2022年5月

本とあそぶ!本の部屋 Tonton


本をこよなく愛する先輩お友だちが
今月、中津に私設図書室をオープンしました。

本の部屋Tonton(トントン)は、
人も本も、あたたかく迎え入れてくれます。

『本とあそぶ!』が合言葉の、とても居心地のよい空間です。

まず気づいたのは、
私は、今まで本と遊ぼうと思ったことがないかも!でした。

読書好きなので、本を読むのは楽しみのひとつですが
遊びと思って読んだことがありません。

本と遊んでいいんだ!
それだけで世界が広がった気がします。単純ですね。
それに、今までもったいないことをしていた…とちょっと悔しいです。

思い返せば、子どもの頃、本を読むのは遊びでした。
本に触れて本と遊んでいたのをすっかり忘れていました。
大人になっても遊んでいいんですね。
無意識に制限をかけていたのがホントもったいな~い。

何度かお部屋にお邪魔して、遅ればせながら少しずつ遊び始めています。
先日は「人に本を読む」という遊びをしました。

人に本を読むのは、
普段一人で黙読するのとはまったく違う楽しい体験でした。

登場人物や世界観を聞いてくれている人と共有すると
物語自体が空間に広がって、いきいきしてくるように感じられました。

「本と遊ぶ」は、新しい世界と発見をもたらしてくれます。
もっと本と遊びたくなります!

子どもも大人も好きなように遊べる図書室です。
貸出もされています。

梅田からも近いですので、気軽に立ち寄ってみてください。

〚本の部屋 Tonton〛
11:00~16:00
場所:UPCICLE中津荘101号
大阪市北区中津3丁目17-5

6月の開館日
1日・2日・5日・6日・11日・16日・19日・22日・25日・26日

インスタもされているそうです。

UPCICLE中津荘
https://umeda.keizai.biz/headline/3609/


自然なあり方・本来の成長


自宅で過ごす時間が増えるにつれて
室内に観葉植物が増えてきました。
植物と同じ空間にいるとリラックスします。

春先、ある鉢植えに
あれっ?そんなところにいたの?と思うくらい
小さな葉っぱが控えめに姿を現しました。
1枚。そして、もう1枚。
最初は薄い緑色の小さな葉でした。
他の葉と違って、柔らかく瑞々しい感触です。
赤ちゃんの肌のように柔らかくツルツルした感触に癒されます。
一葉が、元気な小学生のようにはつらつとした緑色になった頃、
もう一葉が、初々しい緑色の小さな葉を広げはじめました。

そして今、この2枚の葉は、どの葉よりも背が高くなり
どの葉よりも、のびのびと大きな葉を広げています。
あの赤ちゃんだった葉が、あの小学生だった葉が、
今は、この鉢の中心軸となって堂々と存在しています。

何よりもすごいなと思ったのは
この2枚の葉が出てくる前からあった古参(古い葉)たちが
自分の居た場所から少しずつ位置を変えていることです。
新参者の2枚の葉がのびのびと大きく育つように
古い葉たちがそれぞれに自分のいた場所を少しずつ譲って
全体の調和を保っています。
古い葉たちは、上に伸びていたのを横へと体勢を変えています。

それぞれの葉と、この観葉植物全体の様相から、
これが、自然な「あり方」なのだと思いました。
これが、本来の「成長」なのだと思いました。

古い葉も新しい葉も共に変化していくのが
自然なあり方であり、本来の成長だと気づきました。

植物と私たち人間も同じなのではないでしょうか。

この春、職場に新メンバーが加わった方や
家族(ペット含む)が増えた方もいらっしゃるでしょう。

新メンバーがのびのびと成長できるように、少し見方を変えたり、
接し方を変えたりと自分の立ち位置をやわらかくして
新メンバーと一緒に成長していくのが自然なように感じます。
そうすると、誰もがハッピーになれますね。

植物が教えてくれることは、職場の人や新人さんとの関係、家族の関係、
コミュニティーでの人間関係など、いつでもどこでも応用できます。

新しい葉(人)やまわりの葉(人)の存在によって
古い葉も、私たちも、変化していきます。

変化しないものはありません。
それなら、植物のように、無理なく自然に変わっていきたいです。

少しそれますが、
昔、「ど根性大根」がメディアで話題になりました。
大根のことを「ど根性」と見ているのは人間であって
大根にすれば「自然」な姿だったのだとあらためて思い返しています


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