2007年5月

印度りんご


嫌いな食べ物はありません。
いや、厳密に言うと、食べれない食べ物はあります。
果物のリンゴです。
さらに厳密に言うと、生のリンゴです。
ナイフで皮をむく時の音、噛んだ時の音、他人の食べている音、
あの音がいけません。頭痛がします。
今も想像しただけで、頭が痛い・・・。
梨は大好き!水分たっぷりの音が心地よく食欲をそそります。
水分量で音は変わります。
私にとって、リンゴは水分が少なすぎるのです。
リンゴの味は好きなのですが、音がダメなので、“リンゴを食べる”には決死の覚悟です。
アップルパイのようにコンポートされていると、生の状態の時と、音が変わっているので
食べれます。
でも、ホントにホントに美味しいのは、生の、フレッシュのリンゴだということも
わかっています。それだけに辛い・・・。
リンゴ嫌いの話をすると、ある人が、
「印度リンゴだったら、水分が少ないから大丈夫じゃない?」
インドりんご??? はじめて聞くリンゴの名前です。
50歳代以上の方はご存知のようです。
青くて堅いリンゴ。
昔は、リンゴと言えば、『国光』と『印度』だったそうです。
印度りんご、今はあまり出回っていないようです。
水分量が違うと、音も違うだろうし、もしかしたら、食べることができるかもと期待大なだけに、
あぁ残念~~~。
印度と別の種類を掛け合わせたものが、今は出回っているようです。
http://www.tsugaru-santyoku.jp/syurui/syurui.html


虹を見た


昨日は一日中、雨降り。
雨のせいか、いつもより暗くなるのが早かったので、
いつもより早くカーテンを引きました。
夕方6時40分頃、
カーテンの隙間から、オレンジ色の光が漏れていました。
カーテンの隙間からは、はじめて見るオレンジ色です。
明るくて濃い、キレイなオレンジ色。
カーテンを開けると、雨は上がり、空がオレンジ色に染まっていました。
大きな大きな虹が、堂々とした姿で、私の目の前に広がっています。
虹の手前を、いつもよりクッキリと輪郭を現した飛行機が横切っていきます。
まるでおもちゃの飛行機のように。
その飛行機の手前を、雲が勢いよく東のほうへと流れていきます。
取り残された雨雲が、いっしょうけんめい流れているかのようでした。
こんな低い位置で、雲を見るのは久しぶりです。
私から一番近くに、猛スピードで流れていく雲。
その向こうに、人がつくり、人を乗せて飛んでいる、おもちゃのように見える飛行機。
またその向こうには、大きくて堂々としていて、美しい虹。
大きな虹の向こうには、低い位置にある雲とは別の雲が、大空に広がっています。
雲も飛行機も虹も大空も、同じ場所に同じ姿で留まることなく、変化します。
やがて、虹は消えてなくなりました。
一瞬前まで私の目の前に広がっていた光景は、すでにありません。
感動とは、
変わらないものの中で生まれるのではなく、
変化の中に生まれるのだと思いました。
美しい光景に感動した私も、一瞬前の私ではない。
そういうことになります。


共感


共感のない会話は、そこらへんにゴロゴロしています。
共感がなくても、会話は一応成立します。
共感があると、会話にお互いの感情が流れあいます。
特に、相手にとってのバッド・ニュースをあなたが伝える場合、
相手に起きたバッド・ニュースをあなたが聞く場合。
「たいへんだったね」と言葉をかける。
相手と一緒にガッカリする。
グッド・ニュースの場合も同じです。
「よかったね!」と言葉をかける。
相手と一緒になって喜ぶ。
「共感」とは、「分かち合う心」
「共感」とは、「思いやり」
「共感」とは、「あなたの中にある優しさの表現」
人に起きる出来事や感情は、あなたにも同じように起きます。
その時、あなたに起きていない出来事だったとしても、感情だったとしても、
共感することができます。
これが私たちの良さではないでしょうか。
共感がなくなると、人のことはもちろん、自分のこともわからなくなります。
共感がなくても会話は成立します。
しかし、共感のない会話に信頼は生まれません。
会話は、よりよい人間関係と信頼関係を創り出すための大切なつながりです。


