2006年4月

通勤途中のひったくりにご用心!


ひったくりと言えば、夜に狙われることが多いのですが、
朝、それも通勤途中のひったくりが増えているとのことです。
テレビのニュースで、ひったくりの多い付近の駅では、構内アナウンスをしたり、
駅までの道路にのぼりを立てたりしている映像が・・・私の最寄駅でした。
悲しいなぁ。
私も十年以上前、一度、夜、ひったくられました。
悲しいけど、現実。
ひったくられても、住めば都。


フィンランドに日本人の優しい時間が流れる『かもめ食堂』



心地よい時間が、ゆったりと流れていく映画『かもめ食堂』。

フィンランドで、日本人がおにぎりを出す。
想像したことのない組み合わせです。

日本人とフィンランド人。
何とも居心地のよい空気感が漂っています。

いろんな匂いのする映画。
フィンランドの町の匂い。海の匂い。森の匂い。
本屋さんのカフェの匂い。市場の匂い。

そして、かもめ食堂の匂い・・・コーヒー、シナモンロール、おにぎり、とんかつに豚のショウガ焼き。
そこには美味しい匂いがあります。
人と人のあいだに流れる小さな幸せがあります。

映画館を出ると、「ガッチャマン」の歌を無意識に口ずさんでいました。
全部歌えるよ。。。ちょっと幸せな気分。観た人にはわかってもらえるはず。

かもめ食堂』のパンフレットは、スーツケースの型をしています。みんな買っていました。


ラウル・デュフィ展


大好きな画家のひとり、ラウル・デュフィ。
中でも好きな作品は、「30歳あるいはバラ色の人生」です。
以前、滋賀県の美術館で開催されていた『パリ市近代美術館展』ではじめて見ました。
私自身、当時31歳。
30歳は、こんなにも美しいバラのような年代なんだ。
うれしくなったのを憶えています。
今回、大阪でのデュフィ展は、水彩画とテキスタイルデザインが中心でした。
芸術家としての幅の広さを感じました。
デュフィの水彩画は、いろんな色が重なり合って、独特の世界を創り出しています。
デュフィの作品にインスパイアされたのか、昔よく通っていた画材屋さんへ。
透明水彩の絵の具を選んでいました。
久しぶりに描いてみようかな。


僕らの八百屋チョンガンネ ― 野菜や楽しさ、売ってます。


韓国で大繁盛の青果店「若さここにあり・・・まるごと大自然」。
お店を経営するイ・ヨンソク氏とそこで働くスタッフたちが汗を流していきいきと働く姿が描かれた本です。
この青果店の愛称は「チョンガンネ」。
「若者たちの家」といったニュアンスの言葉だそうです。
「チョンガンネ」の永遠のテーマは、いかに仕事を楽しめるか。
ここのスタッフは、お客さまを喜ばせ、楽しませるパフォーマンスを繰り広げ、まるで遊びながら、
お金を稼いでいるように見えます。
「一見、世のなかは、苦労しないでも渡り歩けるように思えます。
他人の仕事もまた、楽に見えるし、適当にやっている気がするものです。
でも、ここでは野菜ひと束、果物ひと箱を売るために、二十、三十の準備が必要なのです。
どんな仕事でもそうでしょう。
手をかければかけるほど、輝きは増すのですから」ヨンソク氏の言葉。
八百屋は決して楽な仕事ではありません。
いい汗を流し、楽しみは与えられるものでなく、自ら創り出すもの、というスタンス。
そこから得られる彼の充実感が、エネルギーとなって、スタッフやお客さまに伝わっていくのを感じました。
「楽しみながら働く」ということ。
今一度、自分自身に、問いかけてみたくなる一冊です。
若いって素晴らしい!
僕らの八百屋チョンガンネ―野菜や楽しさ、売ってます。』 イ・ヨンソク+キム・ヨンハン著


親友は、時に鏡となってくれる


二十年来の親友と久しぶりの再会。
ふたりで何かをする時、ふたりとも計画を立てないタイプです。
今回は、中途半端に計画をして再会しました。
中途半端は、やはり中途半端になりました。
中途半端でも、その後を一緒に楽しめる親友です。
いつまでも、ゆったりとした関係でいたい人です。
彼女の私に対する考察力には、鋭いものがあります。
とても的確に表現してくれます。
自分を再確認できる、私を映す鏡のような言葉で表現してくれます。
いつも、ありがとね。


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