2008年7月
仏教語
「オシャカ」(お釈迦)
「オダブツ」(お陀仏)
最近は使うことも少なくなった気もする「オシャカ」や「オダブツ」。
仏教語が転じたものなのだそうです。
他にも刑事ドラマでおなじみの「ホトケ」は「仏」。
「覚悟」 「修羅場」 「奈落」 「ぜんざい(善哉)」 「醍醐味」 「ありがとう」 「大丈夫」・・・
これらも仏教語です。
仏教語本来の意味と、私たちが今使っている意味とは違います。
意味は変わってしまっても、私たちの先祖が残し、伝えてくれたことに変わりなし。
私たちには日本のさまざまな歴史が流れています。
実感がないとしても、ね。
“なぜ”には種類がある ~看護師コーチング研修 6
仕事で後輩が失敗したとします。
私たちの第一声、
「なぜ、こんなことしたの?」
このパターンが圧倒的に多くないでしょうか?
ここで言いたいのは、「なぜ」がいけないということではなく、
「なぜ」には種類がある、ということです。
「なぜだろう?」
好奇心からの「なぜ?」のおかげで、私たち人類は進歩してきました。
好奇心や探究心を持って「なぜ」と他者や自分自身に問うことで、
問題解決につながったり、未来の可能性を広げます。
これは、私たちが持っている素晴らしい“さいだね”(才能のたね)です。
しかし、自分の中に相手を非難する気持ちや責める気持ちがあるとすると、
「なぜ」の向かう方向が違ってきます。
「なぜ」の意味合いが変わってきます。
少し立ち止まって、
自分自身の「なぜ」や「なんで」は、いつ、どんなとき、どんな気持ちで使っているのか
振り返ってみることも大事です。
通販の電話
百貨店から電話がかかってきました。
必要な商品ありませんか?
通販商品の営業電話でした。
会社員時代は、買いに行く時間がなかったので、
通販でお米や水など重たいものをちょくちょく買っていました。
だから今も電話がかかってくるのでしょう。
当時と今では、私の生活環境は大きく変化しています。
仕事も変わり、住む場所も変わり、買い物の場所も変わりました。
電話のあった百貨店で買い物することはめったにありません。
以前、購入した実績があるから、また買うかもしれないという判断かもしれませんが、
現在私がこの百貨店で年間にどのくらい買い物をしているか全体を見れば、
私自身の何かが変化しているのだということは一目瞭然です。
ものを売るのは商売の基本。
ものを売ることだけ考えていたら、売れない。
これも基本。
あっ、この話は、学びコラム向き(サービスorマーケティング系)でしたね。
最高の人生のために個人コーチをお願いする
『 きっと、よくなる! (2) 』の中に、“最高の人生のために個人コーチをお願いする”という
項目があります。
著者の本田健さんは、
スポーツ選手でなくても、コーチがいると人生はガラッと変わります。
と表現されています。
ここにも、コーチングを人生のために使っている人がいるのだと知って、うれしくなりました。
彼のライフワークは、幸せに生きる知恵を探すことです。
幸せに生きる、
最高の人生を生きるサポートをするのがコーチです。
私の表現では、
コーチがいると、世界の捉え方、見え方、感じ方もガラッと変わります。
2008年7月18日開催 ストレス・マネジメントのためのコミュニケーション・セミナー 【五感でコミュニケーション】参加者の感想
2008年7月18日(木)に、看護師さんを応援!ストレス・マネジメントのためのコミュニケーション・セミナー 第1回「五感でコミュニケーション」を開催しました。
ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!
