2012年8月
節目
ここ数年の暑さ、たまりません。
今日、ウロコ雲の空を目にしたとき、
「あー、やっと夏が終わる」
まだまだ暑くても、
小さな秋の気配に、ほっとしました。
見逃しませんよ~。
今年の9月は、ちょうど節目。
私にとっては、転換期のような位置づけです。
8月いっぱいで、仕事も一区切りつきます。
次にやって来る流れが楽しみです。
その流れを楽しむためにも、
次の一歩を踏み出す前の階段の踊り場のように、
充実した9月にしたいです。
ウロコ雲が、そろそろですよー、と教えてくれました。
そのままの味
お盆は、和歌山の実家で過ごしました。
父は、何かを育てるのが好きで、畑で野菜も作っています。
帰省する頃、ほとんどの夏野菜の収穫は終わっています。
それまでは、連日山のように、きゅうりやトマトが出来て、困るぐらいだそうです。
その頃には、ご近所ももらってくれなくなるそうです。それぐらい、いっぺんに沢山できます。
私たちが普段スーパーで買うときは、きゅうりも1本から必要な分だけ買え、形も均一です。
しかし、その感覚とはまったく違い、大きさも形もまちまち、生るときは大量に出来ます。
街で暮らしていると、そういう自然の力を忘れてしまいがちです。
今回は、プチトマトがまだ終わっていなくて、たくさん生っていました。
両親は、毎日、トマトジュースにして飲んでいるそうで(大量に消費するため)、
私もどんな味がするのか試しに飲んでみました。
プチトマト以外、何も入れない、そのままのトマトジュースです。
グラスに口を近づけると、少し青臭い匂いがしました。
初めの2,3口は、なんだかよくわからない味だな~。
その後は、味に慣れたのか普通に飲めました。
実家のトマトジュースを飲んだ後、塩分入りの市販のトマトジュースを飲むと、
しょっぱく感じるだろうなと思いながら、何も入っていないトマトジュースを味わいました。
市販のトマトジュースは、どうしてあんなに真っ赤な色をしているのだろう?
実家のジュースを飲みながら思いました。
実家にいるあいだ、何回かこのトマトジュースを飲みました。
やさしくお腹におさまります。
やわらかいオレンジと赤の色合い。
トマトそのままの味に、なんだかホッとします。
飲めば飲むほど、体に良いと感じる、そのまんまの味です。
考えるとは
池田晶子の本に出会ったのは、つい最近のこと。
図書館の返却本の棚にあった 『人生のほんとう』 に出会ったのがきっかけです。
一見敷居が高く感じる 『哲学』 を、
わかりやすい言葉で語っている講演の記録を本にまとめたものです。
とても面白く、世界や事象のとらえ方がぐんと広がる体験をしました。
続いて、読んだ本は、 『14歳からの哲学 考えるための教科書』 です。
14歳という年齢は、とーっくに過ぎている私でも、とても興味深く、面白く読めました。
読んで理解できない=面白くない、とか、答えがある=内容がある、
という考え方の人もいるかもしれません。
そういう人には、消化不良の、満足度の低い本、ということになるのかもしれません。
私にとっては、「考える」ことについて、深く考える入口に立ったかの感覚です。
それは、答えを得るための考えるではなく、物事のうわべを考えるのでもなく、
うわべの奥にある根源的な部分に、問いを立てて、考えるのです。
ここでの「考える」は、難しいことから逃げないことも含まれていて、
それが、哲学での「考える」姿勢なのではないかと思います。
この暑くて長い夏、何もかも止まってしまいそうになりますが、
こんなときだからこそ、池田晶子の本に出会ったのだと考えて、考えてみます!!
ストレス・マネジメント研修
先日、中小規模病院ネットワーク中河内様主催の
ストレス・マネジメント研修を担当させていただきました。
厚労省の調査でも、仕事にストレスを感じている人が多く、
その中で最も大きい要因は、人間関係にあります。
今回は、『人間関係』に焦点をあて、人との関係、事柄のとらえ方の領域を広げる
数種類のコミュニケーション・ワークを行いました。
研修が進むにつれて、皆さんの気持ちがやわらかくなってきているのを感じました。
柔らかな笑顔、元気な笑い声、涙ぐむ姿も見られ、
皆さんそれぞれに、何かしら得ていただけた様子でした。
ストレスを軽くする方法を学ぶながら、
いま、ここで、この場で、ストレスを軽くすることに重点を置いています。
明日からとか、いつかではなく、“今”を大切にした研修を心がけています。