2010年1月

ジャック・ロンドン著 『火を熾す(おこす)』


心が突き動かされるような小説に出会いました。
火を熾す (柴田元幸翻訳叢書―ジャック・ロンドン) 』 です。
翻訳者は柴田元幸氏。
私の好きな作家ポール・オースターの翻訳を手がけている人なので、
自然と本に手が伸びていました。
9つの短編小説の一つ目『火を熾す』で、初っ端から衝撃を受けました。
人間の原始的な、根源的な部分を取り出して、目の前に差し出されたような、
ある意味、ショックを受け、と同時にある意味、全身の細胞に染み入るような感覚に陥りました。
9編ともに柴田氏が選んだだけあって、
ジャック・ロンドンという作家の人生観や表現力の豊かさを堪能できる1冊となっています。
100年前に書かれたとは思えない作品ばかりです。
最後の『生への執着』は、生きるとはこういうことなのか・・・
私の体感したことのない“生きる”が、そこにありました。
この小説とまるで呼応するかのように出会った
登山・冒険家の植村直己のインタビュー。
「物質的に恵まれた中では、
      人間本来のものは失われている」
植村直己はこう語っていました。
植村直己は、ジャック・ロンドンの描く人間本来の“生きる”を体験した人なのだと確信しました。
ジャック・ロンドンは、自身の人生と重ねあわせるかのように、
人間本来の姿を、太くそして短く描いた作家だったのだと思います。


何の実?


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今日は晴天。
こんなにきれいに晴れた日は、
外で過ごしたくなります。
家の近所を散策しました。
小鳥の声が聞こえてきます。
そのほうを見ると、
遠目には柿に見える果実を、
小鳥が嬉しそうに、美味しそうに、ついばんでいました。
近くに寄ってみると、
柿より小ぶりな実でした。

しかし、何の実なのか? さっぱりわかりません。
すっきり晴れた青空に、くっきりと橙色の輪郭が浮かび上がっています。
しかし、何の実なのか? すっきりもくっきりもせず、さっぱりわかりません。


歩き方に変化あらわる


10年来通っている心斎橋のヘアサロンに、今年も行ってきました。
シャンプーを終えて、カットの席に移動。
「いつもとなんか歩き方が違う! 体が引き締まって見える」
担当のSさんの言葉に、ニンマリ笑顔の私。
スポーツクラブに通い始めて早7ヶ月。
その成果が身体に表れはじめている証拠と受け取りました。
ヨガ系を中心に運動しているので、
姿勢は良くなってきたと実感があります。
デスクワーク中、猫背になっていると、姿勢良く座り直したりと、
日常生活でも意識するようになりました。
以前はいつも猫背だったのですが、
姿勢を意識するようになってからは、背骨を立てて座る姿勢が身に付き始めています。
    
他人の目に映った私の変化を言葉で伝えてもらうと、
とても励みになります。
私も周りの人のちょっとした変化をキャッチして、
どんどん伝えていこうと思う出来事でした。

ちなみに、姿勢良くするだけで何種類もの筋肉が使われため、
代謝が上がり、運動しなくてもカロリーが消費されるそうですよ!


内と外 その2


以前、相手(外)に意識を向けるときと、自分(内)に意識を向けるときのことを書きました。
2009年12月26日 『内と外』→ http://www.a-relation.com/column/2009/12/post_157.html
最近、ふと思い出したのが、コーチングに出会う前の自分自身のことです。
パンツ(ズボン)を買って後日、
裾上げをしてもらったズボンを試着したときのこと。
右足と左足の裾を見比べてみると、微妙に長さが違います。
これはズボンの裁断で、左右の長さが違ったのだろう。
どれどれ、左右の長さをチェックしてみよう。
そう思い、ズボンを床に置き、左右の丈を測ってみました。
私の予想はもろくも崩れ落ちました。
左右ぴったり同じ長さ。
私の足の長さが違うことに初めて気づきました。
「自分に起きたことの原因は、外にある」から、
「自分に起きたことの原因は、内にある」へと意識がシフトした体験でした。
このズボンの一件だけでなく、以前の私は、
何かあるとすぐ自分以外のまわり(外)に原因があり、
意識が外にばかり向く傾向の強い人間でした。
“他人を責めてしまう”タイプ。 他責の人でした。 
コーチングの傾聴スキルを通じて、自分の『意識』を認識するようになり、
内向きと外向きの意識が、コミュニケーションにどういう影響を与えるのか、
その重要性を理解するようになりました。
3月27日に聴き方セミナーを開催します。
自分の意識を意識する!?体験をしませんか?
興味のある方は、ぜひご参加ください!
▼コーチング入門☆聴き方セミナー▼
http://www.a-relation.com/column/2010/01/_2010327.html


