学びコラム

未来の笑顔をつくる


友人のお母さんが急遽入院し退院後に
その友人と会いました。

もう少し遅かったらどうなっていたことかという状態から、
無事に退院することができたと友人は心の底から安心していました。
その姿を見て、私も本当によかったと安堵しました。

そのあと、お互いに笑顔で楽しく話が弾みました。

友人と私のこの楽しい時間をつくってくれたのは、医療従事者の方々です。
退院できていなかったら、会うことはできていなかったと思います。
医療従事者の方々の「仕事」のおかげです。

「仕事とは、誰かの未来の笑顔をつくること」

友人の安心した様子を目の前にして、
友人と会えて楽しく話ができて、あたらめてそう感じました。

医療従事者の皆さんだけでなく、働くすべての人が、
誰かの未来の笑顔をつくっています。

目の前の人(友人のお母さん)だけではなく
友人と家族、そして私…他にも多くの人たちの笑顔につながっています。

目の前の人はもちろん、その先にいる人たちを想像すると
仕事がもっと楽しくなります。

自分のする仕事の先には誰がいるのかを想像すると
目の前のひとつひとつの仕事に取り組む姿勢が変わってきます。

笑顔をひろげていきましょう!


心の声を聴き取る


朝目覚めてから夜眠るまでのあいだ

「人の批判しない」

「文句言わない」

「愚痴を言わない」

ずっと前に、これをやってみたことがあります。

やってみて、面白いことに気づきました。

そのとき、実際に批判や文句、愚痴は、
言葉となって出てくることはありませんでした。

しかし、言葉にしていないだけ、ということに気づきました。

批判していました!
文句を言っていました!
グチってました!

心の中で。

ニュースを見ては
(心の中で)「政治家という人たちは・・・」

電車を降りるとき、靴のかかとを踏まれて
(心の中で)「わっ!靴脱げた!危ないやん!踏んだの誰??」

真っ黒焦げの炭と化した食パンを目の前にして
(心の中で)「トースターやりすぎ~!」(他責もいいところです)

言葉にしていないだけで、
心のなかでは、批判、文句、愚痴をタラタラと言っていました。

それまでは無意識だったので、
このことに気づいたときは自分でもビックリしました。

ただし、ここで、出てきた心の声を批判したり、心の声に文句を言ったりと
自分自身の心の声を批判しないのがミソです。

二重に批判することになりますから。

まずは、自分から出てくる批判の言葉や心の声に気づく。

そこから始めませんか?

気づく・知ることは、言わないことの始まりです。

気づいて知って意識して、言うことが少なくなれば、
気分よくいられる時間が増えるということです。

その時間をどんどん延長していきましょう。

心穏やかに、心元気な1年を!


誰もが長編小説執筆中


「人生」を「長編小説」に見立てると
今日の一日は
1ページ分かもしれないし、
ほんの数行なのかもしれません。

但し、この1ページがなければ、この数行がなければ
私たちそれぞれの人生という長編小説は成り立たないのです。

1ページ、ほんの数行でも、大事な大事な一部分です。

最後に人生を振り返るとき
どの1日も、どの瞬間も、飛ばすことができない、
なかったことにするなんてできない、
と実感するのでしょうか?

