学びコラム

重いコートぬいで出かけませんか?


子どもの頃、よく歌ったキャンディーズの『春一番』に
こんな一節があります。

ーーーーーー
泣いてばかりいたって幸せは来ないから
重いコートぬいで出かけませんか
もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか
ーーーーーー

「重いコートぬいで出かけませんか」

この部分が気に入っています。

特に春は、人事異動や転職など変化の時期です。

変化のときを迎えている人には
「今までのコートをぬいで、次に進もうとしているのだな。がんばって!」
とエールを送りたくなります。

季節に関係なく、そして、コートでもなく、
心に付けていた固い鎧(よろい)を外して、進もうとする人もいます。
そんな人にもエールを送りたくなります。

私たちは、寒さから身を守るためにコートを着るように、
いろんなことから身を守るために自分を覆います。

必要なときに身に付ければよいはずが、常に着込んで着込んで、
いつのまにかだんだんと動きにくくなっていきます。
予防対策の行き過ぎですね。

そうなると、動きたいのに動けない。

動けないときは、
「源は自分」と声に出して言ってみてください。

間違っても「源頼朝は自分」と言わないように。
明後日の方向に行ってしまいます。

「源は自分」

自分の中心に力強い何かがあるのがわかります。

すると、重くて厚ぼったいコートに気づけたり、
動きにくい鎧甲冑に気づいて「どこの戦国武将やんね!」
と軽快にツッコミを入れて、
いらないもの、背負っていたものが
剥がれ落ちて身軽になる可能性が生まれます。

重いコートぬいで出かけませんか?
もうすぐ春ですね!


オンラインセミナー【若い世代とのコミュニケーションと対応】


2023年4月のオンラインセミナーのご案内です。

~ よりよい人間関係を築くための ~
若い世代とのコミュニケーションと対応

職場に新しい仲間を迎える季節がやって来ます。
伸びしろいっぱいの若い人たちが持つ力を十分に発揮するための
基盤となるのが、迎える側・かかわる人との関係性です。

彼らの成長を促進する良好な関係を築くために
育ってきた社会背景や特性への理解を深め、どのようなかかわりが適切なのか、
どのようにコミュニケーションをとることが望ましいのかを考え
お互いの可能性を見出しましょう。

こんな方におすすめです
✦若い世代が伸びやすい・成長しやすいコミュニケーション環境をつくりたい 
✦理解を深めて心の余裕をもって新人にかかわりたい 
✦教育・指導のヒントを得たい
✦かかわりの可能性を広げたい 

気楽にご参加ください。思いきってのご参加も大歓迎です!

<セミナー内容>
☆ 社会とコミュニケーションの変化
☆ 若い世代の傾向と特性
☆ コミュニケーションに対する意識の違い
☆ 対応とかかわり方
☆ 人とよりよい関係を築くために持ちたい視点・伸ばしたい能力  

<日 時>
2023年4月22日(土)14:00~16:00
<会 場> オンライン開催(Zoom使用)

※つながるかどうかや操作がご不安な方は、当日または数日前に試行もできます。試行のご希望日時もお気軽にお申し付けください。

<定員> 25名様

<参加費> 3,500円(税込)

<お申込み> セミナー予約フォームからお申込みください

※セミナー予約フォームから、各開催日の2日前までにお申し込みください

☆セミナーのチラシPDFはコチラをご覧ください


理解するために ことばを使え


詩人・長田弘さんの詩集『死者の贈り物』のなかの
「サルビアを焚く」にこのような一節があります。
___________________________

ことばは感情の道具とはちがう。
悲しいということばは
悲しみを表現しうるだろうか?

理解されるために ことばを使うな。
理解するために ことばを使え。
____________________________

人の話を聴く仕事をしている私には
特に後半の2行が、心に響いて強く強く刺さります。

長田さんのこの言葉を
人の話を聴くうえでの指針のひとつとしています。

私たちは、言葉は「理解」のためにあると
理解しています。

また、言葉は「相互理解」のためにあると
理解しています。

しかし、相互理解の「相互」の優先順位をよくよく見てみると
仕事や家庭での日常の会話では
「わたしを理解してもらう」が先で、「相手を理解する」が後に
なっていることが多いのではないでしょうか?

