日々これ好日

どろろ


映画 『 どろろ 』 を観ました。
もうそろそろこの映画も終わりなのでしょうか、5列しかない横に細長いシアターで上映でした。
新作映画は観客も多いので大きいシアターで上映されています。効率的です。
妻夫木くんのファンだから・・・ではなく(一緒に行った妹は妻夫木ファン)、
手塚治虫のファンです。
久しぶりにワクワクしました。
子供の頃、仮面ライダーを見ているみたいな感じがたまらない。
それに手塚治虫らしい場面もあってうれしくなりました。
2作目、3作目の続編もできるようです。
「またいっしょに行こうよ」と妹に言うと、
「主役のふたり(妻夫木&柴咲)に変更がなかったら行きたい」
私も変わらないほうがいいなと思います。
マンガの 『 どろろ 』 は持っていないので
(妹が買いそうなので貸してもらおうと目論んでいます)、
『 火の鳥 』 を読み返し始めました。
といっても、まだ1巻の黎明編をほんの少しばかり。
何度読んでも飽きることのない、壮大なストーリーです。
不朽の名作です。


桜満開!


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数日前、紹介しました桜の盆栽です。
富士山麓の御殿場で育てられた 『旭山』
という品種とのこと。
もうこんなに花を咲かせていました。
顔を近づけて、匂いを確かめてみました。
ほのかに桜の香りがします。
繊細な香り。
香りだけでなく、色合いも繊細で美しい。
植物は人の心を穏やかにする力を持っています。


若年認知症


昨晩のNHKクローズアップ現代は、若年認知症がテーマでした。
働き盛りの40代で発症するケースが増えているようです。
今までどおり業務を行うことに時間がかかったり、出来なくなったりする症状が表れます。
周囲の理解が得られず、自主退職せざるを得なくなるケースも。
この病気について、企業側も知識を持っておく必要を感じました。
若年認知症の人の『働けるうちは働きたい』という言葉に、切実な気持ちが伝わってきました。
人に起こることは、自分に起こってもおかしくないのです。
出来ていたことや覚えていたことが、わからなくなっている自分自身を想像してみると、
決して他人事とは言えません。
スタジオゲストの松本一生さんのように、患者の気持ちに寄り添ってくれるドクターに
出会えるかどうかも、病気と向き合う時に大切なことだと思いました。


バレンタイン・チョコレート


明日はバレンタイン。
私のバレンタインの苦い(?)思い出をお話します。
何年か前、自分用に某百貨店の某高級チョコレートを奮発して買いました。
人のために選ぶより、自分のために選ぶほうが、とっても気合が入りました。
そして、自宅に帰って某高級チョコレートを開けてみると・・・
違うやん!!
私が選んだチョコじゃない!!
ムカッとしました。
そこで一呼吸。
でも、あの売り場の壮絶な光景を思い浮かべると、店員さんが間違えることもあるだろう・・・と。
それに、私の目の前にあるチョコに罪は無し。
すでに、おいしそうな香ばしい香りに包まれてしまっているのです。
誘惑には勝てません。
手がのびて。。。スィートです。。。おいしいです。。。幸せです。。。
苦くて甘い私のバレンタイン♪ いかがでした?
しょーもないって??


大阪のおすすめスポット


先日知り合った九州の人に、大阪のおすすめスポットを尋ねられました。
ホテルに勤めている頃は、お客さまに観光スポットをごくごく普通に案内していました。
しかし、あらためて聞かれると、ここが大好き!という私のおすすめスポットが出てこないのです。
それ以来、考えています。私のおすすめを。
出てこないということは、ないのかも。
18年も暮らしているのに寂しすぎます。
今からでも遅くない!
私の大阪おすすめスポットを見つけようと思います!


サクラサク


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お世話になっているとある事務所の桜の盆栽。
携帯カメラでパシャリ。
以前、お邪魔した時は、
黄緑色のつぼみがふっくらと、
その先端が薄っすらとピンクがかっていました。
1週間ほどで、ひとつのつぼみに3つの桜の花が初々しく顔を出しました。
 
「私は若葉です!」
葉っぱものびのび元気いっぱいの様子。
あっ、ここには写っていません。。。
蛍光灯の光でも育つ桜の生命力に、
パワーをもらいました。

この桜がつぼみの頃、人生の大先輩が何気なくこうおっしゃいました。
「桜の樹は花がきれいな桜色なのでなく、
    花をつける前から、樹それ自体が桜色を帯びてきて、
              樹の中から染まっていくように見えない?」
樹も葉も花も、すべてで桜は桜。
人も同じ。
もう少し先のサクラサク季節。
小さな変化もじっくり眺めてみよう。