物語を閉じるときでないと分からないですね。

さて、今からは白紙の状態です。ストーリーは未知です。
どんな1行1行になるのか、どんな1ページになるのかは決まっていません。

今から、そして新しい年も、この長編小説の続きは日々記されます。

誰もがそれぞれの物語を持っていて
唯一無二のかけがえのない1冊になるのだと思うと
自分に対しても、他者に対しても、敬意を込めた優しい眼差しになります。

そして、他者の1ページに自分が登場することもあるのだと思うと
相手の人生をよりよく彩る一部でありたいという気持ちになります。

そういう気持ちで人を見ると、世界がよりよい方向へむかう
小さな一歩になるのではないだろうかと思っています。


「今」に集中


もう何年も前のことですが、年末の大掃除の頃、
耳に留まったご高齢の女性のつぶやきが今も印象に残っています。

「ここ(カフェ)で、お茶飲んでる時間があるんだったら、
 窓ガラスの一枚でも拭けばいいんだけれど・・・」

人は常に「何かをする」ことに追われて
今を十分に楽しめないでいると思った言葉でした。

私たちは楽しいことをしていても、
ついつい気になっていることに意識が向いてしまいます。

「今」に集中できないでいます。

仕事中も、今の仕事をしながら、次はあれをしてこれをして…
と「すること」を考えています。

家でも、食事の支度をして、洗濯して…と次の家事のことを考えます。

良い悪いでなく、私たちの日常生活は「何かをする」を軸にしています。
何かをすることの連続によって生活を進める習慣が身についています。

なので、「今」にいる習慣がなく、「今」にいることに慣れていません。

慣れていないので、せっかくのお茶や友達とのおしゃべりを楽しんでいても
ふと窓ガラスが拭けていないことに意識が向いて
「今」に居心地よくいられなくなります。

今にいることに慣れていないので
今、居心地がよくないことにもなかなか気づけません。

誰もが経験していると思いますが
仕事でも遊びでも、「今」に集中していると充実感があります。

まずは、1日1回意識的に、思いきり今に集中してみませんか?

今に集中して今を楽しんで
今以上に充実した笑顔になってほしいと思っています!


少しスローダウン


家族や大切な人に、何か問題が起きると
気が気ではありません。

家族や大切な人とのあいだでは
自他の境界線がにじみやすいものです。

境界線がにじむがゆえに、問題を解決しなければ、
といつの間にか、自分事として捉えてしまったりします。

そうなると、話がややこしくなります。

何か問題が起きたとき、まずは、ゆっくりと呼吸し息を整えて
こう自分に問いかけましょう。

「この問題は、誰の問題?」

そうすると、問題自体と少し距離が取れます。
俯瞰・客観視すると、状況を適切に捉えて考えることができます。

『私は他人の問題を深く心配したとしても、
それに巻き込まれない』
という捉え方も、距離感や心の余裕をもって
適切に考え判断・行動するのに役立つのではないでしょうか。

少しスローダウン、一呼吸置いて
「この問題は、誰の問題?」から始めませんか?

慌てなくて大丈夫です。


前を向いて!


ラグビーワールドカップ、イングランド戦で
日本は敗れましたが、試合終了直後の選手たちの
コメントが印象的でした。

キャプテンの姫野選手
「大事なのは、下を向く時間はない」

松田選手
「負けを活かして」

リーチ マイケル選手
「悔しいけれど、落ち込む必要はない。
ポジティブに切り替えていく」

どの選手もメンタルの強さを感じる言葉です。
そして、未来(次のサモア戦)を見ている言葉です。

失敗したとき、辛いことがあったとき、しんどいとき、
下を向くというのは、そのことに留まってしまうということです。

「下を向いてるな」と気づいたら
前を向いて、それでも頭が下を向いてしまうなら
思いきり、上(空でもいいですね)を見上げて
失敗を活かそうとポジティブに切り替えていきたいものです。

ポジティブに切り替えるには、「前を向く」=「未来を見る」。
ここがポイントです!

前を向く(未来を見る)と、ブレにくくなります。
ブレにくいということは、メンタルが安定するということです。


10月開催セミナー【伸びる人が育つコミュニケーション】


10月28日(土)14:00~、セミナーを開催します。

今回のテーマは『伸びる人が育つコミュニケーション』です。

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日々“人の成長”を支援するなかで
『伸びる人は、自分で考えて行動する人』だと実感しています。

また、誰もが「よりよく変わりたい」と無意識では思っています。
成長を望んでいます。
けれど、一人では限界があり、成長したくても、変わる“きっかけ”は
自分ではつくりにくいものです。
きっかけさえあれば、人は変わることができます。

自分で考えて行動し伸びる人になっていくためのきっかけを
あなたがつくってあげませんか?

初対面でも話しやすい安心感のある場で、和やかに対話・交流しながら進めますので
お気楽にご参加ください。思いきってのご参加も大歓迎です!

