「あいだ」を想像&創造する
先週、広島での仕事が終わってから、広島市現代美術館に立ち寄りました。
面白そうなテーマの美術展がちょうど開催されていました。
『交わるいと 「あいだ」をひらく術として』
“タイトルの「いと」は素材としての糸を意味すると同時に、
作り手たちの「意図」でもあります”
というところに惹かれました。
『面と容』という樹皮を使った作品は、ひとつは「面」を表現し
もうひとつは「容」を表現しています。
どちらも同じものなのに、違うもの(面と容)のふたつの作品になっています。
ふたつでひとつ、とも捉えられます。
素材が交わり、作者の意図が交わり、
このふたつの「あいだ」にあるものを想像する 私が交わる。
言葉ではうまく表現できませんが、何かしら「あいだ」がひらかれていくのを
体感しました。
作者自身の脳の画像を作品にしたものもありました。
作者の想像力と創造力によって
脳の画像が、色鮮やかなアートになって目の前に存在する面白さは
驚きと同時に新鮮でした。
物質としての糸
人(作者)の意図
そして、目に見えない「いと」が交わって、
見る人それぞれに、その人の中から何かがうまれてくるような空間になっていました。
美術館は、私にとって、じっくり感じて自分で考えるための
大切な場所になっています。
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