アンドレアス・グルスキー展 大阪
国立国際美術館で開催されている『アンドレアス・グルスキー展』に行ってきました。
この美術館は、地下1階~3階が展示室になっています。
地上は、入口だけで、地下に降りて行きます。
一風変わった建物です。
グルスキーの写真は、写真のようで写真でないアートのような作品です。
「アート」と言いながらも、やはり「写真」なのです。
ありのままを撮影した写真でなく、デジタル加工されています。
ひと言では言い表せないのが、グルスキーの世界・・・のように感じます。
いちばん印象に残ったのは、『バンコク』シリーズです。
幻想的でとても美しい。それでいて、汚い。
見ていない人には、この表現では、分かりにくいかもしれませんが
目の前にしてみると、理解してもらえるかなと思います。
グルスキーの作品には、両極が存在しているようにも感じます。
「統一感」と「雑多感」
「静」と「動」
不思議な感覚になります。
興味深かったのは、無題の
オフィスのグレーのカーペットの作品です。
誰もが見たことのあるグレーのカーペットが
当たり前のもののようにも、よく見ると特別なもののようにも見えます。
ここでも、両極を視覚的に感じます。
理解しようとするよりも
言葉で表現しきれない不思議な感覚を味わってみる。
楽しみ方のひとつかと思います。
外国人の来場者が多かったのも印象的でした。
機会があれば、もう一度、観に行ってみようと思います。
アンドレアス・グルスキー展 http://gursky.jp/
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