堀文子【一所不在・旅】展~「群れない」「慣れない」「頼らない」
画業80年・堀文子の展覧会に行ってきました。
初期から現在(97歳)までの作品が130点も展示されていて
全部観終わるのに3時間かかりました。
美術展でこんなに鑑賞時間が長かったのは初めての経験でしたが
あっという間の充実の3時間でした。
年代によって、作風が変わっていきます。
変わっていくというより
あえて、自分を変えていくことを選んでいる人です。
どの年代の作品もとても魅力的です。
作品以上に、私の感じるいちばんの魅力は
「群れない」「慣れない」「頼らない」という信念を貫く
彼女の生き方そのものです。
生き方が、作品に表れています。
作品のなかの植物や生きものたちの生命と堀文子の生命が
織りなす「生」が、どの作品からも伝わってきます。
今回は、人生の大先輩の素敵な女性と一緒に鑑賞しました。
この日、この大先輩との会話のなかで
私が答えを出そうとしている “人生でとても大切なこと” に
気づくことができました。
この大先輩をはじめ、堀文子のような存在の女性が
私のまわりには、何人もいることにも気づき
豊かな関係のなかに身を置かせていただいていることに
ただただ感謝するばかりです。
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