拾い食いしていませんか?


10年以上前に読んだ本の内容が、ずっと残っていて
たまにひょっこり顔を出し、問いかけてきます。

「拾い食いしてない?」

?????
何のことだかサッパリわかりませんよね(笑)

アルボムッレ・スマナサーラというお坊さんの著書
『怒らないこと』に、このような一節があります。

他人が吐いたゴミを食べる必要はない

たとえ、もとがどんなに美味しいものであっても、
食べて吐いたものを拾ってまた食べるというのは無理でしょう?
怒りもそういうものなのです。
怒る人々というのは、自分がまず怒った上で、さらに人を怒らせようとしています。
からだに悪いものを食べてそれを吐き、誰かに食べさせようとしているのと同じ状態なのです。

ですから、そんなものを拾って食べてはいけません。
まわりの人が怒って話しているのにつられて自分も怒るということは、
「腐ったものを食べた人が吐いたものを、拾って食べるようなものだ」
と肝に銘じておきましょう。

想像して、吐きそうになりませんでしたか?(笑)

他人の「怒り」という吐しゃ物を、わざわざ拾って食べている…(怖)
他人が吐き出したゴミを食べてしまっている…
私もそうですし、誰にでもあることだと思います。

拾って食べるのは何か?
何を食べないでおくのか?

拾い食いの “境界線” を引いておくと、安全安心です。
冷静に対処できます。

相手の発した素敵な言葉は食べよう。
優しい心を感じる言葉は、美味しく頂こう。

上手に拾い食いしましょう。

(良い子は、本当の拾い食いしちゃダメですよ~。お腹壊すよ!!)

そういう姿勢でいると、相手の怒りをわざわざ拾って食べることもなく、
不用意に巻き込まれることもなく、穏やかな気持ちでいる時間が増えますね。

実際の食事と同じように、
何を口に入れるのかは、自分で選んでいいんです。
自分で選べるのです!

それと、自分が何を吐き出しているのかを意識してみると
気づくことがあると思います。

自分と向き合うことも大事です。

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