上を見る人、下を見る人
今日は、桜散る春の嵐ですね。
昨日、満開の桜並木を気持ちよくジョギングしました。
桜の美しいこの時期は、お花見しながら歩く人が大勢います。
誰もが、いつもより顔を上げて、上(桜)を見ながら歩いています。
そんな中、一人だけ、鎌を持って中腰になって、下を向いて、地面に集中して
何かを探している人がいました。
上を見る人が多い中、下を見る人は、さすがに目立ちます。
その前を通るだびに、中腰の低姿勢で地面を凝視しておられるので、とても気になります・・・
「何をしているのだろう?」
好奇心いっぱいになり、思い切って訊ねてみました。
すると、『メリケントキンソウ』という外来植物が生えていないか
探しているとのことでした。
トゲが鋭くて、危ないそうです。 見た目は、パセリみたいだそうです。
散歩中の犬が踏むと、肉球に刺さって痛いだろうから、とおっしゃていました。
(その人は「犬が痛いかどうかは分からないけれど・・・」とも笑)
それにしても、人の行動は、訊いてみないと変わらないものですね。
メリケントキンソウという外来種があることも初めて知りました。
ブラックバスとか魚だけでなく、日本になかった外来植物が、
こんなに身近な場所に増えているという認識がなかったことにも気づきました。
上を見て、季節の変化を楽しむ。
下を見て、生態系の変化を知る。
世界は、訊いてみないと分からないことばかり・・・
写真は、先週末の夙川でのお花見風景です。
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