若冲展  相国寺承天閣美術館


先日、『若冲展』に行って来ました。
きっかけは、梅田で『若冲展』のポスターを見かけ、絶対に行きたい!と思い、
会場を確認すると、京都の相国寺・・・2日後に仕事で行く場所のすぐ近くでした。
これは行くしかない!
行ってきました!
伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)の『釈迦三尊像』と『動植綵絵』が120年ぶりに再会。
33作品をあわせて観ることができます。
若冲についてほとんど知りませんが、今回の若冲展を観て感じたことを、
感じたままに書いてみたいなと思います。
ひと言で言うと、“絵は生きている”。
おしゃべりをしているように雀のさえずり声が聞こえてきます。
雁を自分の腕に受け止めたかのように重みを感じます。
池の生き物たちに、生命の、生態系の循環を見ます。
花は柔らかく、そこはかとなく匂います。
蝶の羽音が聞こえ、かすかな空気の揺らぎが伝わってきます。
冬の空気の冷たさの中に、動植物の温かさを感じます。
鶏の鋭さと緊迫感に、ドキドキします。
正面には3枚の釈迦三尊像。
左右に15枚ずつの動植綵絵。
その真ん中に立った時、“森羅万象”とは、こういうことなのかもしれないと思いました。
そして、自分自身も、会場にいる人たちも、33枚に加えられた絵の一部のように在ります。
混雑している会場は、
人の動く音も話し声も、絵から聞こえてくる音と同じような感覚でした。
今この瞬間も、すべてがつながっている、同じように存在している・・・
若冲のすべてを慈しむ心が、私たちに伝えてくれます。
若冲展 http://jakuchu.jp/jotenkaku/


知りましょう!後期高齢者医療  COML医療フォーラム2007


私も少しだけ活動に参加させていただいている市民グループのフォーラムが、
5月20日(日)リサイタルホールで開催されます。(もうすぐです!)
今回のテーマは、2008年4月から始まる後期高齢者医療制度について。
今はまだほとんどマスコミなどで取り上げられることはありませんが、
来年の今頃は、頻繁に取り上げられるようになっているでしょう。
基調講演のゲストは、ホームケアクリニック川越代表の川越厚さん。
パネリストは、厚生労働省保険局医療課担当者、ふくの若葉病院院長の角家暁さん、
特別養護老人ホーム花屋敷栄光園園長の本下博巳さん。
私たち一人ひとりが、家族が、遅かれ早かれ直面する問題です。
これからの高齢者医療がどうなっていくのか、この機会に考えてみませんか。
+++++  +++++  +++++  +++++  +++++  
COML医療フォーラム2007
【どうなる?これからの高齢者医療 
  ―入院先がなくなる?在宅って可能?費用負担も増加!―】
2007年5月20日(日) 13:00~16:30(12:30開場)
     リサイタルホール(大阪市北区中之島・地下鉄四ツ橋線「肥後橋駅」下車すぐ)
詳しくは、NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)のホームページを
ご覧ください。チラシをダウンロードできます。
http://www.coml.gr.jp/forum/index.html
+++++  +++++  +++++  +++++  +++++  
当日参加もOKです!!


