2008年4月

カーテン越しに始まった会話


“人の行動は、興味深いものだ” という体験をしました。
ある打ち合わせでの出来事です。
打ち合わせの席は、片面がカーテンで仕切られていました。
私はとりあえず椅子にかけて待つことに。
そこに、打ち合わせの相手(Aさんとします)がやって来ました。
このAさん、どういうわけか、カーテンの向こうから上体だけをのぞかせています。
テーブルを挟んで、私の前の席に座るのかと思いきや、フェイントです。
カーテンの陰越しに、半分体を出して(顔は全部出していました)、会話が始まりました。
こんな状況あり??
おもしろすぎる!!
この状況で、打ち合わせ内容に入るの?
ろくな話ができないでしょう。
まず、Aさんにカーテンの陰から出てきてもらうのが先です。
Aさんと共通の話題を探し出しました。
けっこう専門的なことでしたが、前職のホテルでの経験が功を奏しました。
思わぬところで発揮できました。
経験に無駄なことはひとつもないものですね。
この共通の話題で、Aさんは、カーテンの陰から抜け出しました。
でも、立ったまま話しています。
もう一歩です。
Aさんの価値観に触れてみました。
がっちりヒット!
いろんな資料を持ち出してきて、椅子に座って饒舌に話し始めました。
打ち合わせに入るまで、少し時間はかかりましたが、後はスムーズに進みました。
今回は、人の行動変容を目の当たりにしました。
カーテン越しの会話 → 立ったままの会話 → 座っての会話 → 打ち合わせに入る
Aさんは、シャイな人でした。はじめだけ。
初対面の私を警戒していたのかもしれません。
行動の変化には、会話がおおいに影響する、ということを学びました。
それにしても、興味深く、楽しい体験でした。


ウォーキングに感謝!


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最近、調子よくウォーキングに励んでいます。
近くの川沿いの遊歩道は、ウォーキングに最適。
だんだんスピードが上がってきていて、他のウォーキングの人をどんどん追い越していきます。
競争ではなく、自分のスピードを確認する目安にさせてもらっています。
自分ひとりでは、どれくらいの速さなのか、わかり辛い。
自分ひとりでは、前進しているのか、わかり辛い。
自分以外の人は、なくてはならない存在、ということ。
競争でも比較でもなく、自分の現在地を知ることができます。
ひとりでウォーキングしていると思っていたけれど、他の歩いている人たちに、
私の現在地を教えてもらっているのです。
ありがとうございます!


インプットとアウトプット 学ぶと教える


ある勉強会に参加しました。
学んだことを人前で発表する形式の勉強会でした。
私にとっては未知の分野です。
発表を聞く側です。
5人がそれぞれの発表をしました。
「インプットしたことをアウトプットする = 学んだことを人に教える」
教えるための準備段階で、自分の理解度が明確になります。
あやふやな部分が際立ちます。
この部分がまだ理解できていない。
自分のものになっていない。
理解できていないまま、教えるのはあまりにも無謀ですよね。
こういう発表の場は貴重です。
聞き手からの感想や質問で、さらに明確になるからです。
学んだけれど判らない、という人もいるでしょう。
そういう人には、「アウトプットしてみた?」と質問したくなります。
アウトプットすると、判らないところがどこか判ります。
『10』をインプットしても、まったくアウトプットしなければ『0』と同じです。
学んだ『10』は、仕事や日常で誰かに教えたり伝えることで、確実に『10以上』になります。


プロフィール写真と婚礼ビデオ


プロフィールの写真を替えました。
写真に写った自分の顔は、いつも自分で見ている顔と違うような気がしてなりません。
人に言わせると、「いつも、こんな顔してるよ」
そうなんですね。 はい、了解!
人に言われて、やっと客観的に自己認識できました。
ホテル勤務していた頃のエピソードを思い出しました。
私の体験ではないのですが、婚礼担当だった人から聞いた話です。
ある両家の婚礼が終わっての後日談です。
新婦の母親が、来館され、こう言ってこられたそうです。
「ビデオ撮影のカメラマンの腕が悪い。娘がきれいに映っていない」
この婚礼担当者は、新婦の母親と一緒にビデオを見て、率直に伝えました。
「お嬢様、とてもお綺麗ですよ」
この言葉に、新婦の母親は納得なさったそうです。
どうも、親戚の誰かに、映りが悪いみたいなことを言われたのが原因だったようです。
人の言葉に左右される。 誰にでもあることです。
特に、お祝い事で、良くないことを言われると、いつもより敏感に反応してしまいます。
一生に一度(最近はそうでもないけれど)、ずっと残る思い出です。
言葉の持つ力の影響力は大きい。
そして、主観と客観のギャップを埋める言葉の持つ影響力も大きい、と言えるでしょう。


パンフレットに驚く友人


先日、友人が自宅に遊びに来ました。
私がお茶を淹れている間、時間を持て余した友人は、
ブックラックにあった和歌山県・熊野の観光情報のパンフレットを手に取り、
パラパラとめくっていました。
友人が、びっくりしたような声を発し、そのパンフレットを持って駆け寄ってきました。
「このパンフレット、誰かが読んだ後、またパンフレット・ラックに戻したんちゃう?
それ、もらってきてるで。 ここに何か文字書いてあるもん!」
パンフレットの余白の部分に、縦に書かれた文字が目に飛び込んできました。
よーく見ると、鉛筆の走り書きでした。
「とうがらし 2かけ 塩小2 砂大1 しょう大1.5 ス大4」
私   「・・・・・」
友人  「・・・・・」
私   「あっ、これ、私の父の筆跡!」
あ~、そうそう。
和歌山の実家にあったパンフレットをもらってきたから。