コーチング入門 『聴き方セミナー』 2010年3月27日(土)開催


昨年12月に、日程の予告のみしていました聴き方セミナーの詳細をご案内いたします。
一緒に楽しく充実した一日を過ごしましょう。
お会いできますこと楽しみにしています♪
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☆★☆ コーチング入門 『聴き方セミナー』☆★☆
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コーチングの基礎となる最も重要なスキル『聴く』をテーマに、
『意識の3つのモード』を軸にした1dayセミナーを開催します。
コーチングでは、
[人の話]を[聞き]ません。
[その人の話を含めたその人自身]を[聴き]ます。
聴くために重要となるポイントは、意識のモードです。
自分自身の意識がどこにあるのか?どこを向いているのか?
意識のモードを体感し、意識の違いを認識すると、
コミュニケーションが変わり始めます。
より良好な人間関係を築けます。
私たちを取り巻く世界やまわりの人、自分自身もが、
今までと違って見え、感じられます。
『聴く』ことは、あなたと相手の違いを知る意識のはじまりです。
『聴く』ことは、あなた自身を知り、相手を知り、
          ありのままのあなたと相手を受け入れる意識のはじまりです。
『聴く』ことで、あなたと相手の思考や感情がクリアになりはじめます。
意識の3つのモードを軸に、『聴く』を体感する参加型セミナーです。
ワークを通じてあなたの聴く意識の変化を楽しみながら、
しなやかなコミュニケーション力をつけましょう。
ご興味のある方のご参加を心よりお待ちしています。
∞∞∞こんな方にオススメです∞∞∞
◇他者とのかかわり、自分自身とのかかわりを大切にしたい人
◆コミュニケーションで人の支援をしたい人
◇コミュニケーションを通じて心豊かに生きたい人
◆他人を責めてしまう人、自分を責めてしまう人
◇コーチングに触れてみたい人

【日 時】  2010年3月27日( 土) 10:00~16:45 (受付9:45~)
【会 場】  大阪産業創造館 6F会議室D
        大阪市中央区本町1-4-5
        地下鉄「堺筋線」堺筋本町駅下車12番出口
        または地下鉄「中央線」堺筋本町駅下車2番出口 いずれも徒歩5分
        地図はコチラ→ http://www.sansokan.jp/map/
【対 象】  コーチング初心者の方  
【定 員】  15名 ※定員になり次第申し込みを締め切ります
【受講費】  10,000円        
        ※お申込み後、お振込み口座をご案内いたします
         お振込みをもってお申込み完了とさせていただきます     
 
【講 師】  浜端久美 (はまばた くみ) 
        あなたの“さいだね”(才能のたね)の発見&発展をサポートします!
       (財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナル・コーチ
        
▼お申し込みはコチラから▼
http://www.a-relation.com/contact/index3.html
▼セミナーのチラシは▼
PDFファイルをダウンロード


コーチングと人権学習


以前にも書きましたが、
昨年、母校の中学で講演&コーチング・ワークショップをさせていただく
機会に恵まれました。
後日、生徒の感想を読んで、その内容に胸が熱くなり、
本当に良い体験をさせてもらったのは、私のほうだと思える講演とワークショップでした。
先日、担当の先生から封書が届きました。
中には、ある生徒の人権作文が同封されていました。
学年代表として、市の作文集に掲載される予定のものだとのこと。
文中に、私が講演で伝えたメッセージを引用してくれていて、
そのメッセージから、この生徒自身が受け取ったことや感じたことを
書いてくれていました。
あの講演&ワークショップで気づいたことを、人権作文に織り込んで
書いている生徒がほかにも結構いたそうで、本当にうれしく思っています。
私は、ある言葉を伝えました。
その言葉は、私が中学生の時に知っていたら、人生の在りようが変わって
いただろう、世界が違って見えただろう・・・そんな言葉です。
生徒が自分なりにしっかり受け取ってくれたのは、
私が言葉を伝えたからでなく、
その言葉の意味をワークを通じて体感したからです。
百聞は一見にしかず
体験したからです。
コーチングが、中学生の人権学習にも良い影響があるということを
今回のことで発見しました。
コーチングは特別なものも、難しいものでもなく、
私たちが生きるうえで、大切なことを基盤にしているものです。
同封いただいた生徒の人権作文は、温かさが伝わってくる内容でした。
何かを伝えた側(私)が、伝えられた側(生徒)の支えになったと、
一方向で捉えがちですが、
私も私の言葉を受け取ってくれたこの生徒に支えられています。
私たちは、支え合って生きています。双方向のかかわりです。
たとえ、この生徒の顔が分からなくても、この生徒の心を感じ取れます。
ありがとう。感謝しています。
また子供たちと一緒にコーチングしたいな。
特に、私の故郷・和歌山県でしたいな。私の夢のひとつです。


今年は「動」


あけまして おめでとうございます
年末年始は、食べ過ぎがたたり、とんでもない腹痛に襲われました。
食べ過ぎた分増えた体重が、いっぺんに元に戻りました。
いいんだか、よくないんだか・・・トホホ
波乱含みの2010年幕開けとなりましたが、
これを教訓に、体調管理を意識していきたいと思います。
今年は「動」の一年に!!
私自身の行動の「動」、そして、
志をともにするステキな人たちと一緒に「動」を楽しみます。
胃腸の「動」はホドホドに~~
今年もどうぞよろしくお願いいたします


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