日々これ好日

経験の共有


以前一緒にボランティア活動に参加していた仲間たちとの
食事会がありました。

同じ目的に向かって長い月日をともに過ごした人たちと
いろんな話題に花が咲いてたくさん笑ったひとときでした。

集まるといつも穏やかな空気が流れます。

それはなぜだろう?と考えると
『経験の共有』ではないだろうかと思います。

同じ目的に向かって、さまざまな経験を共有してきた仲間です。

経験の共有が土台となって
穏やかで安心感のある場が生まれるように感じます。

私たちは、日常のなかで、多くの人と経験を共有しています。

『経験の共有』という視点から、人との関係を捉えてみると
新しい発見があるのではないでしょうか?


人間自身を破壊する


すいぶん前に観た NHKアーカイブス映像ファイル
『あの人に会いたい』での社会学者・鶴見和子(1918〜2006年)の
言葉を最近よく思い出します。

鶴見が水俣病(の研究)で得た教訓は
———————————————–
“人間は自然の一部である”。
だから、人間が自然を破壊すれば、人間自身を破壊する。
———————————————–

大阪・関西万博のパビリオンを50近く体験し、イベントにも参加して
この言葉が今リアルに迫ってきます。

じゃあ、何ができる?と焦って自分に問うよりも先ずは
『人間は自然の一部である。
だから、人間が自然を破壊すれば、人間自身を破壊する』
を心に留めて、目に映る世界をよく見て、よく考えることから始めてみようと思います。

自然の一部として私たちに与えられた大きな脳を使って。


万博は楽しい!


この夏、万博に何度か行きました。

世界各国の文化や最先端技術など、
「知らなかったことに触れられるのはとても楽しい!」
を経験できる貴重な機会になりました。

最先端科学系のイベント会場では、体験もできるので
知的好奇心がとても刺激され、気づけば何時間も過ごしていました。

量子コンピュータに驚き、自分の指の表皮や真皮、汗腺を見たり、プラズマを発生させたり、
深海にある希少な金属元素(レアアース)を含んだレアアース泥はこんなのなんだ、
初めてのことばかりでワクワクしました。

小中学生のときに体験できれば、世界や地球への視野が広がって
いろんなことに関心が持てるだろうな、と会場にいる子どもたちに
かる~く嫉妬すら覚えました 笑

今からでも遅くない!と自分に言い聞かせて
いのち輝く未来社会について考えるよい機会にしたいです。


大人スキップ


自宅では、強制的に?!スキップをしています。
(怪訝な目で見ないでくださいね~)

小学生の頃は、よくスキップをしませんでしたか?

大人になってずいぶん経ちますが、あえてスキップします。

みうらじゅん曰く「大人は子どもの成れの果て」ですから、
大人になった今もしています。

何もなくてもスキップすると、体も心も軽くなります。
何もないのに、楽しい気がしてきます。

何かあったとき、たとえば…
煮詰まったとき、スキップすると気分が変わります。
体が重だるいとき、スキップすると少し体が軽くなった気がします。
モヤモヤするとき、スキップすると気持ちが晴れます。

久しぶりにスキップしてみませんか?
何かが少し変わりますよ!


真ん中もあり


こんなふうに言う人がいます。
「プラス思考だけではいけない」

かと思えば、 こう言う人もいます。
「マイナス思考ではいけない」

プラスとマイナス、どちらが良い悪いと判断するより
「判断しない」という選択肢もありだと思いませんか?

「真ん中」でいることを選んでみる。

「中庸」という立ち位置から眺めてみると
今まで見えていなかった何かに気づく可能性が広がります。

真ん中もありってことでやわらかくいきましょう!


幸せの瞬間が溢れています


新緑が美しい季節です。いかがお過ごしでしょうか。

ベランダのサボテンは小さな黄色い花を咲かせています。
室内の観葉植物には初々しい若葉が芽吹いています。

小さなサボテンの花、初々しい若葉・・・
小さな存在だけれども確かにそこにある “生” や
初々しい “生” を目にしたり触れると、幸せな気持ちになります。

他の生物に触れるとき、普段あまり意識することのない
自分自身の “生” を感じているのかもしれません。

だとすると、生きていること自体が、幸せなことのように思います。

生きていれば、いろんな事がありますが、
何はともあれ、日常には幸せの瞬間が溢れています!


蘇るかな?万博の記憶


大阪関西万博が始まりました。

パビリオンの内容が分かってくると
行ってみたい気持ちが高まってきました。

1970年の大阪万博に行ったらしいのですが
小さすぎて全く記憶にありません。カケラもございません。

今回の万博に行って、70年万博の記憶の断片でも蘇ると面白いなー、
そんなわけないか~と想像して遊んでいます!

テーマは『いのち輝く未来社会のデザイン』ということですので、
「いのち」について考えるきっかけにしたいですね。

あっ、まだチケットは購入してないけれど。


人に優しいとき


日頃、思うことのひとつに
「人に優しくないときは、自分にも優しくない」
というのがあります。

人に優しいとき、同時に自分に怒っているという状態はあり得ません。

たとえば、人に優しい笑顔で接するとき、
心の中では怒り爆発!なんてことはありませんよね。

ということは
「人に優しいとき、自分にも優しくしている」のです。

他者に届ける優しさは、自分自身にも優しく幸せを運んでくれます。


下へ下へと根を降ろせ


冬のあいだは、この言葉を思い出して気持ちを整えるようにしています。

『何も咲かない冬の日は 下へ下へと根を降ろせ』

根を伸ばす時期。
根をしっかり張るとき。

かかる時間やタイミングは人それぞれだと思います。
しかし、そういう時間や時期は誰にでもあるのではないでしょうか。

上によく伸びるためには、下の土台の状態が重要です。

土台を強固にするために、私たちには冬の日が与えられ、
下へ下へと根を降ろす時間が与えられている。

こう捉えると、(人生の)冬の日を大事に過ごそうと思えます。

『何も咲かない冬の日は 下へ下へと根を降ろせ』

この言葉にはこう続きます。

『やがて大きな花が咲く』

もうすぐ春ですね!


プラスα便り100号


月1回程度、プラスα便りをメール配信しています。

2025年最初のプラスα便りは、ちょうど100号目となります。

100号というあまり実感はないのですが
日付や号数、タイトルの一覧を見てみると、確かに今回が100号目です。

ここまで続けることができたのは
読んでくださる皆さんの存在が大きかったのは言うまでもありません。
本当にありがとうございます。

誰かの何かがほんの少しでも良くなる…
・リラックスする、穏やかな気持ちになる
・そういう見方や捉え方もありかもと思える
・これは活かせそうと前向きになる
など、少しだけ何かが変わる・動くきっかけになれば
という思いを持ってお送りしてきました。

これからも皆さんの素敵な笑顔を思い描いて
日常にプラスαの視点をお届けしたいと思っています。

プラスα便り配信ご希望の方は、コチラをご覧ください。


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