2024年4月

「不機嫌」コミュニケーション


『人間の最大の罪は、不機嫌である』

ドイツの詩人・ゲーテの言葉です。

学生の頃、最初にこの言葉に出会ったときの
ハッとした感覚を今も覚えています。

また、どこで聞いたのか忘れてしまいましたが
このような言葉にもハッとしました。
_____
男性は、思い通りにならないことが原因で
不機嫌になることが多く、それに対して、
女性は、思いが伝わらないことが原因で不機嫌になることが多い。
_____

「不機嫌」の源・理由を提示されると、確かに!と腑に落ちます。

かと言って、男性女性などの性差ではっきり分けられるものでもなく
「傾向」というふうに捉えています。

「思い通りにならない」「思いが伝わらない」
このどちらも原因で、不機嫌になった経験は
誰でもあるのではないでしょうか。

対人関係において、不機嫌をコミュニケーションの手段として
使ってしまうこともあります。

但し、不機嫌というコミュニケーションは、
ポジティブなコミュニケーションよりも圧倒的に伝染力が強いのです。
人から人へ、またその先に人へとどんどん広がっていきます。

この伝染力の強さが、ゲーテの言うところの
不機嫌が「最大の罪」となる所以なのかもしれません。

「思い通りにならない」と「思いが伝わらない」のどちらにも
「思い」が入っています。

と言うことは、「思い」を「言葉にする」ということが大事ではないでしょうか。

思いを不機嫌というノンバーバル(非言語)コミュニケーションではなく
思いをバーバル(言葉による)コミュニケーションに変えていくことが大事です。

まわりに気を遣わせたり、緊張感や不快感を与える
不機嫌コミュニケーションではなく
まわりがリラックスする、尊重しあえる、
笑顔が広がるコミュニケーションを心がけたいですね。

フキハラ(不機嫌ハラスメント)という言葉もなくなるように。


いつまでもどこまでも


新年度がスタートして早1ヶ月です。

環境が変わったり、初めての仕事を経験している方、
他にも様々な変化を経験中の方も多いのではないでしょうか。

「変化」をどのように捉えていますか?

知らなかったことを知ることができる。
出来なかったことが出来るようになる。

知っている、出来ている、という世界から飛び出して
思い込みを外すチャンスです。

いつまでも、どこまでも
知らないことや出来ないことが待っている。

知らないこと、出来ないこと・・・未知の経験の世界が広がっている。

変化は、世界に対する認識を変えてくれます。

認識が変わると、未知のことに好奇心を持てます。

いつまでもどこまでも、好奇心を持って、
いろんな経験をしていきたいですね!


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