「相手の立場に立つ」ということ


サービス業では、
「お客さまの立場に立つ」
大切な指針のひとつです。
頭で理解できている=行動レベルでできている
常にイコールとは限りません。
先日、「~~~について教えてほしい」というメールが届きました。
内容が漠然としていて、何をどう答えてよいのか判り辛いメールです。
相手のこと考えてるメールじゃないよねー、と思いました。
何を知りたいのか判り辛い、ということ自体、相手に考える手間を取らせています。
相手の書く手間や大切な時間を自分のために使ってもらうことになる、
という意識が抜け落ちています。
どうしても聞きたいのなら、
“今までに、こんなことをやってみて、その結果は~~で、こんな気づきがありました。
今度はこんなことをしてみようかと思っています。”
これぐらいは書いて送っていただきたいものです。
自分の手間を省いて、相手の手間をとる。
エゴでしかありません。
具体的な内容のメールだと、
“そういうことを試してみたのなら、ここをこういうふうにして私はうまくいきましたよ。”
具体的な内容で答えることができます。
ホテルの企画時代のこと。
企画部は、お客さまと接するより、他社の営業マンと接することのほうが多い部署です。
(広い意味では、営業マンもお客さまですが)
はじめて会う営業マンです。
商品の営業です。
帰り際、この営業マンは、
「ホテルの隣の駐車場に車を止めているので、駐車券ください」
ホテルの施設をご利用のお客さまで、有料駐車場を利用時、駐車券をお渡しします。
(ホテルは駐車場管理会社にお客さまの駐車代金を払っています)
この人は、自社製品を売るために、それも初めて営業に来た営業マンです。
営業先に交通費を出せと言っているようなものです。
2つの例を挙げましたが、
私自身も、いつ何時、相手の立場に立っていない行動するかわかりません。
可能性は常にあります。
ただ私が心がけていることは、
「自分がされて嫌なこと(困る)は、相手にもしない」
シンプルですが、これが肝心なことだと思います。
「自分がされてうれしいことを、相手にもする」
これには大きな落とし穴があります。
「されてうれしいこと」は、「されて嫌なこと」より、人それぞれ違いが大きいものです。


遊び心のあるメール


昨日の午後、友人から
「ゲリラメール。今、○○駅です。△△駅(私の最寄駅)に◇分~□分後、都合どうですか?」
というような内容のメールが届きました。
この友人は、ゲリラメールと呼んでいます。
文章の最後には、カエルの絵文字。
ゲリラ・・・ゲロゲロ・・・カエル・・・この強引さもオモシロイ。
ゲリラメールなので、遠慮なく断ってOKだそうです。
こういう遊び心のあるメールをもらうと、ワクワクします。
30分後には、ふたりでお茶をしていました。
遊び心には、
気持ちもフットワークも軽くなる、相手を動かすパワーを秘めています。


エビアンの味


昨日は真夏のような暑さでしたね。
水分補給!コンビニでエビアンを買いました。
日本でのエビアンの正規販売開始は1984年だそうです。
http://evian.co.jp/
“お金を払って水を飲む”。
その初体験の水がエビアンでした。
初めて口にした時の感想は、化粧水の味がする~!でした。
実際に化粧水を飲んだことはありませんが、なぜか“化粧水の味”がしました。
匂いが化粧水のようだったのかもしれません。
おそらく初めて飲んだミネラル・ウォーターで、硬水だったからでしょう。
昨日飲んだ時は、“水の味”でした。
今は、日本にいながら、外国の味覚をじゅうぶん楽しめます。
水だけでなく、いろんな味を知るようになりました。
私の舌もいろんな味わいを体験し、新鮮な感覚を味わう体験が格段に減りました。
少し寂しい気もします。
その分、他の体験を意識してみようっと♪


透明な軸


ゴーデンウィークも終わりましたね。
ホテル勤務の頃とは違って、今は日祝に休めます。
そして、ホテル勤務の頃のように、今は平日も休めます。
今の仕事のスタイルが、私には合っているようです。
偶然に合ったスタイルが見つかったのではなく、自分で合うスタイルを見出しました。
時間も仕事も自身も、自由にマネジメントする。
創り出す、と言ったほうがしっくり合います。
大切なことは、今までの自分をいったん手放すこと。
今までの考え方や生活、フタをしておきたいことなど、すべてをひっくるめて
自分自身に向き合って、いろんなものを手放すこと。(山あり谷ありです!)
山越え谷越え、
自分がシンプルになればなるほど、無駄な動きが減ってきます。
シンプルになると、本当に必要なことだけが浮き上がってきます。
そして、自分の中にまっすぐ貫く透明な軸が見えてきます。
これがコーチングの静かなるダイナミズム。私はそう感じます。


Top