相手を理解しようと言葉を使うよりも
自分を理解してもらうことを優先して言葉を使いがちです。

お互いの理解を深めるために言葉を使うならば、
順番を変えるのが大事です。

まずは、相手を理解するために言葉を使う。
(ここを重ねるのがポイントです)
そして、相手を理解したうえで、理解されるために言葉を使う。
この順番だと、理解されるために使う言葉自体が変わります。

順番を入れ替えるだけで、他者理解・相互理解がさらに進み深まります。

今から「理解するために言葉を使う」を意識してみませんか?

そのためのヒントをひとつ。

相手に「好奇心」をもって!


相手の考えを引き出すコミュニケーション・セミナー【参加者の感想】


1月は【相手の考えを引き出すコミュニケーション】をテーマに
主催セミナーをオンラインにて実施しました。

相手によく考えてもらうには、かかわる側が何を見て、どこを見て
コミュニケーションをとるかが重要になってきます。

その視点を育てていくきっかけにしてほしい、と今回企画し開催しました。

参加者の感想(掲載OKの方々)をご紹介します。

***********************
<セミナーを通じて、気づいたこと、得たものは何ですか>
☆考えを引き出そうとしなくてよいと教えて頂き、肩の力を抜くができました。
 考え方を変えることができました。自分の目的・目標を意識していないことに
 気づけた
☆事柄ではなく相手に視点を合わせること。目的を常に意識することの重要性
☆相手のことを考え、未来を常に意識して話すことが大切であること
☆今の職場に望むことを再認識できました

<今日の気づきや学びをどのように活かそうと思いますか>
☆自分の見ている視点がまず何のためにそう考えるのか、その視点で捉えて
 未来を見ながら行動していこうと思います。
 今から日常生活でも意識をしていこうと思います
☆職場のメンバーとのコミュニケーションだけでなく、普段からの人間関係にも
 活かして行きたいと思います
☆1~2か月毎にスタッフと話し合う場を設けているので、今回の学びを実際に
 実施していこうと思います
☆若いスタッフにはもちろん、数少ない先輩方にも(笑)接触していこうと思います

<その他、感想やご要望など、ご自由に>
☆今回、実際に悩んでいたことを話すことで自分の考えを整理し、今後、行動に
 移す意識ができました。これからも自分のコミュニケーション力をあげていける
 ようにスキルアップしていこうと思います。
☆浜端さんのセミナーを受けると、心が軽くなります。
 そして、他の参加者の方の意見を聞くことでも新しい気づきをすることが
 出来ました。ありがとうございました
☆話すというか「言葉で表す」ことが、スタッフ間で日常的になったらいいなー、
 と思います

☆自分に何が足りなかったのかに気づくことができました
☆セミナーを受けることで自分の気づけないことに気づくことが出来た
☆実際に困っていることをお互いで話すことで自分以外の困っていることも聞く
 ことができ、自分自身の場合はどうかと考えることができました
***********************

ご参加ありがとうございました!


何のためにあるのでしょう?


課題や困り事、悩みをどのように捉えていますか?

少し言い方を変えてみます。
そもそも
課題や困り事、悩みは、何のためにあるのでしょうか?

何か目的があるからですよね。
目的とは、何かがよくなるためにありますよね。

何かがよくなるために
課題や困り事、悩みが生まれます。

何かをよくしようとすると
自然発生的に、課題や困り事、悩みが生じます。

よくなる必要がなければ、現状のままでよいのですから
課題や困り事、悩みは発生しません。

何かがよくなるため。
何かをよくしたい。

プラスのために、生じるもの。
それが課題や困り事、悩みです。

「何かがよくなる」という「プラス」の未来のために
今の課題や困り事、悩みがある。

こう捉えてみると
課題や困り事、悩みが、今までと違って見えてきませんか?

捉え方は、見る方向によって大きく変わりますよ!


