風の果て


藤沢周平の小説 『風の果て』がNHK木曜時代劇ドラマで今放送されています。
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/kazenohate/
名残惜しくも来週で最終回です。
佐藤浩市のファンということもありますが、藤沢周平も好きです。
藤沢周平より好きなのが、山本周五郎です。 (誰もそこまで聞いてないかぁー)
このドラマは、時代が変わっても、人の心の様は変わらない、ということを教えてくれます。
清い心、 友情、 嫉妬心、 競争心、 虚栄心、 絆、 愛・・・


人生とは何か?
人生とは、その人一人のものではないのではないだろうか?
ひとりの人の人生を吹き抜ける風は、すべての人や時代を吹き抜けていく。
そんなことを感じながら見ています。
そして、このドラマは音楽も素晴らしい。
エンディングに流れる曲の歌詞はこれだけ。
♪風の果て
♪尚、足るを知らず
♪風の果て
♪風の果て
♪風の果て
ケイコ・リーの声に、小松亮太のバンドネオンと宮本笑見のヴァイオリン。
そっと寄り添い、悲しくも優しく吹き抜ける風のようです。
登場人物それぞれの人生が交錯するかのように、音色が交わります。

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