2018年7月

チーム医療を推進する多職種協働のマネジメント


先週末は、大阪府看護協会さまにて
『チーム医療を推進する多職種協働のマネジメント』研修を担当しました。

なぜ今、再びチーム医療なのか?
今後よりいっそう必要とされるチーム医療とは?

2025年の超高齢社会を見据えるならば
チーム医療は、「院内のチーム医療」に留まらず、「地域のチーム医療」という観点から
特に重要となってきます。
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地域包括ケアシステムがスタートし、医療と介護を切れ目なく利用するための方策が練られていますが
次の行き場(病院や介護施設)が決まらなかったり、どこに誰にどんな相談をしてよいのか周知されていなかったりとスムースに利用できていない現状が、今すでに起きています。

2025年には高齢者人口がピークに達します。
7年後の現実を今、しっかり直視しなければ、そのときでは手遅れです。
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今回の研修では、多職種の協働に欠かせない視点「地域」を軸にグループワークを中心に実施しました。

今後、院内のチーム医療は、地域医療と大きく連動してきます。

ということは、院内でよりよいチーム医療を行うには、
病院という場所を越えて、地域というより広い範囲からチーム医療を行うことが大切になってきます。

【木を見て森を見ず】から【木も見て森も見る】へと
私たちひとり一人の木が、大きな森を見る木へと変わっていく、
森(地域)の一部であることを自覚して、木(個人)として生きていく、大きな転換期でもあります。

今回ご参加くださった方々には、それぞれの病院や施設、そして地域の多職種の皆さんで
研修で行ったグループワークにぜひ取り組んでいただければと思います。

チーム医療を推進する気づきや方策がたくさん生まれることを願っています。

↓ 皆さん熱心に取り組んでくださっています

↓ 立ったり座ったり、いろんな角度から見るって大事ですね


より良くなりたいは成長の証


先週は、研修も連続していましたが、研修や講演会の打ち合わせも続きました。

研修の打ち合わせは、ある病院の看護職の方々と。
講演会の打ち合わせは、ある小学校のPTA委員の方々と。

どちらの方々も立場は違いますが、大きな共通項は「人」であるということです。

当たり前ずぎますね(笑)
しかし、この当たり前を当たり前なこととサラッと流さないで
しっかりと認識することが大事だと思っています。

人というのは「より良くなりたい」生き物です。

「より良くなりたい」というのが人の持つ本質です。

より良くなりたいから、研修や講演会を実施します。

より悪くなるための研修や講演会・・・想像がつきません(笑)

人は、より良くなる方向へと進みます。

植物が太陽のほうに向かってぐんぐん成長するように、
人もより良くなるという明るいほうに向かって成長します。

より良くなりたいは、成長の証です。

もっともっとより良くなりたい。
もっともっと成長したい。

皆さんが、明るいほうに向かう、自然と進みたくなる、そんな研修や講演会にしたいです。


新人看護師さんにとっての「マネジメント」とは


先週は、新人看護職員の方々を対象とした「ストレス・マネジメント」が続きました。

例年、6月~8月にかけての実施が多く、新人さんにとって、この時期が、ひとつの山場でもあります。

参加者どうしでコミュニケーションをとりながら、ストレスについて理解を深め、気持ちをやわらげていきます。

心の持ち方や考え方を通じて、自分を知る、自分に気づく内容です。

「マネジメント」という言葉は、新人さんにとって、少し距離感があるというか、自分事として捉えにくい言葉だと思います。

「マネジメント」が、もっと身近に感じられて、自分事として捉えられる言葉に、変換して伝えています。

このとき、皆さんの表情が、パッと明るくなるのがわかります。

マネジメントという言葉がストレスになっても困りますよね(笑)

ストレスが軽くなる言葉にしてお伝えしています。

最後の感想では
「研修のはじめは、初対面の人たちばかりで緊張したけれど、今は、ずっと前から知っている人たちのように感じる」と。

ストレスの原因として、「人間関係」があります。
コミュニケーションをとることは人間関係のストレスを生み出すという面もありますが
コミュニケーションをとることで人間関係のストレスがやわらぎ、良いエネルギーに変えることもできます。

コミュニケーションは、エネルギーの交流でもあります。
良い人間関係を築いて、ストレスをマネジメントしてくださいね!

↓先週前半の研修♪ 

↓先週後半の研修♪


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