2019年10月

スーパーマーケットのカゴの中身


本当に人それぞれだな、と思うことが日々たくさんあります。

人それぞれ、その違いが、私たちの生活を豊かにしてくれていると日々感じています。

スーパーマーケットに食料品など買い物に行きますよね?
(生まれてこの方、スーパーに行ったことございませんざます~の人には、
この後の話がわからないかもしれません(笑)お覚悟を!!・・・?? 何の??)

他の買い物客の買い物カゴの中身をチラッとでも見たことありませんか?

そんな失礼なことをしたことはない!と断言するそんな人も
レジ待ちの列に並んでいるとき、前の人のレジ・チェック中の商品を
なんとはなしに見ていませんか?

「豚肉のパック山盛り買ってるなあ。今日特売日だっけ?」
「今晩、鍋にするんだろうな」
「わ~、お菓子ばっかりやん」
「あっ、牛乳買い忘れた!!」

他の人のカゴの中身を見て、その人や家族の食生活を想像したり
自分の買い忘れに気づいたり、そんな経験はありませんか?

それに、カゴの中身がまったく同じ人はいません。
(特売の卵だけ買いに来た、という人も何人かいるかもしれませんので
言い切れないですが、確率は低いと思います。おまけしてください~ 笑)

カゴの中身は、人それぞれ違います。

その人の生活背景やそのときの状況など、
さまざまなものが、カゴの中に表れています。
その人が、カゴの中に表れているとも言えます。

_____________
カゴの中身が、まったく同じ人はいません。
カゴの中身は、人それぞれ違います。

カゴの中身の違いは、ただ単に「違い」です。
個々のカゴの中身に「間違い」はありません。
_____________

これは、すんなり理解できますよね?

さて、ここで、場面がスーパーから職場に変わりました。

一緒に働く人たちは、同じ職場という背景を共有していますが
それぞれの生活や人生があります。

あなたのカゴには、あなたの考えや思いが入っています。
上司のAさんのカゴには、Aさんの考えや思いが入っています。
後輩のBさんのカゴには、Bさんの考えや思いが入っています。

カゴの中身が、まったく同じ人はいません。
カゴの中身は、人それぞれ違います。

カゴの中身の違いは、ただ単に「違い」です。
あなたの、Aさんの、Bさんの・・・個々のカゴの中身に「間違い」はありません。

スーパーのカゴの中身と同じように、少し受けとめ方をずらしてみると
相手に対する考え方や感情が今までと少し違ってくるかもしれませんね。

スーパーのカゴの中身だと思って
相手のカゴに何が入っているのか興味を持ってみる。
相手が発する言葉から、相手のカゴの中身を想像してみる。
相手のカゴから何が出てくるかを面白がってみてる。

肩の力を抜いて、気持ちを遊ばせて、想像したり考えたりしてみませんか?

まずは、気楽に、スーパーでの買い物カゴでの想像から始めてみてはいかがでしょう?

考え方がやわらかくなってくると、感情もやわらかくなってきます。
イライラが小さくなり、イライラする回数がさらに少なくなり、
やがて消えてしまうかもしれませんね。

想像力は、頭も心も柔軟にするスーパー・パワーです!!

本当に人それぞれだ、ということを日々感じられると
人それぞれ、その違いが、私たちを豊かにしてくれているということを実感し
ありがたく受けとめたくなります。


感情と上手につきあうコーチング・セミナー【参加者の感想】


10月の主催セミナーは『感情と上手につきあうコーチング・セミナー』を
開催しました。

12日は台風接近のため、やむなく中止しました。
参加予定くださっていた方々には、本当に申し訳なく思っています。

26日は、無事に開催することができました。

“感情と上手につきあう” というと、「感情そのもの」を扱うと思われるかもしれませんが、
このセミナーでは、「考え方・もののとらえ方」に焦点を当て、感情とうまくつきあっていきましょう!
という視点から、ゲームやグループ・コーチングを行いました。

キティちゃんや奈良の大仏さまでのゲームでは楽しい笑いあり、
グループ・コーチングでは温かい涙あり、
豊かな時間を皆さんとご一緒させていただきました。

参加者の感想をご紹介します。

***********************************
①セミナーを通じて、気づいたこと、得たものは何ですか?
②気づきをどのように活かそうと思いますか?

①明るい未来を得るために、意志の力を持つ。現在の自分の思考をやわらかくすることで、これからの未来が変わる
②思考をやわらかく、考え方を色々持てるようにしたいです

(30代女性・看護師)

