日々これ好日

写真ノ中ノ空


詩は谷川俊太郎、写真は荒木経惟。
詩人と写真家、ふたりの『空』が見事なコラボレーションの写真詩集です。
この日記でも、谷川俊太郎の詩のことを何回か書いています。
谷川俊太郎の言葉は、私の中にダイレクトに入ってきます。
わずか数行に凝縮された言葉が、すべてを表現しています。
この『写真ノ中ノ空』では、地球や雲を“色っぽさ”で表現する
詩人の豊かな才能に思わず唸りました。
谷川俊太郎の言葉の空に、アラーキーの写真の空が交わり、重なり、
時には透かし・・・いろんな表情の空の世界を創り出しています。
本屋さんで一度は手にとってほしい一冊です。
『 写真ノ中ノ空 』   詩=谷川俊太郎 / 写真=荒木経惟


バカラのシャンデリア


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昨日は神戸・三宮で友人とランチ。
藤原紀香と陣内智則の披露宴で使用された
バカラのシャンデリアが展示中だという
友人情報をもとに、大丸神戸店へ!
ウン千万円のシロモノを拝見してきました。
私としたことが、
流行りモノに飛びついた感が大ありです。。。
まっ、お祝い事だしね。


紀香と陣内のシャンデリアに群がる


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シャンデリアの周りはこんな感じでした。
みんな携帯カメラで撮りまくっていました。
もちろん、私もその中の一人。
物理的にも金銭的にも、
手の届かないものに群がってる様子、
伝わってますか?
客観的に見ると、こっぱずかしいなぁ。


印度りんご


嫌いな食べ物はありません。
いや、厳密に言うと、食べれない食べ物はあります。
果物のリンゴです。
さらに厳密に言うと、生のリンゴです。
ナイフで皮をむく時の音、噛んだ時の音、他人の食べている音、
あの音がいけません。頭痛がします。
今も想像しただけで、頭が痛い・・・。
梨は大好き!水分たっぷりの音が心地よく食欲をそそります。
水分量で音は変わります。
私にとって、リンゴは水分が少なすぎるのです。
リンゴの味は好きなのですが、音がダメなので、“リンゴを食べる”には決死の覚悟です。
アップルパイのようにコンポートされていると、生の状態の時と、音が変わっているので
食べれます。
でも、ホントにホントに美味しいのは、生の、フレッシュのリンゴだということも
わかっています。それだけに辛い・・・。
リンゴ嫌いの話をすると、ある人が、
「印度リンゴだったら、水分が少ないから大丈夫じゃない?」
インドりんご??? はじめて聞くリンゴの名前です。
50歳代以上の方はご存知のようです。
青くて堅いリンゴ。
昔は、リンゴと言えば、『国光』と『印度』だったそうです。
印度りんご、今はあまり出回っていないようです。
水分量が違うと、音も違うだろうし、もしかしたら、食べることができるかもと期待大なだけに、
あぁ残念~~~。
印度と別の種類を掛け合わせたものが、今は出回っているようです。
http://www.tsugaru-santyoku.jp/syurui/syurui.html


虹を見た


昨日は一日中、雨降り。
雨のせいか、いつもより暗くなるのが早かったので、
いつもより早くカーテンを引きました。
夕方6時40分頃、
カーテンの隙間から、オレンジ色の光が漏れていました。
カーテンの隙間からは、はじめて見るオレンジ色です。
明るくて濃い、キレイなオレンジ色。
カーテンを開けると、雨は上がり、空がオレンジ色に染まっていました。
大きな大きな虹が、堂々とした姿で、私の目の前に広がっています。
虹の手前を、いつもよりクッキリと輪郭を現した飛行機が横切っていきます。
まるでおもちゃの飛行機のように。
その飛行機の手前を、雲が勢いよく東のほうへと流れていきます。
取り残された雨雲が、いっしょうけんめい流れているかのようでした。
こんな低い位置で、雲を見るのは久しぶりです。
私から一番近くに、猛スピードで流れていく雲。
その向こうに、人がつくり、人を乗せて飛んでいる、おもちゃのように見える飛行機。
またその向こうには、大きくて堂々としていて、美しい虹。
大きな虹の向こうには、低い位置にある雲とは別の雲が、大空に広がっています。
雲も飛行機も虹も大空も、同じ場所に同じ姿で留まることなく、変化します。
やがて、虹は消えてなくなりました。
一瞬前まで私の目の前に広がっていた光景は、すでにありません。
感動とは、
変わらないものの中で生まれるのではなく、
変化の中に生まれるのだと思いました。
美しい光景に感動した私も、一瞬前の私ではない。
そういうことになります。


