自然なあり方・本来の成長


自宅で過ごす時間が増えるにつれて
室内に観葉植物が増えてきました。
植物と同じ空間にいるとリラックスします。

春先、ある鉢植えに
あれっ?そんなところにいたの?と思うくらい
小さな葉っぱが控えめに姿を現しました。
1枚。そして、もう1枚。
最初は薄い緑色の小さな葉でした。
他の葉と違って、柔らかく瑞々しい感触です。
赤ちゃんの肌のように柔らかくツルツルした感触に癒されます。
一葉が、元気な小学生のようにはつらつとした緑色になった頃、
もう一葉が、初々しい緑色の小さな葉を広げはじめました。

そして今、この2枚の葉は、どの葉よりも背が高くなり
どの葉よりも、のびのびと大きな葉を広げています。
あの赤ちゃんだった葉が、あの小学生だった葉が、
今は、この鉢の中心軸となって堂々と存在しています。

何よりもすごいなと思ったのは
この2枚の葉が出てくる前からあった古参(古い葉)たちが
自分の居た場所から少しずつ位置を変えていることです。
新参者の2枚の葉がのびのびと大きく育つように
古い葉たちがそれぞれに自分のいた場所を少しずつ譲って
全体の調和を保っています。
古い葉たちは、上に伸びていたのを横へと体勢を変えています。

それぞれの葉と、この観葉植物全体の様相から、
これが、自然な「あり方」なのだと思いました。
これが、本来の「成長」なのだと思いました。

古い葉も新しい葉も共に変化していくのが
自然なあり方であり、本来の成長だと気づきました。

植物と私たち人間も同じなのではないでしょうか。

この春、職場に新メンバーが加わった方や
家族(ペット含む)が増えた方もいらっしゃるでしょう。

新メンバーがのびのびと成長できるように、少し見方を変えたり、
接し方を変えたりと自分の立ち位置をやわらかくして
新メンバーと一緒に成長していくのが自然なように感じます。
そうすると、誰もがハッピーになれますね。

植物が教えてくれることは、職場の人や新人さんとの関係、家族の関係、
コミュニティーでの人間関係など、いつでもどこでも応用できます。

新しい葉(人)やまわりの葉(人)の存在によって
古い葉も、私たちも、変化していきます。

変化しないものはありません。
それなら、植物のように、無理なく自然に変わっていきたいです。

少しそれますが、
昔、「ど根性大根」がメディアで話題になりました。
大根のことを「ど根性」と見ているのは人間であって
大根にすれば「自然」な姿だったのだとあらためて思い返しています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Top