2015年5月

堀文子【一所不在・旅】展~「群れない」「慣れない」「頼らない」


画業80年・堀文子の展覧会に行ってきました。

堀文子【一所不在・旅】展

初期から現在(97歳)までの作品が130点も展示されていて
全部観終わるのに3時間かかりました。

美術展でこんなに鑑賞時間が長かったのは初めての経験でしたが
あっという間の充実の3時間でした。

年代によって、作風が変わっていきます。
変わっていくというより
あえて、自分を変えていくことを選んでいる人です。

どの年代の作品もとても魅力的です。

作品以上に、私の感じるいちばんの魅力は
「群れない」「慣れない」「頼らない」という信念を貫く
彼女の生き方そのものです。

生き方が、作品に表れています。

作品のなかの植物や生きものたちの生命と堀文子の生命が
織りなす「生」が、どの作品からも伝わってきます。

今回は、人生の大先輩の素敵な女性と一緒に鑑賞しました。

この日、この大先輩との会話のなかで
私が答えを出そうとしている “人生でとても大切なこと” に
気づくことができました。

この大先輩をはじめ、堀文子のような存在の女性が
私のまわりには、何人もいることにも気づき
豊かな関係のなかに身を置かせていただいていることに
ただただ感謝するばかりです。


セミナーづくり、私の場合


6月19日(金)と21日(日)は
『~もっともっといい関係に♪~
リーダーシップを高めるイメージ・トレーニング』を開催します。

セミナーの内容や構成を考えるのは、産みの苦しみが伴う作業ですが
それ以上に、楽しいものでもあります。

私の場合、最初に行うのはセミナー全体の構成です。
これは、たいていカフェのざわざわした空間で作ります。

人の話し声や動きがあるほうが、なぜかはかどります。

カフェにいる他のお客さんと直接話すことはないけれど
その空間にともにいる、というコミュニケーションが生まれ
人の会話や動き、店内の音などの刺激を受けて
私のなかの「静」が「動」に変化していくように感じます。

そして、いちばん大切にしているには
参加者のいきいきとした笑顔をありありと想像しながら
セミナーづくりに集中する!であります(笑)

視野を広げて、いきいきと笑顔も拡げて
もっともっといい関係をつくってほしいと願っています。


今年もカルガモ親子


今年も近所の川では、カルガモ親子が元気いっぱい泳いでいます。

子ガモは13羽、日々すくすく成長しています。

カルガモ親子をひと目見ようと、人垣ができる光景は
この時期のローカルな風物詩になりつつあります。

カルガモ親子を見物する人は、誰もが笑顔になっています。

カルガモたちの一生懸命に生きる姿は、人の心の純粋な部分に直接届くのか
誰もがやわらかい笑顔、優しい表情をしています。

この世界が、こういう笑顔のあふれる優しい世界だったらな~
夢想してしまいました。

見る人を自然に笑顔にする。

カルガモたちは、相手を笑顔にしてやろうなんて考えていません。

ただただ真っ直ぐに生きているだけです。

私も真っ直ぐに、自然に、生きていこう。

そうすれば、誰かが笑顔になるかもしれない・・・
やっぱり人間だから期待してしまいますね。

~カルガモのいる川沿いの遊歩道~
遊歩道15.5.10


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