日々これ好日

桃の枝


宅配で野菜とお米を届けてもらっています。
毎年ひな祭りの時期に合わせて、
小さな蕾をたくさんつけた桃の枝も一緒に届けてくれます。
この時期恒例の楽しみになっています。

桃の枝にはこのように書き添えられていました。
「桃は原産地の中国では仙果(神仙に力を授ける果実)と呼ばれ、
邪気を祓い、不老長寿を与えるとされていました」

科学が進歩した今に生きる私たちから遠ざかりつつある考え方です。
そこには、先人達の自然物に対する畏敬の念を感じます。

ひな祭りには、邪気を払い女の子の健やかな成長を願って桃を飾る
…人の心を感じます。

もう女の子ではなくなりましたが、
届けてくれた農家さんの気持ちをとても嬉しく思います。


澄み切った冬の空気を胸いっぱい吸い込むと


冬の早朝、澄み切った空気を胸いっぱい吸い込むと
体の中もスッキリきれいになっていくように感じます。

それだけで、朝から贅沢な気持ちになります。

私たちは、日常の小さな瞬間に、
小さな幸せを見出すことができます。

日常の「当たり前」を大切にしようとする心でいると
どんなときも気分よくいられますね。

自分の身にも、いつ何が起きてもおかしくないからこそ
いつも気分よく、そして平静でありたいと思います。


今年の満足


今年はどんな1年でしたか?

不満に思うこともあったかもしれませんが
それ以上に満足もたくさんあったと思います。

今年はこんなことに恵まれたなぁ。
こんな満足感・充足感があったなぁ。
軽く振り返ってみませんか?

大満足はもちろん、小さな満足も探してみてくださいね。
たくさんたくさん出てくると思います。

恵みや満足を振り返ると、感謝の気持ちが自然と湧いてきます。

新しい年をあたたかい気持ちで迎えたいですね!


秋空を見上げて


ふかふかの落ち葉を踏む音が耳に心地よい季節になりました。

秋の空はきれいなので、他の季節よりも空を見上げる回数が増えます。

見る回数が増えたことで、空を見ていない時間に思いを巡らせます。

私が空を見ていないときも
空は何もかもを包み込むようにゆったりとそこにある。

こんな想像をすると、空という超特大の優しいマントに包まれているようで
穏やかなゆったりとした気持ちになれます。
遠出しなくても、いつも自然に触れていることを思い出します。

いろんな「○○の秋」がありますが、「想像力の秋」を楽しんでいます 笑


小さい秋、小さな発見


小さい秋、見ぃつけた♪
日常でのちょっとした小さな発見をふたつ。

一つ目は「行動の変化」の小さな発見。
秋の爽やかな空気が気持ちよく、外を歩いているとき、
気づけば、ゆっくりと深く呼吸しています。
猛暑の夏にはまったくしようとも思わなかった行動です。
季節によって、ちょっとした行動も変わるのですね。

二つ目は「心の変化」の小さな発見。
マンションの中庭の植え込みが、砂利敷きの石庭風に変わりました。
元々あった草木花のことを思うと、少し心が痛みます。
しかし最近、砂利のあいだから、いくつものクローバーが顔を出し始めました。
種が飛んで来たのでしょうか? 明るい気持ちで見守っています。

小さな変化の発見は、毎日を豊かに楽しくしてくれます。
“代わり映えのない毎日”というのは存在しないです。


中秋の名月


昨晩は中秋の名月。
美しい満月を眺めることができました。

しばらく月を見ていると、不思議な感覚になります。

月と自分が同じように存在していることに不思議さを感じます。

夜だけではなく、今この瞬間も同じよう存在しています。

目に見えないから、「無い」のではない。

無いものにしてしまっていることが、たくさんありそうです。

そこに、大切な何かが「在る」かもしれませんね。


メンタルと人間関係


メンタルがどんな状態なのかが、人間関係に影響します。

ただ単に「メンタルのよい状態を保とう」からスタートするより、
メンタルの安定・不安定が人間関係にどう影響するのかを理解してから、
メンタルを安定した状態にしていくほうが効果的です。

どのように影響するのか想像して、行きたい先がはっきりしていると
進みやすくなります!


夏の賑わいに触れて


コロナが5類に移行して、この夏は賑わいを取り戻してきました。

大阪は天神祭りも再開し、近所のお祭りでは浴衣姿の小さな子どもたちの
楽しそうに遊ぶ姿を見て、やっぱり夏はこれでなくちゃ!と思いました。

コロナの数年、特に、子どもはいろんなことを体験することが
できなかったのだとしみじみと考えさせられます。

大人も子どももいきいきとして、みんなが笑っている。
そんな幸せな世界がこれから広がっていくよう 人とかかかっていきます!


銀行の新人さん


銀行に行ったときのことです。
窓口の担当者は、新人さんなのか業務に慣れていない感じでした。
私の手続き中、何度も先輩に確認に行きます。
いろんなところで引っかかりながらも、がんばっていました。

1週間後、その銀行に別の手続きで行ったとき、
窓口担当は、また前回の新人さんでした。

新人さんが、私のことを覚えてくれていたのも嬉しかったのですが、
それ以上に嬉しかったのは、1週間前と同じ人物だとは思えないほど
その新人さんがきびきびと動けるようになっていたことです。
仕事のスピードが上がっていて、先輩への確認のポイントも
絞られているのが見てとれました。
1週間前は、自信がないのか声も小さく聴き取りにくかったのですが、
1週間後の今回は、声もよく出ていて表情も明るく、別人のようでした。

1週間でこんなにも成長するんだ!と若い人の可能性を実感した
気持ちが晴れ晴れとする体験でした。


鳥のさえずり


実家は、前が「海」、後ろは「山」という環境です。

後ろの「山」には、いろんな種類の鳥がいます。

ウグイスの「ホーホケキョ」のさえずりは、
4月に帰省したときに耳にしたよりも
5月のほうが滑らかさが増していました。

メジロの「キュルキュルキュル」や「チューチュルチー」という
さえずりは、いつまでも聴いていられる心地よさがあります。

特に、メジロはあんなに小さな体なのに
山に響き渡る音が出せるなんて……まるで声楽家みたいです。

それに、鳥の鳴き声は
空気を清らかにしてくれる空気清浄機のようにも感じます。

少しイメージするだけで、この場にリラックス空間が広がります。


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