学びコラム

雑音


私たちは、自分の中に流れる『雑音』に気づかないことが多いです。

雑音には、自分一人ではなかなか気づきにくいものです。

本人がこの雑音に気づいて、雑音のスイッチを自分自身で切るのを
ガイドするのが私の役目でもあります。

雑音が流れっぱなしだと、人は自らの声を聴くことができないからです。

雑音がなくなったとき、人は自らのクリアな声(考え・思い)を聴くことが
できるようになり、本来の状態になります。

本当の声を聴いたとき、人は次の段階へと移ります。


奏でる


雨の音を聞きながら、ふと思ったことです。

当たり前といえば、当たり前なことです。

雨は何か他のものと触れ合って、音が出ています。

雨音は、雨そのものが音を出しているんじゃないのです。

アスファルトの道路と奏でる音。
植え込みの土や木々と奏でる音。
自転車置き場のトタン屋根と奏でる音。
吹く風と奏でる音。

いろんなものといっしょに、その場その場で
さまざまな雨音が創り出されます。

私たちも同じですね。

友達と。
上司や部下、同僚、お客様と。
初対面の人と。
家族と。
ペットと。

いろんな人たちとのあいだで
さまざまな音(コミュニケーション、空気感、関係性など)が生まれます。
まわりにいろんな人がいるからこそ、いろんな自分と他者に出会えます。

誰もが誰かと何かをクリエーションし合っています。


最も大切なものは?


万博のパビリオンのひとつ、韓国館での体験からです。

韓国館では、入館前に個別ブースに入って
「あなたにとって最も大切なものは何ですか?」
という質問に対してマイクに向かって答えます。

その音声が、パビリオン内で音楽に変換される趣向です。

一緒に入館した人たちの大切なものは…
「いのち」「愛」「家族」「信頼」「つながり」などがありました。

そのとき、私は「つながり」がすべてを包含するワードと感じました。

「いのち」は、何世代にも渡って脈々とつながっています。

「愛」や「家族」「信頼」は、人と人とのあいだに生まれるつながりがベースです。

万博のパビリオンやイベントなどを通じて
私が感じたつながりは、世界の人と人のあいだをはじめ
文化、自然、地球、宇宙へと大きく広がっています。

あらゆるものとつながっていることを忘れないで、
あたたかいつながりを大切に、そしてなによりも気楽に歩いていきたいです。

あなたにとって最も大切なものは何ですか?


「選ばない」と「選べない」


目の前に、分かれ道があります。

どちらの道を進むのかは、自分自身で選べます。

迷ったときは
登り坂や険しく見える、できれば避けたい道を選ぶようにしています。
少しチャレンジします。

そちらを選ぶのはどうしてなのか?

平坦な楽な道ばかりを選ぶクセをつけたくないからです。

楽な道ばかりを進むクセがつくと
ちょっとした坂道も登るのがきつくなります。

分かれ道で、坂道を避け続けていると
いつしか登り坂を選べなくなります。

「選ばない」のではなく「選べない」

誰にでも楽をしたい気持ちはあります。
私もあります、あります。ありありです。

そんなとき、こう思い直すことにしています。

「たまになら楽な道もいいけれど、楽なほうばかりを選んでいると
そのうち楽な道しか選べなくなるよ」

それに、楽ではなくても、楽しく進むことも選べますしね!


人に頼るときの心得


仕事では、人に頼ることもときには必要です。

その仕事の責任は「自分にある」と自覚して
人のサポートを受けることが肝心です。

責任まで人を頼りとしない。

責任は自分に引き寄せて、まわりに協力してもらいます。

責任ある行動が信頼関係を築きます。

そうすると、もっと仕事がやりやすくなります。

もっと仕事が楽しくなります!


感情のコントロールが上手くなるための質問セミナー


        ~答えて聴いて気づく~
●●感情のコントロールが上手くなるための質問セミナー●●

いつもと違う視点からの質問に答えて(小難しい質問ではなく、シンプルな質問ですので
ご安心ください)、また他の参加者の話を聴いてさらに視野を広げることで、
感情と上手につきあっていくための気づきや行動を見出すセミナーです。

今まで気づいていなかった自分の中にある答えを見つけるのは
自己肯定感を高めることにもつながります。

初対面でも話しやすい安心感のある場で、和やかに交流しながら進めます。

どんな質問が投げかけられるのか、どんな答えが自分の中から出てくるのか、お楽しみに‼
 
<こんな方におすすめです>
◆ 感情労働のストレスをやわらげたい
◆ 感情に振り回されて疲れる 
◆ 自己の感情の他者への影響について考えることがある
◆ 自分で自分の機嫌をとれるようになって日々穏やかに過ごしたい 
◆ どんな質問をされるのか興味がある♪ 

<日 時>
2025年8月9日(土)13:30~15:45
<会 場> オンライン開催(Zoom使用)
※カメラとマイクをオンにしてご参加ください

<定 員> 10名様

<参加費> 4,000円(税込)

<お申込み> セミナー予約フォームからお申込みください

※開催日の3日前(8月6日)までにお申し込みください
※満席になり次第、受付を終了いたします
※お申し込み後、メールにて参加費のお振込先をご案内いたします

☆セミナー案内チラシのPDFはコチラをご覧ください


相手を否定する気持ちとは


ある人(仮にAさん)と話していると、
どうしても自分が否定されている、非難されているような気持ちになって、
しんどいな〜と思うことが続いていました。

あることがきっかけで、
“私はAさんが苦手なんだ!”と口に出すことができました。

できるだけ自分の気持ちをごまかそう、うやむやにしておこうとしていたのが
だいぶんしんどくなってきたのか、正面から向き合うことに。

Aさんに向き合うのではなく、
「否定されているような気持ちになる自分」に向き合ってみました。

やった〜!! 解明できました!! 