〘こんな方におすすめです〙
● 成長支援のためのかかわりを見直したい
● 教育・指導に活かしたい
● 職場の伸び悩んでいる人をサポートしたい
● 対人支援力を高めるきっかけがほしい  
● 互いに成長しあえる関係性やチームをつくりたい 

<セミナー内容>
◆ 伸びていく人」「伸びにくい人」とは
◆ 人が伸びるとき 
◆ 伸びる人が育つコミュニケーション環境 
◆ 成長支援のためのかかわり

<日 時>
2023年10月28日(土)14:00~16:00
<会 場> オンライン開催(Zoom使用)
※カメラとマイクをオンにしてご参加ください
※つながるかどうかや操作がご不安な方は、当日または数日前に試行もできます。
試行のご希望日時もお気軽にお申し付けください。

<定員> 15名様

<参加費> 3,500円(税込)

<お申込み> ※受付終了しました 

☆セミナーのチラシPDFはコチラをご覧ください 


見る方向を整える


「人に迷惑をかけたくない」
「迷惑になるんじゃないか」

こう思うことはありませんか?

こう思うとき、意識の向きが2方向あります。

ひとつは「相手」です。
相手の負担になるんじゃないだろうか。
相手が嫌な思いをするかもしれない。

もうひとつは「自分」です。
人に頼むことで、できない人と思われたくない。
どう思われるか不安。
自分を守りたい自己防衛。

「相手」「自分」のどちらかに意識が向くか、または両方に意識が行きます。
どちらにしても、いろんな感情が出てきます。

そもそも、本当に「迷惑」なのでしょうか?

特に仕事のときは、この2方向だけで判断するのはおすすめしません。

「迷惑をかける」その事柄は、「何のために」必要なことなのでしょう?

「何のために」とは「目的」です。

仕事には、目的があります。

目的を見ないで、目の前で起きている事柄だけを見て、
「迷惑」と捉えてしまっているだけかもしれません。

何のため?
誰のため?

見る方向を整えると、捉え方が変わります。

それは、本当に「迷惑」なのでしょうか?

見る方向はとても大事です。

ちょっと考えてみてくださいね。


2023夏の特別企画・コーチング


(A)とにかく話してみてください。今からもっとよくなる話をしましょう!
(B)コーチングを知識で終わらせない。実践して活かしましょう!

夏本番、心身ともに活動的に開放的に過ごしたい季節です。
仕事にもプライベートにも充実した時間を増やしてほしい。
疲れをほぐして、イキイキと楽しく何事にも取り組んでほしい。
暑い夏を元気に乗り切ってほしい。
そんな想いを込めて、1対1でお話して元気よく前進していただく特別企画をご案内します。

行きたいところへと着実に歩んでもらう。持っている本来の良さを発揮してもらう。
今以上に笑顔になってもらう。その人の未来を一緒に見て対話するコーチングを
20年(3,000時間)続けています。

この夏、「もっと良くなる」という視点からお話しませんか?
あなたとあなたのまわりに笑顔が広がる話をしましょう!

(A)と(B)それぞれの詳細は、下方をご覧ください。

<日程>
7月28日(金)・29日(土)
8月4日(金)・5日(土)
8月16日(木)・18日(金)・19日(土)
8月25日(金)・26日(土)
各日ともに  10:00~11:00/ 13:00~14:00/ 15:00~16:00/ 20:00~21:00

※上記の日程からご希望の日時をお選びください。各日ともに前日18:00までにお申込みください
※上記以外でも調整可能な日もありますので、ご希望の方は予約フォームに沿ってご記入ください
(調整可能ご利用期間:7月28日~8月31日)

<料金> 特別料金 6,000円(税込)
※1回1時間の料金です。期間中、お一人様につき1回ご利用いただけます
※2回目以降ご希望の場合、通常料金1時間12,000円となります

<対象> 浜端と1対1で話すのが初めての方
※但し、勤務先の費用負担で浜端のコーチングを受けたことがある方も
今回自己負担の場合、特別料金にて1回ご利用いただけます

<方法> Zoom または 電話 ※電話の場合、通話料はご負担ください

<お申込み> 予約フォームからお申込みください
※お申し込み後、お振込み銀行口座とZoomのリンクアドレス、または電話番号をご案内します

(A)とにかく話してみてください。今からもっとよくなる話をしましょう!
《かかわりの姿勢》
・現状から一歩進むきっかけをつくります
・問題や悩みを整理し、道筋が見えるきっかけをつくります
・心が軽くなった。すっきりした。これからがちょっと楽しみになってきた。やってみたくなってきた。そんなきっかけをつくります