「人」も「肉」も同じ


スーパーマーケットの特売日、国産の牛肉が安くなっていたので
思いきってサーロインを買いました。(特売でも「思いきり」が必要です)

せっかくのステーキです。
美味しく食べたいと思いますよね?

そこで、スマホで “美味しいステーキの焼き方” を検索して
スマホを見ながら、焼き方の手順通りに焼き始めました。

結果、ステーキを焦がしてしまいました…
結果、ステーキが硬く焼き上がりました…

こうなった理由は
スマホのレシピの手順に気を取られて
お肉をちゃんと見ていなかったからです。

やり方にばかり意識が行ってしまって
お肉そのものをちゃんと見ていませんでした。

完全にやり方に頼ってしまって
自分の目でよく見て、自分の頭で考えて
焼こうとしていませんでした。

人の話を聴くときもそうですが
その人をよく見ていないと
その人の状態や気持ち、話の内容など
その人が発信していることをきちんと聴き取れません。

人をよく見る。

肉をよく見る。

同じことなのだと心の底から思いました。

何事もよく見る。
そして、自分の頭で考える。

しっかり見ていれば、何をするべきかは自然と分かるはずです。

これからは、やり方に頼りすぎないで、自分の目でよく見るようにと
硬く焦げたサーロインステーキが身を持って(笑)教えてくれました。

硬く焦げたステーキも美味しかったです。
(よく見て焼いていれば、もっと美味しかっただろうな… 結局のところ後悔かい!)


「集中」から「拡散」へ


何か問題が起きるとします。

すると、その問題を解決しようと
問題解決思考が発動します。

解決すればいいのですが
解決しない問題もあります。

私たちは、問題に一点集中して、
焦点を当てていることが多いと思います。

なかなか解決しない問題には
「集中」から「拡散」へ。
一度、問題から離れてみます。

問題から離れて
『いろんなことの組み合わせで物事が運ばれていく』
という目で物事を捉える。
問題の周辺も視野に入れてよく見る。

もっと言えば、問題を問題と捉えない。
そのうえで、もっと広い範囲、
まったく関係なさそうなところもよく見る。
見えないところも想像する。

すると、解決に向かう何かを見つけたり
問題が問題でないことに気づいたりします。

目に見えていることだけで判断しない。
とても大事だと思います。


感情と上手につきあうためのメンタルヘルス・セミナー【参加者の感想】


11月の主催セミナーは
【感情と上手につきあうためのメンタルヘルス】を開催しました。

感情を客観視するのは難しいと感じる方は多いと思います。

そんな感情を客観的に捉えるコツを少し体感していただきました。

気分よく穏やかに過ごす対話を重ねていくことで
皆さんの表情がより明るくなり、リラックスした自然な笑顔が印象的でした。

以下、参加者の感想(掲載了承くださった方々)をご紹介します。

***********************
<セミナーを通じて、気づいたこと、得たものは何ですか>
・プラスの感情のスペースをどのように広げたらいいのか、自身の感情についての振り返り方
・日常的に湧き出している感情をプラスとマイナスというスペースに分けて俯瞰して観るということ。こうすることで習慣化された自分自身の感情がどのようなものか理解できた
・感情のスペースを分けるという発想をしたことがなかったのですが、これからは感情を整理しやすくなると思いました
・他の方の話を聞いていて、今まで気づいていなかった自分の習慣になっている感情に気づけたことが大きかった
・小さなプラスの感情が増えるコミュニケーションを増やしていくと、マイナスの感情のスペースが縮んでいくのを体験できてよかった
・直接的ではないのに感情が変化する方法を知ることができた

<今日の気づきや学びをどのように活かそうと思いますか>
・毎日の仕事や生活の中で、イライラしたりマイナスの感情が大きくなったときに、立ち止まって少し冷静に考える余裕を持ちたいと思います!
・小さなポジティブなことを意識し、積み重ねようと思います
・自分の感情にも他人の感情にも振り回されないためにも、今日学んだことを日頃からやっていきたいです
・自分の感情のスペースの状態をイメージできるように意識したい
・習慣を変えるのは難しいと思うが、習慣の外に目を向けるようにしていきたいと思う

