2004年10月

エリオット・アーウイット


ユーモアとウイットに溢れた作品で、日本でも有名な写真家のエリオット・アーウイット。
私の大好きな写真家です。
気分転換したい時や疲れた時に、彼の写真集を開きます。
私が持っているのは、アーウイットの写真展で買った『美術館にいこうよ!』と
『3/4 of a Second with Elliott Erwitt』です。
彼の写真には、愛がいっぱいで、見る者の心の中も、愛でいっぱいにしてくれる、
そんな力があるように感じます。(文章にすると、ちょっと照れますね)。
見ているうちに、不思議と笑顔になっています。
毎回、ちょっとした新しい発見に出会えるのが楽しみでもあります。
人物も動物も風景、それから美術作品をも、愛情とユーモアで包み込むような、
温かいアーウイットの人柄が伝わってきます。
特に、犬を被写体にした作品は、犬好きの私にはたまりません。
うまく表現できないのですが、アーウイットの犬に対する目線というか、
フィーリングみたいなものが、私の犬に対する気持ちに、ぴったり当てはまる、
シャッターを押す瞬間までイメージしてしまう…そんな感じです。
う~ん、表現しきれないのが、芸術家と凡人の差、なのでしょうか?


思い出


先週末、高校時代からの友人達と約半年ぶりに再会しました。
海外で仕事をしている友人が、ちょうど休暇で帰国していたのがきっかけでした。
毎回、いつの間にか高校時代の話になります。
同じクラスで、同じ体験を共有しているはずなのに、
鮮明に残っている記憶が、ひとりひとり、まったく違うのには驚きました。
友人達が憶えていることを私は思い出せず、私が憶えていることを友人達は思い出せない…
お互いにまったく憶えていないのです。
でも、クラスの約3分の1が、数日間、停学になったことだけは、誰も忘れていませんでした。
いっそのこと、学級閉鎖にしてほしかったなぁ。


10月ザクラ



ここ数日で急に寒くなりましたが、まだ暑いくらいに感じていた3日ほど前に、
公園の片隅で桜が咲いていました。
温かい日が続いているので、季節はずれの桜が咲いているというニュースをテレビで見たので、
「ここにも発見!」と喜んだのですが、その木の横には、『10月ザクラ』と書かれていました。
名前のとおり、きっちり10月に咲いていました。
10月の桜も、春とは違った趣があり、なかなかいいものですね。


スイーツ激戦区と星座



この夏、近所にケーキ店が1軒オープンしました。
夏場はあまりの暑さに、持ち帰りする気になれなかったのですが、
台風一過の晴天、お店の前を通ると、お洒落なインテリアに、おいしそうなケーキ…
思わず買ってしまいました(左写真)。
このお店は、赤いソファが印象的なカフェ・スペースもあり、BGMはボサノヴァ。
ケーキは300円代が中心で、カフェのケーキセットは、どのケーキとドリンクの組み合わせでも
500円という安さです。
いつの間にか、近所のケーキ店は5軒に増えていました。
どのお店も特徴があり、おいしいから困ってしまいます。
食欲の秋は、はじまったばかりなのに。
点在するお店を線でつないでみると、何かの星座になるのでは?と思い立ち、
ネットで星座を調べることに。
さすがに5つの星では、近い星座は見つからなかったのですが、
秋の星座のカシオペア座と左右対称に見えないこともない、と無理やりですね。
星座の名前や形、季節、どの方角に見えるかなど、知らないことを知る良い機会になりました。
コーチングでも、視点を変える質問や切り口を、コーチがたくさん持っていることが重要です。
私も、いろんなことに好奇心を持って、発想を広げていきたいと思います。
しかし、ケーキから星座に至るとは思いもかけない展開でした。


「尋ねられ系」な私


外出先で、よく道(もの)を尋ねられます。
初めてそのことに気づいたのは、もうずいぶん前ですが1日3回尋ねられた時です。
初めての土地で「ロッテリアどこですか?」とか、
海外旅行でも、現地のスーパーで、買い物客のおばさんが突然私の手を引いて別の売り場に
連れて行き、「これを買ったら、これがもらえるの?」(現地の言葉なので、雰囲気からすると)など、
おもしろい体験ができます。
“なんでも聞いてくださいオーラ”でも放っているのかと思うくらいです。
昨日も、歩いていると、自転車に乗ったおばさん二人連れが、
キキーッと、私の前で自転車を止めて、「○○川、どこかな?」。
川とは、えらくロングなものを、と一瞬戸惑いました。
川に行き当たったらよいだけなのか聞いてみると、それでよい、と言うかのように深くうなずくだけ。
二人は急いで去って行きました。
二人の勢いがあまりにもすごかったので、詳しく聞けなかったけれど、結局、どこに行きたかったのだろう?
その日の帰り道、例の○○川沿いを歩いていると、今度は、おばあちゃんが、
「△△寺は、この辺だったと思うんですけど、もう何年も来てないから迷ってしまって・・・」。
ああ、おばあちゃん、おっしいなあ!
あと5メートル先を左手。
ここから、△△寺がよく見えてます!
 


ペット植物



半年前、すぐに枯れてしまうのだろうか?と思いながらも、小さいアイビー(ツタ)を購入しました。
夏のある日、左を向いていたツタの先が、右を向いているのに気づきました。
ツタの方向が180度回転しているのです。
小さく軽いので、足に当たったとか、何かに当たって方向が変わったのだろう、くらいで
気にも留めていませんでした。
それが何日も続くので、さすがにおかしいと思い(ちょっと遅いですが)、よくよく観察してみると、
どうも太陽の位置に合わせて、器はそのままで、本体だけ方向転換しているのです。
太陽のほうに向かって伸びようとする生命力に、小さな感動をおぼえました。
ツタが伸びるように伝う所もないので、先に2枚ほど新芽をつけて葉っぱを開いただけですが、
伝う所さえあれば、甲子園球場みたいになるんだろうか?
甲子園のツタとは、種類が違うような気がするな、とか、バカなことを考えながらも、
楽しませてくれます。
最近、植物をペット感覚で育てるのが流行しているとか。
虫を食べる食虫植物や、音に反応して動く植物が人気のようです。
なんとなく、その気持ちわかります。


Top