日々これ好日

夏の思い出


夏になると聴きたくなるのは、
久石譲さんの楽曲『Summer』です。

自動車のテレビCMでも流れていたので、
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

『Summer』を聴くと、子どもの頃の夏を思い出します。

キラキラした海、潮の香り、日焼けした顔、はしゃぐ声、
スイカの冷たさ、涼しい夜風に乗る聞こえる虫の声、
昼寝から覚めた妹の畳の跡の付いた寝ぼけ顔・・・
懐かしい光景がとめどなく浮かんできます。

どこか懐かしさ漂う音楽からは
夏の懐かしい思い出がぽろぽろとこぼれ落ち溢れてきます。

これらは
「思い出は過去を思い出す」という見方からのものです。

それと同時に
「思い出は新しくつくる」という見方もできます。

この夏は、どんな思い出を新しくつくろうかな?

こう考えると、ワクワクします!


みんな丸(マル)!


小学1年生のとき、学校の先生になりたいと思っていました。

理由は、宿題に丸をつけてもらって
「よくできました」の桜の花丸印を押してもらうのが
とても嬉しかったので、自分も丸をつけて花丸ハンコを
押したかった、という単純なものでした。

先生になりたいと思ったときがあったことすら
すっかり忘れて社会人になりました。

コーチの仕事をしていて、
先生になりたかった本当の理由に気がつきました。

私が本当にやりたかったことは、
「どの人も丸(マル)ですよ」「みんな丸(マル)!」
「そこのあなたOKですよー」
と伝えたかったのだと。

やりたかったことをやり続けて、今があります。

そして、これからもやり続けます。

なぜやりたいのか? やり続けるのか?

人が笑顔になるからです。
小学生の私が嬉しくて笑顔になったように。

これからも楽しくやり続けます!
小学1年生の私が心から望んだことを。
小学1年生の私が決めたことを。

丸‼


本とあそぶ!本の部屋 Tonton


本をこよなく愛する先輩お友だちが
今月、中津に私設図書室をオープンしました。

本の部屋Tonton(トントン)は、
人も本も、あたたかく迎え入れてくれます。

『本とあそぶ!』が合言葉の、とても居心地のよい空間です。

まず気づいたのは、
私は、今まで本と遊ぼうと思ったことがないかも!でした。

読書好きなので、本を読むのは楽しみのひとつですが
遊びと思って読んだことがありません。

本と遊んでいいんだ!
それだけで世界が広がった気がします。単純ですね。
それに、今までもったいないことをしていた…とちょっと悔しいです。

思い返せば、子どもの頃、本を読むのは遊びでした。
本に触れて本と遊んでいたのをすっかり忘れていました。
大人になっても遊んでいいんですね。
無意識に制限をかけていたのがホントもったいな~い。

何度かお部屋にお邪魔して、遅ればせながら少しずつ遊び始めています。
先日は「人に本を読む」という遊びをしました。

人に本を読むのは、
普段一人で黙読するのとはまったく違う楽しい体験でした。

登場人物や世界観を聞いてくれている人と共有すると
物語自体が空間に広がって、いきいきしてくるように感じられました。

「本と遊ぶ」は、新しい世界と発見をもたらしてくれます。
もっと本と遊びたくなります!

子どもも大人も好きなように遊べる図書室です。
貸出もされています。

梅田からも近いですので、気軽に立ち寄ってみてください。

〚本の部屋 Tonton〛
11:00~16:00
場所:UPCICLE中津荘101号
大阪市北区中津3丁目17-5

6月の開館日
1日・2日・5日・6日・11日・16日・19日・22日・25日・26日

インスタもされているそうです。

UPCICLE中津荘
https://umeda.keizai.biz/headline/3609/


「好き」がひとつ増えると


色とりどりの花や初々しい緑が目にうれしい季節です。

うすうす気づいていたのですが、最近自覚したことがあります。
さて、何でしょう?
…この訊き方で分かったらすごい!エスパーです!

私は小鳥が好きだと自覚しました。

きっかけは、小川洋子の『ことり』という小説です。

私の父は鳥が好きで、いろんな種類の小鳥を飼っていました。
小さい頃から小鳥に親しんでいた記憶や思い出が
この小説を通して鮮やかに蘇りました。

小鳥が好き……「好き」がひとつ増えると
「幸せ」もひとつ増えた気がするのがいいですね。


「話す」は「放す」


いよいよ明日から新年度が始まります。

気持ちは新たに、体は元気に、スタートしましょう!

