろいろあっていい。
そう考えると、不安感も和らぎます。
それもある。これもある。
360度の可能性にベクトルが向けられると、ほどなく解決へとつながります。


扉の向こうの扉


私の仕事のメインは、個人コーチングです。
次に、コーチング研修。
その次は・・・特にありません。
大好きなコーチングにエネルギーを注げる環境を整えてきました。
最近、ひとつ仕事が加わりました。
「文章を書く」
それも、大好きなコーチングのことを書かせてもらえるのです。
私の中には無数の扉があります。
「コーチング」というひとつの扉の向こうには、たくさんの扉があります。
たくさんの扉のひとつ 「文章を書く」の扉が開きました。
その向こうには、どんな扉があるのだろう?
自分のことだけれど、わからない。
それがワクワクして楽しい。
一歩を踏み出すスリリングさも体感しながら・・・。
誰もが持っている扉の向こうの扉。
扉の鍵を持っているのは自分。
扉を開くのも自分。


オバマの演説とオバチャンの質問


昨日、本屋さんでの出来事。
店員さんに話しかけるオバチャン。
オバチャン 「昨日のオバマの議会演説の本ある?」 → オバマ議会演説
店員さん  「・・・・・」 (一瞬頭が真っ白に。その後、高速回転中)
     
        「・・・・・」 (さらに高速回転中!!)
        「昨日の演説ですか・・・まだ本になるとも決まってないと思いますが・・・」
       
オバチャン 「あの演説、聴いた?ものすごい良かったわ~。出たら取っといてな!」
そう言い放ち、オバチャンは行ってしまいました。
オバチャン・パワーの余韻とともに取り残された状態の店員さんは、
「昨日のオバマの議会演説の本かCD出るとも決まってないけど、
取っといてほしい言うてる人いるから、気をつけておいてくれる?
あんまり詳しいこと聞いてないんだけど・・・」
発注部署に電話していました。
+++++++
前職のホテル勤務で、いろんな人にいろんなことを尋ねられ、
何を聞かれてもあまり動じないつもりでいましたが、
今回はちょっとたじろぎました。(私が質問されたわけじゃないのに)
本屋さんでも突拍子もないことを尋ねられるものなんですね。
それにしても、店員さんの頭がフル回転している状態と、
オバチャンの当然あるはずだと言わんばかりの物言いの妙味。
コミュニケーションのおもしろさをあらためて実感しました。
私もあの店員さんに尋ねてみよう。
「一昨日のオバマと昨日のオバチャン、どっちがパワフル?」
冗談ですわよ。


『いきいきスマイル 2009冬号』 “コーチング講座” 連載中


昨年秋号に引き続き、総合生活情報誌 『いきいきスマイル』(編集・企画/毎日新聞大阪センター 取材協力/川村義肢株式会社)にて、コーチングのインタビュー記事を掲載いただいております。
今回は “ストレス”をテーマに、コーチングの視点からお話させていただきました。

Scan1-2009216.jpg

Scan2-2009216.jpg

↑画像をクリックして拡大します。


Top