そのままの味


お盆は、和歌山の実家で過ごしました。
父は、何かを育てるのが好きで、畑で野菜も作っています。
帰省する頃、ほとんどの夏野菜の収穫は終わっています。
それまでは、連日山のように、きゅうりやトマトが出来て、困るぐらいだそうです。
その頃には、ご近所ももらってくれなくなるそうです。それぐらい、いっぺんに沢山できます。
私たちが普段スーパーで買うときは、きゅうりも1本から必要な分だけ買え、形も均一です。
しかし、その感覚とはまったく違い、大きさも形もまちまち、生るときは大量に出来ます。
街で暮らしていると、そういう自然の力を忘れてしまいがちです。
今回は、プチトマトがまだ終わっていなくて、たくさん生っていました。
両親は、毎日、トマトジュースにして飲んでいるそうで(大量に消費するため)、
私もどんな味がするのか試しに飲んでみました。
プチトマト以外、何も入れない、そのままのトマトジュースです。
グラスに口を近づけると、少し青臭い匂いがしました。
初めの2,3口は、なんだかよくわからない味だな~。
その後は、味に慣れたのか普通に飲めました。
実家のトマトジュースを飲んだ後、塩分入りの市販のトマトジュースを飲むと、
しょっぱく感じるだろうなと思いながら、何も入っていないトマトジュースを味わいました。
市販のトマトジュースは、どうしてあんなに真っ赤な色をしているのだろう?
実家のジュースを飲みながら思いました。
実家にいるあいだ、何回かこのトマトジュースを飲みました。
やさしくお腹におさまります。
やわらかいオレンジと赤の色合い。
トマトそのままの味に、なんだかホッとします。
飲めば飲むほど、体に良いと感じる、そのまんまの味です。

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