*******

「話す」は「放す」と聞いたことがあります。

話すことは、
握りこぶしを放すように、手をグーをパーするように
握りしめていたものを自由にするということ。

握りしめていたものが、空間に放たれ自由に泳ぎ回って
また戻ってくる。

その戻ってきたものは、
握りしめていたものとは何かが変わっているでしょう。

さまざまなことが変わる新年度です。

話して、放しましょう。

話して、放して、変わって、スタートしましょう‼

 

てんしばの桜とあべのハルカスです。
桜も花びらを散らして放します。
花吹雪は、桜が話しているのだと思うと、より美しくいきいきと感じます。


「あたりまえ」体験を面白く楽しく


最近、面白いことないなぁ。
楽しいことがないなぁ。ふぅ…

コロナや世界情勢などの影響もあると思います。

コロナや世界情勢には、直接的に影響し、コントロールできるものではありません。

しかし、自分が日常で体験することには影響できます。

体験することを面白いな!楽しいな!にすることはできます。

面白い体験をするから面白い、ではなく
楽しい体験をするから楽しい、でもなく。

その体験をどう捉えるか?
その体験をどう感じるか?

捉え方や感じ方は自分次第でどうにでもなります。

「あたりまえ」に気づくと、楽しいことや面白いことが増えます。

私たちの生活は、小さな「あたりまえ」がたくさん集まってできてると捉えてみると
経験することすべてのなかに、面白さや楽しさを感じることができます。

———
水栽培のヒヤシンスが咲きました。
見覚えのあるヒヤシンスは、もっと茎が長くてすらっとした形状だったような…。
我が家のヒヤシンスは、茎が短い!! よく見ないと茎が見えない!!
でも、ずんぐりしていてかわいいです。愛嬌があって面白いです。
自分のなかにある小さな「あたりまえ」に気づくって、楽しいですね♪


明るく前進!2022年


あけましておめでとうございます。

「あけまして」は「明るくなる」ということです。

これをお読みの皆さんが、光の差すほうに向かって進んでいる。
そして、皆さん自身が明るくまわりを照らして元気に前進している。
そんな明るい2022年をイメージしています。

皆さんと皆さんのまわりに、笑顔が広がることを願っています。

今日は、七草粥で温まりたいですね。
コロナ感染がまた広がりつつある今、無病息災、長寿健康の願いを込めて。

↓ 元旦、東大阪市・枚岡展望台より。
よく晴れていたので明石海峡大橋まで見えました。
見通し良く2022年スタート!


人との交流の大切さ


2021年もあとわずかです。

昨年に引き続きコロナ禍のこの1年、日常の変化を実感しています。

私が仕事上で感じる人の変化は
研修の際、コロナ前に比べると、参加者どうしの距離が縮まるのに
少し時間を要するようになったことです。

特に医療従事者対象の研修を多く担当しています。
皆さん、多忙を極め、仕事中のちょっとした会話や雑談も減って
お昼ご飯も一人で黙食、仕事以外で人とかかわる機会も調整しています。

人との交流の機会が減っているため、研修で初対面の人とかかわる際、
最初はどうしても日常の距離感がそのまま表れます。
参加者は、どのくらいの距離感でかかわるのかよいのか
迷いながら始まる印象を受けます。

密にならないよう研修内容を構成しているということを差し引いても
日々の職場でのコミュニケーションが減っているのが伝わってきます。

職場のスタッフと、患者さんと、他職種と、
コロナ前よりコミュニケーションの機会が少なくなっているのが
よくわかります。

高齢者も外出せず家にいるようになって
他人との交流の機会がなく、認知機能が落ちているという現実もあります。

人とかかわることは、
仕事はもちろん、健康や幸福にも大きく影響するのを実感しています。

2022年は、他者とのかかわりを大切にすることを意識して
一歩一歩着実に前進していきませんか?


看護学生さんたちと一緒に!


キンモクセイの甘い香りが漂い、自然のアロマテラピーが嬉しい季節です。

看護専門学校さんの授業は、社会人対象の研修やセミナーとは
また違う楽しさや難しさを感じつつも
毎回発見があり、学生の皆さんから刺激を受けています。

コーチングのクライアントさんや研修の受講者の皆さんともそうですが、
私の姿勢や考え方、関係の築き方が、学生さんたちの可能性や成長の伸びしろに
どのように作用するかを考えてかかわっています。

学生さんたちと一緒に、私も成長していきたいと思います!


看護学生と看護教員の人間関係論


今年は、看護学校での『人間関係論』を担当しています。

長年、看護教員を養成する大阪府専任教員養成講習会の
『人間関係論』も担当してきました。

先生と学生の両方にかかわることができるのは本当に嬉しいです。
嬉しい以上に、身が引き締まります。

看護学生さんたちの「今」ある人間関係と
看護師として働き始めて広がる「未来」の人間関係。

「今」と「未来」の人間関係の両方を同時に見て、授業をしています。

便宜上は「先生」ですが、学生さんの未来を一緒に見て進む
「パートナー」「コーチ」としてかかわっています。

看護師としていきいきと働く明るい未来に向けて
心を込めてしっかり支援していきたいと思います!


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