若冲展  相国寺承天閣美術館


先日、『若冲展』に行って来ました。
きっかけは、梅田で『若冲展』のポスターを見かけ、絶対に行きたい!と思い、
会場を確認すると、京都の相国寺・・・2日後に仕事で行く場所のすぐ近くでした。
これは行くしかない!
行ってきました!
伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)の『釈迦三尊像』と『動植綵絵』が120年ぶりに再会。
33作品をあわせて観ることができます。
若冲についてほとんど知りませんが、今回の若冲展を観て感じたことを、
感じたままに書いてみたいなと思います。
ひと言で言うと、“絵は生きている”。
おしゃべりをしているように雀のさえずり声が聞こえてきます。
雁を自分の腕に受け止めたかのように重みを感じます。
池の生き物たちに、生命の、生態系の循環を見ます。
花は柔らかく、そこはかとなく匂います。
蝶の羽音が聞こえ、かすかな空気の揺らぎが伝わってきます。
冬の空気の冷たさの中に、動植物の温かさを感じます。
鶏の鋭さと緊迫感に、ドキドキします。
正面には3枚の釈迦三尊像。
左右に15枚ずつの動植綵絵。
その真ん中に立った時、“森羅万象”とは、こういうことなのかもしれないと思いました。
そして、自分自身も、会場にいる人たちも、33枚に加えられた絵の一部のように在ります。
混雑している会場は、
人の動く音も話し声も、絵から聞こえてくる音と同じような感覚でした。
今この瞬間も、すべてがつながっている、同じように存在している・・・
若冲のすべてを慈しむ心が、私たちに伝えてくれます。
若冲展 http://jakuchu.jp/jotenkaku/


知りましょう!後期高齢者医療  COML医療フォーラム2007


私も少しだけ活動に参加させていただいている市民グループのフォーラムが、
5月20日(日)リサイタルホールで開催されます。(もうすぐです!)
今回のテーマは、2008年4月から始まる後期高齢者医療制度について。
今はまだほとんどマスコミなどで取り上げられることはありませんが、
来年の今頃は、頻繁に取り上げられるようになっているでしょう。
基調講演のゲストは、ホームケアクリニック川越代表の川越厚さん。
パネリストは、厚生労働省保険局医療課担当者、ふくの若葉病院院長の角家暁さん、
特別養護老人ホーム花屋敷栄光園園長の本下博巳さん。
私たち一人ひとりが、家族が、遅かれ早かれ直面する問題です。
これからの高齢者医療がどうなっていくのか、この機会に考えてみませんか。
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COML医療フォーラム2007
【どうなる?これからの高齢者医療 
  ―入院先がなくなる?在宅って可能?費用負担も増加!―】
2007年5月20日(日) 13:00~16:30(12:30開場)
     リサイタルホール(大阪市北区中之島・地下鉄四ツ橋線「肥後橋駅」下車すぐ)
詳しくは、NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)のホームページを
ご覧ください。チラシをダウンロードできます。
http://www.coml.gr.jp/forum/index.html
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当日参加もOKです!!


遊び心のあるメール


昨日の午後、友人から
「ゲリラメール。今、○○駅です。△△駅(私の最寄駅)に◇分~□分後、都合どうですか?」
というような内容のメールが届きました。
この友人は、ゲリラメールと呼んでいます。
文章の最後には、カエルの絵文字。
ゲリラ・・・ゲロゲロ・・・カエル・・・この強引さもオモシロイ。
ゲリラメールなので、遠慮なく断ってOKだそうです。
こういう遊び心のあるメールをもらうと、ワクワクします。
30分後には、ふたりでお茶をしていました。
遊び心には、
気持ちもフットワークも軽くなる、相手を動かすパワーを秘めています。


エビアンの味


昨日は真夏のような暑さでしたね。
水分補給!コンビニでエビアンを買いました。
日本でのエビアンの正規販売開始は1984年だそうです。
http://evian.co.jp/
“お金を払って水を飲む”。
その初体験の水がエビアンでした。
初めて口にした時の感想は、化粧水の味がする~!でした。
実際に化粧水を飲んだことはありませんが、なぜか“化粧水の味”がしました。
匂いが化粧水のようだったのかもしれません。
おそらく初めて飲んだミネラル・ウォーターで、硬水だったからでしょう。
昨日飲んだ時は、“水の味”でした。
今は、日本にいながら、外国の味覚をじゅうぶん楽しめます。
水だけでなく、いろんな味を知るようになりました。
私の舌もいろんな味わいを体験し、新鮮な感覚を味わう体験が格段に減りました。
少し寂しい気もします。
その分、他の体験を意識してみようっと♪


ゴミ置き場の花束


通りがかりのゴミ置き場。
大きな花束が花束のまま、捨てられていました。
誰が、どんな事情で、捨てたのか・・・そこにはドラマがあるかもしれません。
でも、その光景を目にした私の胸は痛みました。
花は切られて、花束になっても、生きています。
その美しさに感動したり、優しい気持ちになったり、嬉しくなったり、
悲しい気持ちを慰めてくれます。
私たちに、花は喜びを与えても、痛みを与える行為はしません。
私たちに、痛みを与えるのは、人の心なさが加わった時。


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