・テーマは、仕事のこと、キャリア、人間関係(職場、家族、友人など)、ストレス、介護、先延ばしにしている大事なことなど、よりよくしたいことについて話してください

・あなたのいちばんの味方としてかかわります
・話したいテーマや目標・目的が決まっている人はそこに向けて、とにかく話してみてください
・目標がはっきりしていない人や悩んでいる人も、とにかく話してみてください
・小さな悩みでも、情けないと思うことでも、とにかく話してみてください
・今までにも人に話したけれど、解決の糸口が見つけられなかったという人も、あきらめないで
とにかく話してみてください

・ネガティブな状況や出来事だとしても、ポジティブな視点から一緒に好奇心をもって見てみましょう
・「賢くあらねば」「いいこと言わなければ」は必要ないです。むしろ邪魔です。構えない、等身大がいいです。自然体で気楽に話しましょう
・雑談も大切にしています。雑談は不必要なものではなく、“お宝の山”と捉えています。視点を変えていきましょう

・守秘義務: 話された内容や個人情報は一切口外しませんので、安心して話してください

(B)コーチングを知識で終わらせない。実践して活かしましょう!

研修などでコーチングの基本やスキルは学んだけれど、
仕事や日常でどのように実践してよいのかよく分からない。
実践しているが、これでいいのだろうか?思うような効果につながらない。
このような方には、一度、実際にコーチングを体験してみることをおすすめします。

「知識」としての理解に、コーチと話す・聴いてもらうという「体感」を通じての理解をプラスすることで、実際にどのように実践し活かしていくかを自ら考えるきっかけをつくります。
また、1対1の面談を効果的に行うためのヒントを得ることもできます。

《かかわりの姿勢》は(A)と同様です。(B)では『コーチングの実践に向けて』という目的をもって、テーマはご自身の課題、教育・指導、人間関係など、(A)と同じく、もっとよくしたいことについてお話しください。
実践するうえでの疑問や質問なども、遠慮なく話してください。

夏の特別企画のチラシはこちらをご覧ください。


【セミナー参加者の感想】伝わる力を育てるコミュニケーション


6月はオンラインセミナー
『伝わる力を育てるコミュニケーション』を開催しました。

全員でお話を聞き合い、共有しながら
「伝わる力」について考える時間となりました。

「伝わる」ということの土台は何か?
お伝えする機会をこれからもつくっていきたいです。

参加の皆さまの感想をご紹介します。
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☆参加者も含め、全員で共有できてとても良かった。
堅苦しい感じではなく、悩みなども話せて気持ちが軽くなりました。充実感を感じました。
今日はありがとうございました。

☆看護師としての経験年数を重ね、今まで自分が何となくしてきた言動が意味のあったものであったと気づかせてもらえました。自信にもつながりました。
今回学んだことをスタッフにも伝えていきたいです。コミュニケーションが円滑に行え、働きやすい職場作りを目指していきます!
また、セミナーに参加させていただきたいと思っています。よろしくお願いします。

☆相手に伝わるためのコミュニケーションの手順、相手との関係性のつくりかたなど具体的なことが分かった。

☆他人を理解したつもりにならないように気をつけようと思いました

☆日常的にどんな情報を送っているか?普段からポジティブなコミュニケーションをとり、良い関係性を築けるか?順番としても、関係性をつくるところからスタートすることなど、「関係性」という言葉が印象に残りました。

☆コミュニケーションには事前準備が必要だと言うことや、他者のコミュニケーションスタイルを実際知ることができて、コミュニケーションはうまくいかなくて当然で、どちらが悪いとかではなくお互い配慮あってこそうまくいくのかなと考えることができました。
自身のコミュニケーションスタイルを改めて見つめるきっかけになりました。意図したことが伝わらなくても、受け取る側次第なところもあり、次のアプローチを考えると良いと聞き、気持ちも少し楽になりました。

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ご参加ありがとうございました!


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