2023年11月
「今」に集中
もう何年も前のことですが、年末の大掃除の頃、
耳に留まったご高齢の女性のつぶやきが今も印象に残っています。
「ここ(カフェ)で、お茶飲んでる時間があるんだったら、
窓ガラスの一枚でも拭けばいいんだけれど・・・」
人は常に「何かをする」ことに追われて
今を十分に楽しめないでいると思った言葉でした。
私たちは楽しいことをしていても、
ついつい気になっていることに意識が向いてしまいます。
「今」に集中できないでいます。
仕事中も、今の仕事をしながら、次はあれをしてこれをして…
と「すること」を考えています。
家でも、食事の支度をして、洗濯して…と次の家事のことを考えます。
良い悪いでなく、私たちの日常生活は「何かをする」を軸にしています。
何かをすることの連続によって生活を進める習慣が身についています。
なので、「今」にいる習慣がなく、「今」にいることに慣れていません。
慣れていないので、せっかくのお茶や友達とのおしゃべりを楽しんでいても
ふと窓ガラスが拭けていないことに意識が向いて
「今」に居心地よくいられなくなります。
今にいることに慣れていないので
今、居心地がよくないことにもなかなか気づけません。
誰もが経験していると思いますが
仕事でも遊びでも、「今」に集中していると充実感があります。
まずは、1日1回意識的に、思いきり今に集中してみませんか?
今に集中して今を楽しんで
今以上に充実した笑顔になってほしいと思っています!
秋空を見上げて
ふかふかの落ち葉を踏む音が耳に心地よい季節になりました。
秋の空はきれいなので、他の季節よりも空を見上げる回数が増えます。
見る回数が増えたことで、空を見ていない時間に思いを巡らせます。
私が空を見ていないときも
空は何もかもを包み込むようにゆったりとそこにある。
こんな想像をすると、空という超特大の優しいマントに包まれているようで
穏やかなゆったりとした気持ちになれます。
遠出しなくても、いつも自然に触れていることを思い出します。
いろんな「○○の秋」がありますが、「想像力の秋」を楽しんでいます 笑