プラスのパワー


仕事でお世話になっている方に、お祝いとお礼のハガキを出しました。
その方から、すぐに返信をいただきました。
私の出したハガキの言葉に、勇気づけられた、と書いてくださっていて、
とてもうれしくて温かい気持ちになりました。
その方からは、いつもプラスのパワーをいただいていましたが、
また、プラスのパワーをいただきました。
私の出したプラスの言葉は、その方を通って、プラスの言葉が生まれ、
再度、私のところに、さらに大きなプラスのパワーを持って戻ってきました。
お帰りなさーい!
また、どんなに前向きな人でも、しんどくなることはもちろんあります。
そんな時、
自分の指針は何か? 力が湧いてくる源は何か?
をわかっていると、プラスのパワーが生まれます。
どんなことからでも、プラスのパワーは生まれるのです。


裏方が性に合う


私は、あるNPOの活動に、ボランティアスタッフとして参加しています。
早いもので、もう4年目に入ります。
先日のこと。
私のボランティアの日に、関西テレビの『スーパーニュースアンカー』の取材がありました。
この特集です。 → http://www.ktv.co.jp/anchor/today/2008_04_15.html#02
どんなふうに放送されるのか興味津々で番組を見ました。
私も小さく映っていました。(特集記事の中の画像にはありません)
「あの奥に座ってるの私やねん」
言わないとわからないぐらい判別不可能。
ホッとしました。
写真やビデオなど映像で、人前に出るのは、ほんとに苦手です。
勘弁してよ~、の世界です。
ホテルで働いていた頃は、テレビや雑誌の取材をアレンジする仕事もしていました。
やはり、私には裏方が性に合います。
昨日、朝、NPOの事務所に到着。
今度は、『おはよう朝日』の取材クルーが来ていました。
それにしても、取材日によく当たるなぁ。


使い勝手の良い料理レシピのサイト クックパッド


最近、この料理レシピのサイトにすっかりお世話になっています。
クックパッド http://cookpad.com/
私は、食材を入力して検索することが多いですが、いろんな使い方ができるサイトでもあります。
まったく知らないご家庭の食卓を、おおっぴらに覗くという感じでしょうか。
投稿で成り立っているサイトなので、自動的に本人の承諾は得ているわけです。
人のを真似て作るのもアリです。
人のを真似る、にプラス、自分なりのアレンジをするもアリです。
私は、人のレシピを見て、創造力をかき立てられるタイプです。
このサイトは、実用的で、しかも、頭の体操というか発想力も鍛えられます。
受身でこのサイトを見るのではなく、能動的に~、というのが前提になりますが。
料理からも学ぶことはたくさんありますね。


ウォーキング再開!


今日からウォーキングを再開しました。
理由は、足がつったから。
この前、半日研修があって、ずっと立ったり歩き回ったりしていました。
普段の研修は少人数なので、私も座っていることが多いのですが・・・。
帰宅して、ゆっくりくつろいでいると、急に足がつりました。
夜中、寝ている時もつりました。
何年も立ち仕事をし続けていたとは思えないダメッぷりです。
完全に運動不足。
結局、ウォーキング再開の理由は運動不足だから、です。
足がつったからじゃない。
ウォーキングに体がなじんできたら、走ってみよう。
理由は、急に走ると、足がつるから^^;
今日は、“足がつる”にトコトンこだわりました~。
こだわったわりには、オチがもひとつ。。。


コーチングも仏教も同じことを言っている


先日、いつもお参りする近くのお寺に立ち寄りました。
さいだねブログにも登場したことのあるお寺です。
http://d.hatena.ne.jp/saidane/20071103/p1
「ご自由にお持ちください」
“今日の法話”と書かれたB5サイズの用紙が置かれていました。
今日の法話の内容は、

私たちはいつも自分を中心にものを見ては、自分だけの利益を求め、
自分の立場を正当化し、なかなか他人の立場を受け入れたり、認めたりしようとしません。
だから憎しみを持ち怒りの苦しみを抱えているのです。
争いを起し、又不満を抱えて苦しんでいるのです。
つまり私たちは自分に執着する余り「思いやり」とか「優しさ」という心を忘れて
争いや憎しみの炎を燃やし、又十分なものを得ていながら満足するという心を失って
苦しみを作っているのです。
この醜い心に気づいて反省し、正しい心を取り戻すことが大切です。
夢でうなされて苦しい時、どうしたら逃れられるでしょうか。
それは目覚めればいいんです。
現実も同じです。このことを教えるのが仏教です。
                                 伽羅陀山 延命寺

私は特定の宗教を信仰していませんが、この仏教の法話は、
私がコーチングを通じて伝えたいことと重なる部分が多くあります。
特に最初の2行。
私の場合、この考え方を手放すきっかけになったのが、コーチングでした。
すると、自分の中にある「思いやり」や「優しさ」に、自分自身、触れるようになってきました。
これが、この法話の最後にある、目覚める、ということのように感じます。
コーチングも仏教も同じことを言っているのです。
やはり、そこが人間にとって大事だから。
ちょうど新人研修に出かける前に立ち寄ったお寺で、
私が研修で伝えたいことの背中を力強く押してもらえました。


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