2022年3月
「話す」は「放す」
いよいよ明日から新年度が始まります。
気持ちは新たに、体は元気に、スタートしましょう!
*******
「話す」は「放す」と聞いたことがあります。
話すことは、
握りこぶしを放すように、手をグーをパーするように
握りしめていたものを自由にするということ。
握りしめていたものが、空間に放たれ自由に泳ぎ回って
また戻ってくる。
その戻ってきたものは、
握りしめていたものとは何かが変わっているでしょう。
さまざまなことが変わる新年度です。
話して、放しましょう。
話して、放して、変わって、スタートしましょう‼
てんしばの桜とあべのハルカスです。
桜も花びらを散らして放します。
花吹雪は、桜が話しているのだと思うと、より美しくいきいきと感じます。
気持ちを起点に
先日、サンリオピューロランド館長の小巻亜矢さんの講演を聴く機会がありました。
サンリオは、30年前「モノ・お金・人」と交換できる価値ではなく、
交換できない価値「気持ち(感情)」をテーマにテーマパーク事業を始めたそうです。
サンリオは、創業者自身の戦争体験から、世界中みんなが仲良くするために
子どもでも買える小さなものを贈り合えるようにと、最初はかわいいイチゴの柄から始まり、
キティちゃんやたくさんのキャラクターが生まれ現在に至ります。
サンリオの理念は「みんななかよく」。
私も小学生の頃、友達の誕生日にサンリオのメモ帳や下敷き、
鉛筆などを贈った記憶があります。
当時の私は、友達に喜んでほしい、これからも仲良くしたい、
そんな気持ちから小さな贈り物をしていたように思います。
反対に、友達が選んでくれたプレゼントがとても嬉しかった当時の気持ちも蘇ります。
皆さんもこのような経験があるのではないでしょうか?
今更ながら、サンリオの商品には、企業理念が宿っているのを実感しました。
買う人(私)は、自分の気持ちを起点に、自然と理念にそった行動をしていました。
ピューロランドの企業理念は
「幸せとは、愛することを知ること」。
「愛すること」で終わりではなく、「愛することを知ること」。
とても深くて広がりのある言葉です。
「愛することを知ること」の「知ること」には、
「愛すること」で終わる自己の世界をはるかに超えて
世界中に幸せと愛が広がり、すべてを包み込むようなイメージを私は持ちました。
この哲学的な言葉をどのように受け取りましたか?
ぜひ聞かせてください。
それから、キティちゃんには、口がありませんよね?
口がないのは「まず、あなたの話を聴かせて」
という傾聴の姿勢を表しているとのことです。
今の世界情勢を考えると、
キティちゃんには重要なメッセージが詰まっているように感じます。
キティちゃんは、かわいいだけでなく、メッセンジャーでもありますね。
世界中にキティちゃんのメッセージが届きますように。
そして、気持ちを起点に
互いが笑顔になる言葉の贈り物をしていきたいです。