2023年
重いコートぬいで出かけませんか?
子どもの頃、よく歌ったキャンディーズの『春一番』に
こんな一節があります。
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泣いてばかりいたって幸せは来ないから
重いコートぬいで出かけませんか
もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか
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「重いコートぬいで出かけませんか」
この部分が気に入っています。
特に春は、人事異動や転職など変化の時期です。
変化のときを迎えている人には
「今までのコートをぬいで、次に進もうとしているのだな。がんばって!」
とエールを送りたくなります。
季節に関係なく、そして、コートでもなく、
心に付けていた固い鎧(よろい)を外して、進もうとする人もいます。
そんな人にもエールを送りたくなります。
私たちは、寒さから身を守るためにコートを着るように、
いろんなことから身を守るために自分を覆います。
必要なときに身に付ければよいはずが、常に着込んで着込んで、
いつのまにかだんだんと動きにくくなっていきます。
予防対策の行き過ぎですね。
そうなると、動きたいのに動けない。
動けないときは、
「源は自分」と声に出して言ってみてください。
間違っても「源頼朝は自分」と言わないように。
明後日の方向に行ってしまいます。
「源は自分」
自分の中心に力強い何かがあるのがわかります。
すると、重くて厚ぼったいコートに気づけたり、
動きにくい鎧甲冑に気づいて「どこの戦国武将やんね!」
と軽快にツッコミを入れて、
いらないもの、背負っていたものが
剥がれ落ちて身軽になる可能性が生まれます。
重いコートぬいで出かけませんか?
もうすぐ春ですね!
オンラインセミナー【若い世代とのコミュニケーションと対応】
2023年4月のオンラインセミナーのご案内です。
~ よりよい人間関係を築くための ~
若い世代とのコミュニケーションと対応
職場に新しい仲間を迎える季節がやって来ます。
伸びしろいっぱいの若い人たちが持つ力を十分に発揮するための
基盤となるのが、迎える側・かかわる人との関係性です。
彼らの成長を促進する良好な関係を築くために
育ってきた社会背景や特性への理解を深め、どのようなかかわりが適切なのか、
どのようにコミュニケーションをとることが望ましいのかを考え
お互いの可能性を見出しましょう。
《こんな方におすすめです》
✦若い世代が伸びやすい・成長しやすいコミュニケーション環境をつくりたい
✦理解を深めて心の余裕をもって新人にかかわりたい
✦教育・指導のヒントを得たい
✦かかわりの可能性を広げたい
気楽にご参加ください。思いきってのご参加も大歓迎です!
<セミナー内容>
☆ 社会とコミュニケーションの変化
☆ 若い世代の傾向と特性
☆ コミュニケーションに対する意識の違い
☆ 対応とかかわり方
☆ 人とよりよい関係を築くために持ちたい視点・伸ばしたい能力<日 時>
2023年4月22日(土)14:00~16:00
<会 場> オンライン開催(Zoom使用)※つながるかどうかや操作がご不安な方は、当日または数日前に試行もできます。試行のご希望日時もお気軽にお申し付けください。
<定員> 25名様
<参加費> 3,500円(税込)
<お申込み> セミナー予約フォームからお申込みください
※セミナー予約フォームから、各開催日の2日前までにお申し込みください
☆セミナーのチラシPDFはコチラをご覧ください
今一緒にいる、ただ一緒に歩く
先日、あべのハルカス展望台入り口16階の庭園で
中学生ぐらいの男子4人グループに写真を撮ってほしいと頼まれました。
(道を聞かれることも多いですが、カメラのシャッター押し依頼率も高いです)
男子の一人にどこから来たのか尋ねると、受験休みを利用して、
福井県から来たと嬉しそうに話してくれました。
中学時代の3年間すべてコロナ禍だったのだと思うと、
4人で過ごす大阪での時間を思いっきり満喫してほしい、
よい思い出をたくさん作ってほしいと、
かなり気合を入れてシャッターを押しました。
4人いま一緒にいる、ただ一緒に歩く、それだけでも楽しそうな様子に
じんわり胸が熱くなりました。
「青春」ですね!
余談になりますが
中学生とのやりとりに、私も大阪のおばちゃんだなと思ったのでした。
理解するために ことばを使え
詩人・長田弘さんの詩集『死者の贈り物』のなかの
「サルビアを焚く」にこのような一節があります。
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ことばは感情の道具とはちがう。
悲しいということばは
悲しみを表現しうるだろうか?
理解されるために ことばを使うな。
理解するために ことばを使え。
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人の話を聴く仕事をしている私には
特に後半の2行が、心に響いて強く強く刺さります。
長田さんのこの言葉を
人の話を聴くうえでの指針のひとつとしています。
私たちは、言葉は「理解」のためにあると
理解しています。
また、言葉は「相互理解」のためにあると
理解しています。
しかし、相互理解の「相互」の優先順位をよくよく見てみると
仕事や家庭での日常の会話では
「わたしを理解してもらう」が先で、「相手を理解する」が後に
なっていることが多いのではないでしょうか?