<その他、感想やご要望など、ご自由に>
・浜端さんや参加されていた方のお話しを聞くことが出来て、自分が経験したことのないことをについて考えたり学んだりすることができました。ありがとうございました。また機会があればセミナーに参加したいと思います
・始まる前は初対面の方々と、しかもオンラインで話すのは緊張するのではと思っていたけれど、終始話しやすい雰囲気で安心して参加できました。参加してよかったです
・次回のセミナー期待しています

***********************

ご参加ありがとうございました。

次回は来年1月14日と28日の土曜日に開催します。
テーマは『相手の考えを引き出すコミュニケーション』です。
お気軽にご参加ください。


オンラインセミナー【相手の考えを引き出すコミュニケーション】


2023年1月、オンラインセミナーを開催します。

よりよい人間関係を築くための
相手の考えを引き出すコミュニケーション・セミナー

「相手に考えていることを話してもらったり、
もう少し言葉にしてもらうことができると、
もっとよい対応ができるのではないだろうか?」

「よく考えてもらえるようなコミュニケーションがとれれば、
相手の成長につながるのではないだろうか?」

かかわりの何かが違う気がするけれど、何が違うのか分からない。
そう思うことはありませんか?

その糸口として、今までと少し違う視点をプラスすることをおすすめします。

見方や考え方を広げることで
違和感や行き詰まり感のあるコミュニケーションによい流れが生まれます。

こんな方におすすめです
✦相手の考えがよくわからないまま、話を進めてしまう
✦人を理解する力を高めたい
✦教育や指導する立場の方
✦自分で考え行動する人を育てたい
✦対応の幅を広げたい 
✦職場やチームのコミュニケーションをよくしたい
✦かかわり方がパターン化している 

気楽にご参加ください。思いきってのご参加も大歓迎です!

<セミナー内容>
☆ 考えてもらう前に忘れやすい大事なこと
☆ 考えや思いを「引き出す」の捉え方 
☆ 一括りにしがちな「考える」の順番と流れ   
☆「すること」と「しないこと」  

◎セミナーは、少し対話も交えながら進めます。
 他の参加者のお話を聞くことで気づきや理解が深まります。

<日 時>
1月14日(土)14:00~16:00
1月28日(土)14:00~16:00
※両日とも同じ内容です。参加日をお選びください

<会 場> オンライン開催(Zoom使用)
※PCのカメラとマイクをオンにしてご参加ください

※Zoomは、パソコンやスマホを使用して、オンラインで会議やセミナーができるアプリです。
主催者からの招待リンクをクリックするだけで、どこにいても参加することができます。
※つながるかどうかや操作がご不安な方は、当日または数日前に試行もできます。試行のご希望日時もお気軽にお申し付けください。

<定員> 各日 15名様

<参加費> 各日 3,500円(税込)

<お申込み> セミナー予約フォームからお申込みください

※セミナー予約フォームから、各開催日の2日前までに
 お申し込みください。定員になり次第受付を終了いたします

☆セミナーのチラシPDFはコチラをご覧ください


「止めてる」だけでは?


たとえば、ダイエットを始めるとします。

大抵、食事を変えたり、運動したり、と「すること」を決めます。

「すること」を決めるのと同様に「やめること」を決めるのは重要です。

甘い物をやめています。
禁酒しています。
ご飯のおかわりやめています。
私はちゃんとやめることも決めていますよ!

こんな声が聞こえてきそうですが
もしリバウンドを繰り返しているなら
「やめている」のではなく、ただ「止めている(とめている)」だけかもしれません。

甘い物、お酒、おかわりを「やめている」のではなく
ダイエット中は「止めている」だけなのかもしれません。

リバウンドしないためには
「止める」ではなく、「やめる」ことを決めるのはとても大事だと思います。

「すること」「やめること」の両方を決めて取り組むことで
ダイエット後の新しい習慣が身につきます。

ここでは、ダイエットに例えましたが、他のことでも言えることだと思います。


Top