ハーブティー


最近、ハーブティーを飲むようになりました。
いつもコーヒーなのですが、体を温めるには、ハーブティーが効果的と聞いたからです。
それにカフェインを摂りすぎるのもどうかと気になっていました。
はじめは、美肌のために!とローズヒップのハーブティーを飲んでいましたが、
ちょっと飽きてきまして、今は、ティーバッグで4種類のハーブティーがパックになったものに
替えてみました。
ハイビスカス、カモミール、ローズヒップ、ペパーミントの4種類です。
その時々の気分に合わせて選べる楽しみもあります。
でもパッケージがおしゃれでない・・・。
これって外国の入浴剤??
種類は気分に合わせて選べても、箱が入浴剤みたいじゃ・・・ねぇ・・・。


千の風になって


テノール歌手・秋川雅史が歌う『千の風になって』
年末の紅白で、秋川さんの歌声とその歌詞に聴き入りました。
気づいたら口ずさんでいる、なんていうこともあります。
この曲のもとになったのは 『 A Thousand Winds 』 という作者不詳の詩です。
秋川雅史「千の風になって」メッセージ・エピソード集には、
いろんな人のさまざまな想いが込められています。
http://www.teichiku.co.jp/pop_classic/artist/akikawa/episode/index.html
悲しい出来事は、人を強くする。
大切な人の死は、生きることを教えてくれる。
そう思いました。


映画 『不都合な真実』 ~アル・ゴア氏のスライド講演ドキュメンタリー


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米国・元副大統領アル・ゴア氏の活動を描いたドキュメンタリー映画 『不都合な真実』が
今上映されています。
ゴア氏は温暖化が地球にどんな危機をもたらすのか、危機が目前まで迫っている
緊急性を伝えるため、スライド講演という形式で世界各国で講演をしています。
科学的研究での数字と実際の映像をうまく組み合わせ、
私たち知識のない一般の人にも理解できる内容です。
その上で、ゴア氏のメッセージが伝わってきます。
前半は、グラフや数字が多いので集中力を保つのは難しかったのですが、
中盤からは映像も多くなってきて、前半部分と絡んで、どんどん引き込まれていきました。
ゴア氏は地球温暖化防止に30年以上取り組まれていますが、
政治家で知名度もあるからできることなのではなく、使命感からの活動なのです。
自分の信じることを伝え続けていくこと、ひとりの力では何もできないとあきらめないこと、
変化を起こすことの大切さをあらためて実感しました。
100年後、今生きている人は誰もいなくなります。
100年後、受け継がれた私たちの命はどうなってもよいのでしょうか。
自分の人生をしっかり生きる、と同時に、人間だけでなく、すべての未来の命のために、
環境をつくっていく。
そのために、小さなこと、できること、自分の身の回りからはじめていこうと思います。
この映画をどう受け止めるかは人それぞれだと思います。
しかし、ぜひ観てほしい映画です。
この映画を観た後、ずっしり感じました。 “暖冬”ではなく、“温暖化”なのだと。
映画 『不都合な真実』
http://www.futsugou.jp/
書籍も同タイトルで出版されています。


浅田次郎 『珍妃の井戸』


『鉄道員(ぽっぽや)』 
『壬生義士伝』 
『地下鉄(メトロ)に乗って』
最近、映画化される作品が多い人気作家の浅田次郎。
はじめて浅田作品を読みました。
ベスト・セラー作品『蒼穹(そうきゅう)の昴』ではなく、その続編の『珍妃(ちんぴ)の井戸』です。
正統派なら『蒼穹の昴』を読んで、『珍妃の井戸』と読み進めていくのでしょう。
デザートを食べた後にメイン・ディッシュ食べるようなもの、と言われそうですが、
たまたま『珍妃の井戸』を借りたので、順序に関係なく読んでみました。
(メイン・ディッシュはまだです。。。)
義和団事件後の清朝最末期・紫禁城で珍妃を殺害したのは誰なのか?を軸に
人間模様が展開していきます。
読ませるのがうまい!
作品の世界にどんどん引き込まれていきます。
『蒼穹の昴』と比べると、それほどでもないと耳にします。
しかし、久しぶりに小説を読んだなぁーという気分に浸れました。
私としては大満足でした。
あっ、浅田作品はじめてではありませんでした。
写真と物語の『民子』を読みました。
ペットフードのCMだったあの猫の『民子』です。
しんみり、じんわり、そっとあたたかい・・・『民子』も好きな作品です。


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