相手を理解しようと言葉を使うよりも
自分を理解してもらうことを優先して言葉を使いがちです。
お互いの理解を深めるために言葉を使うならば、
順番を変えるのが大事です。
まずは、相手を理解するために言葉を使う。
(ここを重ねるのがポイントです)
そして、相手を理解したうえで、理解されるために言葉を使う。
この順番だと、理解されるために使う言葉自体が変わります。
順番を入れ替えるだけで、他者理解・相互理解がさらに進み深まります。
今から「理解するために言葉を使う」を意識してみませんか?
そのためのヒントをひとつ。
相手に「好奇心」をもって!
相手の考えを引き出すコミュニケーション・セミナー【参加者の感想】
1月は【相手の考えを引き出すコミュニケーション】をテーマに
主催セミナーをオンラインにて実施しました。
相手によく考えてもらうには、かかわる側が何を見て、どこを見て
コミュニケーションをとるかが重要になってきます。
その視点を育てていくきっかけにしてほしい、と今回企画し開催しました。
参加者の感想(掲載OKの方々)をご紹介します。
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<セミナーを通じて、気づいたこと、得たものは何ですか>
☆考えを引き出そうとしなくてよいと教えて頂き、肩の力を抜くができました。
考え方を変えることができました。自分の目的・目標を意識していないことに
気づけた
☆事柄ではなく相手に視点を合わせること。目的を常に意識することの重要性
☆相手のことを考え、未来を常に意識して話すことが大切であること
☆今の職場に望むことを再認識できました
<今日の気づきや学びをどのように活かそうと思いますか>
☆自分の見ている視点がまず何のためにそう考えるのか、その視点で捉えて
未来を見ながら行動していこうと思います。
今から日常生活でも意識をしていこうと思います
☆職場のメンバーとのコミュニケーションだけでなく、普段からの人間関係にも
活かして行きたいと思います
☆1~2か月毎にスタッフと話し合う場を設けているので、今回の学びを実際に
実施していこうと思います
☆若いスタッフにはもちろん、数少ない先輩方にも(笑)接触していこうと思います
<その他、感想やご要望など、ご自由に>
☆今回、実際に悩んでいたことを話すことで自分の考えを整理し、今後、行動に
移す意識ができました。これからも自分のコミュニケーション力をあげていける
ようにスキルアップしていこうと思います。
☆浜端さんのセミナーを受けると、心が軽くなります。
そして、他の参加者の方の意見を聞くことでも新しい気づきをすることが
出来ました。ありがとうございました
☆話すというか「言葉で表す」ことが、スタッフ間で日常的になったらいいなー、
と思います
☆自分に何が足りなかったのかに気づくことができました
☆セミナーを受けることで自分の気づけないことに気づくことが出来た
☆実際に困っていることをお互いで話すことで自分以外の困っていることも聞く
ことができ、自分自身の場合はどうかと考えることができました
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ご参加ありがとうございました!
何のためにあるのでしょう?
課題や困り事、悩みをどのように捉えていますか?
少し言い方を変えてみます。
そもそも
課題や困り事、悩みは、何のためにあるのでしょうか?
何か目的があるからですよね。
目的とは、何かがよくなるためにありますよね。
何かがよくなるために
課題や困り事、悩みが生まれます。
何かをよくしようとすると
自然発生的に、課題や困り事、悩みが生じます。
よくなる必要がなければ、現状のままでよいのですから
課題や困り事、悩みは発生しません。
何かがよくなるため。
何かをよくしたい。
プラスのために、生じるもの。
それが課題や困り事、悩みです。
「何かがよくなる」という「プラス」の未来のために
今の課題や困り事、悩みがある。
こう捉えてみると
課題や困り事、悩みが、今までと違って見えてきませんか?
捉え方は、見る方向によって大きく変わりますよ!
ハイヒールにしか見えない鹿
今年の初詣は、奈良の春日大社に行ってきました。
参道では鹿が出迎えてくれて、神様のもとへ向かって
歩いているのだと神聖な気持ちになりました。
今年は、争いごとなく穏やかで明るい年になりますように。
東大寺周辺の観光客が多い所にいる鹿には、
春日大社にいた鹿のような神聖さは感じられませんでした。
鹿がどうのこうのではなく、私の気持ちや捉え方ですね(笑)
「何事も自分の気持ちや考え方次第。ものの見方はどのようにでも変わる」
ということを奈良公園の鹿たちに教えてもらいました。
それにしても、鹿の足のスリムさに今更ながら驚きました。
蹄(ひづめ)を見ていると、ハイヒールを履いて
歩いているようにしか見えなくなります(笑)