距離感と客観視


自分ではどうにもならないことを
あれこれ思い煩う経験はありませんか?

特に、家族や職場の仲間のことで多いのではないでしょうか?

例えば
・こうしてほしいのに、その通りしてくれない
・みんなかんばっているのに、一人だけやる気のない態度の人がいる
・注意しても改善しない

「自分ではどうにもならないこと」=「自分ではコントロールできないこと」です。
「自分ではコントロールできないこと」=「相手のこと」です。

私たちは、自分以外の他者の領域のことを、思い煩い、考え悩み、心乱します。
ある意味、自分でストレスを増産しています。

結局のところ、相手との距離感に気づくことが、
思い煩い、考え悩み、心乱す…堂々巡りから抜け出る近道です。

どうするかというと
Aさんが、Bさんについて上記の例のような内容を話すのを聞きます。

自分のことではないので、Aさん、Bさんをある程度、客観的に見ることができます。
AさんのBさんに対する距離感(こころの距離)がどんな状態かを客観視します。
適切な距離感ではないのを感じたり、見て取れたりするでしょう。

大事なのは、後で、Aさんの話を振り返って
(Aさんが話しているときは、Aさんの話を聞いてあげてくださいね)
Aさんと同じような自分の思い煩いパターンに気づいて、意識的に客観視してみましょう。

何もないところから、自分を客観視するのは難しいので
Aさんの思い煩いトークを拝借して、自分と思い煩いのお相手との距離感を客観視しましょう。

これを繰り返し積み重ねていくと
だんだんと自分でコントロールできる範囲ではない
他者の領域に踏み込んでいる自分に気づきやすくなります。

そうすると、相手をどうこうしようではなく、
自分でコントロールできることに意識がいくようになります。

相手を変えることはできないのですから
相手をどう受けとめるか? 相手とどうかかわるか?
自分で変えられることを考えはじめます。

自分で変えられることがひとつ増えると
心穏やかでいられますから、幸せもひとつ増える気がしませんか?

距離感は幸福感につながる、という見方もできますね!

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