感想に表れる様々な反応  ~看護師コーチング研修 4


研修の終わりに、ひとり一言ずつ感想を話してもらいます。
私はその感想をとても楽しみにしています。
全員が同じ内容を学び、体感し、同じ時間をともに過ごしていても、
それぞれ受け止め方や感じ方が違います。
ものの見方や考え方は、一人ひとり違います。
同じ人は一人もいないのです。
だからこそ、誰一人として間違っている人はいないのです。
感想の中にも、その人が何を大切にしているかが表れます。
それぞれ個性が表れます。
それぞれの強みが見え隠れしています。
私流に言うと“さいだね”(才能のたね)が動き始めています。
日常で何気なくやってきたことが、学びを通してつながっていく人。
研修での体験を、頭で理解しよう、整理しようとしている人。
今までとは違う考え方に戸惑う人。
自分の持っている信念とぶつかる人。
コーチング研修が触媒となって、さまざまな化学反応が起きています。
何か変化が起きはじめているけれど、何かわからない状態が伝わってきます。
それぞれに何が起きているのか、コーチにはわかっているのではないか?
わかっているけれど、言わないだけじゃないの?
こんなふうに思っているかもしれません。
コーチは、クライアント(受講者)を荷台に乗せて走らない、というか走ってはならない。
私は、私の荷台には私らしいものや私が乗せたいものを乗せて走っています。
人や人の悩みまで乗せて走らない。それがコーチです。
何か変化が起きはじめているとしたら、その答えはその人の中にあります。
その答えを見つけるためのサポートをするのがコーチの役割です。

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