僕らの八百屋チョンガンネ ― 野菜や楽しさ、売ってます。


韓国で大繁盛の青果店「若さここにあり・・・まるごと大自然」。
お店を経営するイ・ヨンソク氏とそこで働くスタッフたちが汗を流していきいきと働く姿が描かれた本です。
この青果店の愛称は「チョンガンネ」。
「若者たちの家」といったニュアンスの言葉だそうです。
「チョンガンネ」の永遠のテーマは、いかに仕事を楽しめるか。
ここのスタッフは、お客さまを喜ばせ、楽しませるパフォーマンスを繰り広げ、まるで遊びながら、
お金を稼いでいるように見えます。
「一見、世のなかは、苦労しないでも渡り歩けるように思えます。
他人の仕事もまた、楽に見えるし、適当にやっている気がするものです。
でも、ここでは野菜ひと束、果物ひと箱を売るために、二十、三十の準備が必要なのです。
どんな仕事でもそうでしょう。
手をかければかけるほど、輝きは増すのですから」ヨンソク氏の言葉。
八百屋は決して楽な仕事ではありません。
いい汗を流し、楽しみは与えられるものでなく、自ら創り出すもの、というスタンス。
そこから得られる彼の充実感が、エネルギーとなって、スタッフやお客さまに伝わっていくのを感じました。
「楽しみながら働く」ということ。
今一度、自分自身に、問いかけてみたくなる一冊です。
若いって素晴らしい!
僕らの八百屋チョンガンネ―野菜や楽しさ、売ってます。』 イ・ヨンソク+キム・ヨンハン著

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