2009年3月

日本でいちばん大切にしたい会社


遅ればせながら、『日本でいちばん大切にしたい会社』 を読みました。
左脳を使う仕事をしている知人が「いいよ~」と話すのを聞き、
バリバリ右脳系の私は、左脳も鍛えようと読んでみることにしました。
ビジネス書だと思っていたので、仕事先企業に向かう電車の中で読み始めました。
不覚にも涙が・・・。
電車の中だから、涙がこぼれ落ちないように必死で我慢。
目にためたまま、読み進めるという荒業を体得。(おおげさ~)
必死で我慢するくらいなら、読むのをやめればよいと思われるでしょうが、そうはいかない。
どんどん引き込まれてしまうのです。
この本には、5つの中小企業(または小売店)の経営理念に沿った
人と人を結ぶ物語が具体的に書かれています。
お涙ちょうだいモノではないのですが、
感動を大切にしているから自然と涙があふれてくるのだと思います。
企業のあり方は人のあり方。
当たり前だけれど、忘れがちな大切なことをシンプルに伝えてくれています。
左脳とか右脳とか分けて考えていた私の小さい器を広げてくれました。
感謝♪


本日の桜


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毎年、ここの桜は他の桜よりも早く咲きます。
道路に枝が伸びているのですが、
桜の季節以外は、そこにあることすら気づかないほどです。
しかし、桜の花が咲くと、俄然、存在感を現します。
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花が大きくて、重量感があります。
はかなげすぎないところがいい。
小鳥たちも楽しそう♪
本日の桜情報でした~。


お別れの挨拶


外での仕事を終えて、
いつもの帰り道、いつもの果物屋さんの前。
自転車に乗った男子が店の前で止まりました。
そして、店の奥にいるおばさんに、
男子   「明日、東京へ行くんです」
おばさん 「そうなん。寂しなるわ・・・。おめでとう」
男子   「ありがとうございます!」
大学を卒業して東京で就職する彼と、果物屋のおばさん。
ふたりの関係はまったく知りませんが、なんだか胸が熱くなりました。
そこには孫と祖母、いいえそれ以上、人と人、心と心が触れ合う光景がありました。
彼はきっと大丈夫。
お世話になった人に(かどうか知らないけれど)、
ちゃんと最後の挨拶ができる人です。
人間関係が希薄になっている風潮もありますが、
人間関係をしっかり築いている人もたくさんいます。
彼もおばさんもそのひとり。
この光景を胸に刻んでおこう。


リービ英雄 『千々にくだけて』


リービ英雄の大佛次郎賞受賞作 『千々にくだけて (講談社文庫)
リービ英雄はアメリカ人の日本文学作家。
英語と日本語の狭間で言葉を紡ぎだす人です。
松尾芭蕉の松島の句
      「島々や 千々にくだけて 夏の海」
“千々にくだけて”の英語訳
      「all those islanls !」
両方の言葉が重なった瞬間、9・11と重なり響き合います。
イメージと感覚の広がり。
私の中の未体験ゾーンの感覚を引き出されたような読後感があります。
日本語と英語の狭間で生きるリービ英雄独特の感性から紡ぎだされた
限りなくノンフィクションに近い小説です。
リービ英雄が紡ぎだす日本語は、日本人より日本人らしくもあり、
日本人の日本語の可能性を広げてくれる役割も果たしているように感じます。
呼吸するように普段意識せず私たちが使っている日本語を再確認し、
そこにまた別の新しい日本語の感覚が呼び覚まされます。
これからも折に触れて読み返したくなるだろう作品です。


抗がん剤治療セミナー ~生活編~


NPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの患者塾の案内です。
3月は抗がん剤治療の治療編でした。
4月は生活編です。
○●○第163回患者塾○●○
テーマ: シリーズ 病とともに生きる⑤
      抗がん剤治療 ~生活編~
話題提供: 田墨惠子さん(大阪大学医学部付属病院 化学療法部 看護師長)
日 時: 2009年4月4日(土)14:00~16:30
会 場: エル・おおさか(大阪府立労働センター)
参加費: 1,000円
お申し込み・詳細は COMLのホームページで
医療現場の生の声をじっくり聞ける機会です。
私も田墨さんのお話をぜひ聞きたいと思っています。