Aさんに否定・非難されているのではなく、
私自身の中に、Aさんを否定・非難する気持ちがあった。

そのことに、ようやく気づきました。

Aさんと私は、考え方やものの捉え方がかなり違います。

Aさん自身を否定・非難する気持ちではなく、
Aさんの考え方を否定・非難する気持ちなんだ、この核心部分に気づいたのです。

考え方の違いに引っかかって、ああしんどいわ〜、と思ってただけなんだと。

違う考え方だったら、受けとめられます。

どうしてかというと、考え方の違いは、
「違い」であって、「間違い」ではないからです。

相手に否定されているという思い込み。
その思い込みは、私が相手を否定する気持ちから生じたのです。

スッキリ!!


成長とは


成長には、いくつか種類があるように思います。

ひとつは、子どもから大人への成長です。
それは、体の成長や、スポンジのように新しいことを吸収する成長。
身長が伸びるように上へ上へと伸びて成長します。

30歳代ぐらいまでは、上に伸びていく感覚が私にはまだありました。

40歳代頃から、もうひとつ別の成長を感じるようになりました。

それは、上へ伸びていく成長ではなく、空間を満たしていく、横に伸びていく成長です。

子どもの頃のように、新しいものを吸収して伸びるのとはまた違い、
今までの経験からの考え方や物事の捉え方が、他の考え方や捉え方と融合したり、
古い考え方を手放して、新しい考え方を持ち替えたりと、
考え方・捉え方がやわらかく広がっていく成長です。

高みを目指して成長するだけが成長ではなく、
まわりにも目を向けて、横に広がるように伸びていく成長を感じました。

50歳代からは、これを成長と呼ぶのかどうかよく分かりませんが
ある変化を感じるようになりました。
自他の境目がゆるんで、前よりも他者の喜びや悲しみなどの思いに
自分の心が伸びていって触れようとする感覚です。

成長とは何でしょう?

「成長」とは「変化」でもあると今は思っています。

あなたにとっての「成長」とは何でしょうか?


「やりたい」と「している」


先延ばしにしない。

特に「やりたいこと」を先延ばしにしないこと。

今年は忙しくて無理そう。来年にしよう。
(その来年も今年になって、また先延ばし…)

定年退職したら、必ずやろう。
(まだまだ先のこと…)

また、本当にやりたいことには、気づかないふりをしてフタをします。

気づいても、大きめの重要なやりたいことは
「今」じゃなくでもいいかと先延ばしする心が働きます。
やりたいことに向き合わないでおこうとします。

それに、「やりたい」と「している」は大きく違います。

やりたいことを想像するだけに時間を使っていませんか?

「やりたい」を想像することに時間を費やすよりも
実際に「している」時間のほうが重要だと誰もが気づくでしょう。

先延ばしというのは、時間の使い方です。
もっと言えば、人生の使い方でもあります。

私たちの時間は有限です。限られています。
しかも、いつまであるのかも分かりません。

さあ、新しいスタートの春です。

あなたの大事な「やりたい」を「している」に!

応援しています!


泰然自若


実家は山の斜面にあり、目の前には海が広がっています。

海は常に表情が変わります。

穏やかな海、明るい海、爽やかな海、さざ波の優しい海、
波の高い海、暗い海、どんより曇った海、荒れた海…
日によって、時間によって、その表情は変わります。

とどまることなく変化します。
表面の表情は刻一刻と変わり続けます。

表情はどんどん変わる海。
そんな海に、子どもの頃から安心感も持っていました。
いつもそこにあるという安心感。

この安心感に名前を付けるならば…「泰然自若」です。
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。

そういう海を日常に育ちました。

今、人とかかわる仕事を通して
人は海と同じなんだと感じます。

人は、喜んだり笑ったり、怒ったり悲しんだり、
優しかったり傷つけたり、素直だったりひねくれたり…
その時々でさまざまに表情が変わります。

やはり、人も海と同じ「自然」なのだと思います。

海と同じように、人の表面の表情は変わっても
その変化し続ける表情とともに、動じない泰然自若とした何かがあります。
私はそのことにいつも安心します。

感覚的な表現なので、よく分からないという方もおられると思います。
よく分からないよ~と困った表情のあなたにも私は安心しています。
(もっと分からなくせちゃいましたか??)

今回は、特に感覚で読んでいただければ幸いです。


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