中身の濃い充実した時間を皆さまと過ごせたことに感謝しています。
参加者の感想をご紹介します。
●“人は一人ひとり違う”ということは当然だと思ってはいたものの、あらためてセミナーを受けることで、違うという意味を体感でき、自分の視野を広げることができたと思います。
人との関わりを避けて通ってきた部分を、もっと自分自身をさらけ出し、良い関係をつくっていくことに役立てていこうと思います。
●今まで人の話を聞くときに、「どうしてイライラするのか」など、自分の中で考えることで消化してきたつもりでしたが、実は消化不良だったなと感じました。セミナーに参加して少し視野を広げられたように思います。
関わりの工夫や自分を知るという作業に、これから優位感覚を活用していこうと思います。
●モヤモヤしている自分、ストレスを感じている自分が、何にストレスを感じているのか、モヤモヤしている感情の中身を知ることができました。自分では見えていない目標や理想像、ゴールを見える、気 づかせてくれるのがコーチングだと分かりました。
実際に受けたコーチングの中で得た、まだ見えないゴールをはっきりさせていきたいです。また後輩が、「何が分からないのか分からない」という表現をよくするので、どういう自分になりたいのか一緒に話してみたいと思います。
※今後の開催日は8月21日(木)と9月25日(木)です。
→詳しくはこちら(チラシPDF)をご覧ください。
コントラスト
毎日、暑いですね。
空を見上げると、モコモコ入道雲。
青と白のコントラストがまぶしい。
雲の位置から地上を見ると、
人間や建物、山や海、いろんな生物のコントラストが見えるのかも。
上も下も、不思議というか奇跡的です。
承認の重要性 ~看護師コーチング研修 5
『承認する』 『認知する』
コーチング・スキルの中で、特に重要なスキルだと私は考えています。
相手を承認するためには、相手のことをよく見ていないとできません。
相手のことをよく見ていると、それだけではじゅうぶんでないことに気づきます。
相手に好奇心をもって、全身で傾聴する。
相手に対する“好奇心”と“傾聴”が大切です。
承認するという行為の前段階に、
相手の良いところやさいだね(才能のたね)を、すばやく受信するわけです。
そして、受信したものを相手に伝えるのです。
承認は、される側にもする側(相手にも自分)にもプラスのエネルギーになります。
マザー・テレサの言葉です。
パンがなくて死ぬ人が数え切れないほどいます。
そして同時に、数え切れないほど多くの人々が、
ちょっとでいいからその存在を認めてほしいと願いながら、
わずかばかりの愛すら与えられないが故に、生きる勇気を失っているのです。
『マザー・テレサ 愛と祈りのことば (PHP文庫)』より引用
「その存在を認めてほしいと願いながら・・・生きる勇気を失っているのです」
承認の重要性は、その言葉の内容よりも、
“あなたのことを見ていますよ、あなたの存在を認めている人間がここにいますよ”
という存在認知が、まさにマザーの言葉にある“生きる勇気”につながっているのだと
私は信じています。
くいだおれ太郎と女将
ここ最近、大阪のニュースで、『くいだおれ太郎』が登場しない日はないくらい
毎日、登場していました。
くいだおれ太郎とチャーリー浜(持ちギャグ“ごめんくさい”)って、よく似てるな。
ずっと思っていました。
昨日、ニュースでフェリーに乗って旅立つくいだおれ太郎と女将の並んだ姿を見て、
この二人もよく似てるな~。
なんだか、ほんとの姉弟のように見えました。
苦楽をともにしてきた姉弟のように。
・・・私の目の錯覚だろうか。
笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで
笑いやユーモアは生きていくうえで、とても大切だと思っています。
笑いを難しく考えたくないけれど、笑いのことをもっと知りたいと思い、
ラサール石井の 『笑いの現場―ひょうきん族前夜からM-1まで (角川SSC新書 27)』
を読んでみました。
お笑いの時代変遷やお笑い芸人の評論を、ラサール石井がお笑い界からインサイダーの視点で書いています。
そういうとことがあったのか、そういう構造になっているんだとか、業界の外からでは知り得ないことが満載で、いろいろと考えながら、楽しみながら読めました。
ビートたけし、明石家さんま、志村けん、とんねるず、ダウンタウンの評論は、インサイダーだらか書けることと、インサイダーゆえに書けないこともあるのだろうと感じました。
私は、テレビを見ながらも考えていることがよくあります。
特に明石家さんまのコミュニケーション力に、ハッとさせられることが多いのです。
インサイダーであるラサール石井と、テレビを見る側・アウトサイダーの私。
どちらの視点も真実ではないでしょうか。
見えている感じていることは違ったとしても。
感想に表れる様々な反応 ~看護師コーチング研修 4
研修の終わりに、ひとり一言ずつ感想を話してもらいます。
私はその感想をとても楽しみにしています。
全員が同じ内容を学び、体感し、同じ時間をともに過ごしていても、
それぞれ受け止め方や感じ方が違います。
ものの見方や考え方は、一人ひとり違います。
同じ人は一人もいないのです。
だからこそ、誰一人として間違っている人はいないのです。
感想の中にも、その人が何を大切にしているかが表れます。
それぞれ個性が表れます。
それぞれの強みが見え隠れしています。
私流に言うと“さいだね”(才能のたね)が動き始めています。
日常で何気なくやってきたことが、学びを通してつながっていく人。
研修での体験を、頭で理解しよう、整理しようとしている人。
今までとは違う考え方に戸惑う人。
自分の持っている信念とぶつかる人。
コーチング研修が触媒となって、さまざまな化学反応が起きています。
何か変化が起きはじめているけれど、何かわからない状態が伝わってきます。
それぞれに何が起きているのか、コーチにはわかっているのではないか?
わかっているけれど、言わないだけじゃないの?
こんなふうに思っているかもしれません。
コーチは、クライアント(受講者)を荷台に乗せて走らない、というか走ってはならない。
私は、私の荷台には私らしいものや私が乗せたいものを乗せて走っています。
人や人の悩みまで乗せて走らない。それがコーチです。
何か変化が起きはじめているとしたら、その答えはその人の中にあります。
その答えを見つけるためのサポートをするのがコーチの役割です。