①思考を変えれば、未来が変わる
②自分の考えのクセに気づきました

(K.T様 女性・看護師)

①選択肢を広げる → 未来が広がる。自分の思考のクセを見つける
②自分がつまずいた時に、未来を考えて、選択肢や自分の思考のクセを見つめて、明るい未来を描きたい

(40代女性・看護師)

①柔軟性、想像することの大切さ。思考が言動につながる
②出来ないと思わずに、思考を変えて少しずつ実行する

(40代女性・看護師)

①誰もが考え方のクセを持っていることを認識しておくこと。柔軟性を持つこと。あきらめないことが大切
②判断材料をたくさん持つようにしようと思う

(O.N様 男性・会社員)

①相手を受けとめる。明るい未来を想像して、自分の行動をマイナスからプラスにしていく。いろんな考えを受け入れて選択肢を増やす
②上記を心がけていく。完璧を求めない

(山﨑史子様)

①未来を描けずにいたので、現実(今)にあることに返答を求めていたことに気づけました
②想像力、柔軟性を持って、自分と違うことも一旦受け入れようと思いました

(50代女性・看護師)

①想像力がない。自分の価値観にこだわらず視点を変える
②家庭でも職場でも活かせると思う

(40代女性・看護師)

①今まで、未来というと先の事を考えていましたが、今が未来であり、どうしたいか、どうなりたいか、どうなってほしか、一瞬一瞬、意識して積み重ねていくことを実践していきたいと今回のセミナーで感じました
②上記、日々実践していきます

(50代女性・看護師)

***********************************
ありがとうございました!

↓ セミナー終了後、夕日に映えるビルと屋形船


拾い食いしていませんか?


10年以上前に読んだ本の内容が、ずっと残っていて
たまにひょっこり顔を出し、問いかけてきます。

「拾い食いしてない?」

?????
何のことだかサッパリわかりませんよね(笑)

アルボムッレ・スマナサーラというお坊さんの著書
『怒らないこと』に、このような一節があります。

他人が吐いたゴミを食べる必要はない

たとえ、もとがどんなに美味しいものであっても、
食べて吐いたものを拾ってまた食べるというのは無理でしょう?
怒りもそういうものなのです。
怒る人々というのは、自分がまず怒った上で、さらに人を怒らせようとしています。
からだに悪いものを食べてそれを吐き、誰かに食べさせようとしているのと同じ状態なのです。

ですから、そんなものを拾って食べてはいけません。
まわりの人が怒って話しているのにつられて自分も怒るということは、
「腐ったものを食べた人が吐いたものを、拾って食べるようなものだ」
と肝に銘じておきましょう。

想像して、吐きそうになりませんでしたか?(笑)

他人の「怒り」という吐しゃ物を、わざわざ拾って食べている…(怖)
他人が吐き出したゴミを食べてしまっている…
私もそうですし、誰にでもあることだと思います。

拾って食べるのは何か?
何を食べないでおくのか?

拾い食いの “境界線” を引いておくと、安全安心です。
冷静に対処できます。

相手の発した素敵な言葉は食べよう。
優しい心を感じる言葉は、美味しく頂こう。

上手に拾い食いしましょう。

(良い子は、本当の拾い食いしちゃダメですよ~。お腹壊すよ!!)

そういう姿勢でいると、相手の怒りをわざわざ拾って食べることもなく、
不用意に巻き込まれることもなく、穏やかな気持ちでいる時間が増えますね。

実際の食事と同じように、
何を口に入れるのかは、自分で選んでいいんです。
自分で選べるのです!

それと、自分が何を吐き出しているのかを意識してみると
気づくことがあると思います。

自分と向き合うことも大事です。


一期一会を大切に心を込めて


9月末から10月にかけて、看護職の方々の研修が続いています。

新人看護師の方々対象や役職者の方々対象、また内容もバラエティーに富んでいます。

多くの医療者にかかわる仕事をさせていただいている責任を忘れずに
医療者の先にいる患者さんやその家族や、まわりのスタッフ、他職種スタッフ、
地域への影響など、常により良い未来を見て、これからもかかわらせていただこうと思います。

令和元年もあと3ヶ月です。
一期一会を大切に、心を込めて。

↓ 新人看護職の皆さんです!

↓ 朝の京都御苑は気持ちよいですね。
↓ 秋の爽やかな空気を吸い込んできました。


Top