自責の人 他責の人


何か問題が起きたとします。
自責の人は、「私が悪いんだ。私がこうしたからだ」
他責の人は、「あの人が悪いんだ。あの人があんなことをしたからだ」
自責と他責のどちらがよいでも、どちらが悪いでもありません。
何か予期せぬ出来事が起こった場合、
誰もが一瞬、またはもっと長く、不安になります。
この不安感をできるだけ早く取り除きたいと思うが人の心理です。
その時、自分の考え方のクセが表れます。
その考え方のクセのひとつが、自責と他責ではないでしょうか。
自責や他責にとらわれ続けると、それがすべてになってしまいます。
例えば、
自責の人は、原因を自分に向けます。
飛んできたボールをミットですべて受けとめます。
他責の人は、原因を自分以外の人やモノに向けます。
飛んできたボールをバットですべて打ち返します。
どちらも果てしない・・・、疲れそう・・・。
道具はミットだけ、バットだけじゃない。
両方使うこともできる。
自分の足で走ることもできる。
他も道具を引っ張り出してくることもできる。
みんなであれこれ使うこともできる。
ほかにもいろいろある。
いろいろあっていい。
そう考えると、不安感も和らぎます。
それもある。これもある。
360度の可能性にベクトルが向けられると、ほどなく解決へとつながります。


ポール・オースター 『幻影の書』


私の場合、ポール・オースターという作家を知ったのは映画でした。
SMOKE [DVD]
ルル・オン・ザ・ブリッジ [DVD]
心の奥に沁み入る、私の好きなタイプの映画です。
そのポール・オースターの最新日本語訳の 『幻影の書』を読み終えました。
映画ファンにはたまりません!!
さらに無声映画好きなら涙を流し喜ぶでしょう。(想像です^^)
映画を観るような、劇中劇を観るような、どんどん引き込まれるストーリ展開。
ポール・オースターの世界を、構成力を、創造性をたっぷりと堪能できます。
読み進めながら、この物語の中にいるような気持ちになるのと同時に、
今ここにいる自分自身を深く見つめはじめます。
その内省が、これからの人生、あらゆる場面で生きてくるだろうなと思います。
人生を豊かにする良質な小説です。


ブルートレイン「富士」・「はやぶさ」号 ~新たな旅立ち


今晩のNHKニュース7の終わりは、ブルートレイン「はやぶさ」・「富士」の最終運行でした。
 ↓  ↓
毎日jpの記事
大勢の人たちが声を掛けていました。
「ありがとう!」 「おつかれさま!」
テッチャンたちの熱い視線に囲まれた列車は、
ちょっと照れながらも堂々と胸を張って走り出しました。
番組最後のアナウンサーの言葉が印象的でした。

「わたしもこの列車で故郷からやって来ました」

あったかい気持ちになりました。
日本中にあたたかい思いが伝わるかのような。。。
多くの人たちの旅立ちや帰郷をナビゲートしてきた列車。
一本の道を走り続けてきた列車。
今日が終わりでなく、新たな出発だとすると、
みんなの心のレールを走り続けるのでしょう。
この写真、きれいです!→ ブルートレイン「富士」「はやぶさ」号


扉の向こうの扉


私の仕事のメインは、個人コーチングです。
次に、コーチング研修。
その次は・・・特にありません。
大好きなコーチングにエネルギーを注げる環境を整えてきました。
最近、ひとつ仕事が加わりました。
「文章を書く」
それも、大好きなコーチングのことを書かせてもらえるのです。
私の中には無数の扉があります。
「コーチング」というひとつの扉の向こうには、たくさんの扉があります。
たくさんの扉のひとつ 「文章を書く」の扉が開きました。
その向こうには、どんな扉があるのだろう?
自分のことだけれど、わからない。
それがワクワクして楽しい。
一歩を踏み出すスリリングさも体感しながら・・・。
誰もが持っている扉の向こうの扉。
扉の鍵を持っているのは自分。
扉を開くのも自分。


親子の絆・言葉の絆


北朝鮮に拉致された田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さんと金賢姫さんの面会が
今日実現。その様子をテレビで観ました。
飯塚さんの母・田口さんが金さんに日本語を教えた、という事実。
田口さんから教わった日本語で、金さんが飯塚さんに語りかける、という事実。
母のことを知らない息子・飯塚さんと、田口さんと2年間を過ごした金さん。
金さんの話す日本語の言葉に、田口さんの言葉が重なり合うかのように、
私には聞こえました。
金さんの言葉を通して、田口さん・飯塚さん親子がつながったように感じました。
親子の絆。
言葉の絆。
人と人との絆を感じられることに、感謝したい気持ちです。


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